悪鬼鬼神のごとく。

さっさにちょっとやる夫スレのURLを投げたらテラお怒りになられました。
怖いですねwwwww沙耶ですwwwww

やる夫が儲けるようです

ええ、まあ確かにね。突っ込んでるところの意味はわかるんですがw

こんな感じでw

沙耶@うらんじゃいますv の発言:
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-530.html

貨幣経済スレwwwwwwwやる夫シリーズもどんどん手がひろくなっていくなw
三冬@ 楽しい仲間と検診するよ リスが の発言:
ちょっと金が王道になるの早すぎなんじゃぁ・・・
亀の甲羅とかさ
黒耀石とか



こっちはこっちで

吉野@浮かれトンチキ の発言:
エリアはどこだ
沙耶@うらんじゃいますv の発言:
エリア?w
吉野@浮かれトンチキ の発言:
内陸と沿岸じゃ話が違うだろう!



もうフルボッコですwwwww

沙耶@うらんじゃいますv の発言:

…専門になると人は気が狂うのですねw

吉野@浮かれトンチキ の発言:

さっさはほら
わっちのBDボックスきたばっかりだからほら。


お前もだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
まあたいがいオオザッパーだなぁとはおもったけどさwwwwwww

やる夫スレは適当に大雑把でもいいとは思うんだけど、さすがにちと違和感あるなぁ。スピードがありすぎるというか。
交易の概念と内容は長距離交易の内容としかも高速輸送手段があるかのような内容なんだよなw


交易品目に魚と米と金を選んでることがそもそもの間違いだな、うんw たぶんw
金に到達するのがあまりに早いしねぇ。金本位の価値が見出されるのなんてずいぶん後だし、預かり手形の発行やその取引なんてのも中世ヨーロッパを待たないといけない。

物々交換から貨幣に移行したのは輸送時の手間や長期保存に適しているからで、銅器文明の時代から中間交換品などを通して次第に貨幣へ移行していきました。
さっさのいってる亀の甲羅だとか黒曜石、貝殻なんかがこの中間交換品として。

古代ギリシャ、ミノス文明、クレタ文明などギリシャ神話でおなじみの名前が出てくるのは古代ギリシャ、青銅器文明の時代。
鉄器文明が開化するのは古代メソポタミアでのヒッタイトをして世界に先駆けます。

こういった最先端テクノロジーの産物はそれだけで貨幣としての役割をも持ちました。鉄器を交換物資として利用するわけですね。
こういった物々交換は決して貨幣の浸透であっという間に駆逐されるわけでもなく、割とあとあとまで残ります。

さて、歴史上現時点で最も古い鋳造貨幣、それがリディア王国のエレクトロン貨。いまのトルコのあたりです。エーゲ海は当時の世界の最先端です。一方、東洋の雄中国もこのころには原始貨幣が広まりつつありました。
なんで金属に落ち着いたかというと、単に「腐らない」し「運びやすい」し。ほかにも分割しやすいだとか、同じようなものが作りやすい。という点もありますが。

さて、たぶんスレの中で手形が出始めているので多分このころの話なんじゃないかと思われます。
世界初の紙幣、として宋代に鉄銭の預かり証として交子が発行され、これが紙幣として代わりに利用されました。意外と古いな。
唐代にも手形のひな形はあったようですが、国内全域へ広がりを見せたのは宋代のコレみたいですね。

それでも宋ですから紀元9世紀~10世紀の話です。要は、紙が普及しないと成立しない話ですよね。

一方金属貨幣の方。
リディアのエレクトロン貨を経て、エーゲ海では古代ギリシャ、マケドニア王国が隆盛を誇り、ここですでに金貨銀貨が作成されています。が、メインで流通してたかっていうと微妙ですね。このあたりは紀元前の話ですが、まだまだ物々交換が主力ではあったのでしょう。

ヨーロッパで本格的な手形の流通を見るのは中世に入ってから。特にそれが広域に普及したのは大航海時代による影響が大きいです。
結局貨幣のメリットってのは共通価値観を生成する、という役割(相場)と長距離輸送という二つの点で普及していくので、極めて近距離での交易ではあんまメリットがないわけです。
この辺はホロ先生の出てくる狼と香辛料で解説されている荷為替という奴ですが、あくまで近距離交易をベースにした為替で、地域単位の性質から出ていません。

これを大きく変えてしまったのが、大航海時代。国家間交易が主軸にシフトしていくひとつの大きな転換期。
もちろん、それ以前にも国家間交易はありますし、そこでは信用手形の類や金銀を中心とした貴金属を中間とした交易は行われていますが、中世初期はまだまだ物々交換も活躍しています。
貨幣経済に一気に流れ込んでいくのはやっぱ大航海時代、って印象がありますね。

大航海時代の突入によって、金銀の使用量は急増していきます。それはとりもなおさず、市場規模がものすごく増大していっていることを意味するわけですが。
金銀を中心とした交換貿易が浸透してからは、それを保管する金庫と預かり証の発生、そしてその預かり証を交易の代金として用いるには時間はかかりませんでした。

これが銀行の大本、そして紙幣のさきがけですね。中国ではこれに先駆けて交子が発生し、すでに不渡りという失態も経験済みですが、これは中国という国が非常に大きく、国内流通だけで長距離交易になってしまっていたことが理由でしょうかね。

というわけで、

お口なおしに。

やる夫で学ぶフェルマーの最終定理

ついにやる夫が数学の難問へ。
と思ったら。タイトルが出たと思った直後に。


――――ここでその証明をするのは―――――

―――――あなたの知識レベルから言って――――無意味――――

だからここはその重要性と歴史について――― 講義する………



速攻でブン投げやがった。こらwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかし、これは近代数学の歴史の紹介として大変優秀。

フェルマーの最終予想は数学の長い歴史の中でも最も面白い部類でもある。
次から次へと、私たちの知っている数学の基礎を築いた偉人、様々な単位にその名を残す人々が彗星のように現れては断片を紡ぎ、そして砕け散る。
やがてその物語は物理学へと波及し、様々な問題点の終息地点として、ついに数百年の沈黙を終える。

近代から現代へかけての数学の発展の過程とその燦然たる経緯。現代数学がこねくり回されてもはや誰にも理解しようのない現代美術とたとえるなら、この時代の数学はちょうど今の中高生で手が出るか、でないか、ぎりぎりの領域の数学なのだ。

それは、誰にもその正確さと美しさが明確に理解できる写実主義のような。しかし、それが誰にでも描けるかといったらそうではない。だが、その道筋は誰にでもおぼろげながら見える。

そんな学問だった時代。

フェルマーの最終予想

(n≧3のとき) xn+yn=znを満たすx,y,zの自然数の組は存在しない。

ええ、ドッカで見たことあるようなこの数式。始まりは、雨。


ちげぇ。始まりは、ピタゴラスの定理。

直角三角形の二つの短辺の平方の和は長辺の平方に等しい。
すなわち、平方である2乗ではこの式を満たすx,y,zの自然数の組は存在する。


しかしこれがnが3を超えたとたんに、”存在しない”と予言されたこの予言。
ね、中高生で手が出そうな微妙な感じでしょう?w

しかし、フェルマーの最終予想は容易ならざる大問題。天才にのみ許された論理遊び。


そして、人類は―――数学が、完全無欠な数理ではないことに行きついてしまう。
1+1=2であることを、人は、証明、できない。

だからと言って小学生のドリルに1+1=?って書かれて証明不能って返す小学生がいたらブン殴るが。
谷山・志村に行きつき、モジュラー形式からアンリ・ポアンカレへ。彼の残したポアンカレ予想もまた、人類への過去からの挑戦。

近年、ようやく破られたと目されてはいるが。

さて。

なぜフェルマーの最終定理が、あらゆる学問に影響を及ぼす、と過去に何度か言ってきました。
その辺のわかりやすい説明が中編の後半から後編の序盤にあたります。
予想の上に組み上げられた大量の理論。それまで散逸的に分野を形作っていた数学の分野をつないでいく”橋”。
それを持ってくみ上げられる、数学理論の統一。ここらの流れには物理学などで生み出された数理などや、空間理論なども参戦し、物理学もまた数学の一分野とのまったくの共通性を持つことを示されたり、あるいは数学理論から物理学の予想がくみ上げられたり、さらにはそれを元に工学へも漏れ出ていっていたわけです。
むしろ、それらは谷山・志村予想によるところが大きいのです。この証明過程で得られたものは、とても大きなものでした。

もうすでに崩せない、崩れたらえらいことになるとこまで進んでしまってたわけですよ。


最後のクロージングに、天才ワイルズ。彼をして8年の歳月を要したもの。
数学の申し子と呼ばれ、神童と称えられ、わずか10歳でフェルマーの最終予想を理解した彼ですら、そこへ行き着くのにそれだけの年数を必要としたもの。



350年前、フェルマーが現代数学の粋とも言えるモジュラー法などを知っていたとは考えにくい。
彼が、いったいどのような方法でたどり着いていたかは、もはや誰もわからない。
しかし、谷山・志村予想が証明されたことにより、数学は大統一理論への可能性をつなぎました。
個々に独立した理論が、単一の数論に集約されていく可能性を。

それは、物理でいえばアルベルト・アインシュタインの目指したアレのように。
さあ貴様も驚愕するがよい。


何にって、投下開始してから21時間ぶっ続けで投下し続けた>>1に。


鬼畜がおる

435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/02/01(日) 16:44:31.02 ID:r3bXUest0

まじおつ!
次はポアンカレ予想よろw




ポアンカレ予想

n次元ホモトピー球面はn次元球面に同相である


…日本語でおk。位相幾何学なんか大っきらいじゃー!!!!!!!

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