家庭内ネットワークは電気ウナギの

かば焼きを見るか?


見ねぇよ。沙耶です。


ギガビットイーサネット。まあ別にマルチモードファイバでなくてもいいっちゃいいんですけどね。
そもそもファイバは曲げ角の問題もあるので本質的にはご家庭には向きませんから。

へっ、そんなのCAT6ケーブルだって芯線はいってりゃ似たようなもんだがな!w

さて。ご家庭内でも非常に大きなトラフィックが生まれ始めている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
沙耶の家のように、コアサーバを中心にしたActiveDirectory環境などをご利用になられている一般家庭もずいぶん増えたかと思います。いや。増えてないとなんか俺がマイノリティみたいなのでムカつきます。増えてることにしてください。だまれサイレント魔女リティ。

吉野と話してて、Codecを入れるのがめんどくさいからGOM Playerとか言ってましたが、ソフトウェアの総括インスコなんてADの最も得意なとこですね。
使ってみてまだまだ現状では不備も多いんですけどね。ネットワーク上のファイルをローカル上として扱うにはまだまだなんか微妙な点もないわけではないですが、少なくともだいぶNFS的にはなってきています。

ドメインに参加したPCにソフトウェアをがががっと放り込んでメンテナンスかける、とかはADではログオンスクリプトなどでそこそこ容易に実装できますね。コーデックのめんどくささは沙耶も認めるとこなので、ぜひこの辺はさっさと自宅のコアサーバに突っ込もうと思っていますが。
※同じ手法でWindowsUpdateなんかの再配布や強制適用なんかもできます。

家庭内でも端末がかなり増え始めている現状、いずれはこの辺も家庭レベルまで降りてくるのでしょうね。

さて、そういった環境になってくるとどうしてもコアサーバとクライアント間の通信はかなりの量が発生してしまいます。
特にUserHomeなんかは同期化させるので、うっかりUserHome上にどでかいisoファイルとか置いちゃった日にはシャットダウンまで10分とかかかります。もちろん、別PCにログインしたら同期でやっぱり10分とかですね…wwwww
ま、そのへんは利用者のリテラシーをうまく誘導すればいいだけですけどね。個別ユーザー用のフォルダを共有化して作ってしまえばいいんですし。

そんな状態のため、沙耶んとこのコアサーバには割とどんどんいろんなものが置かれ始めています。
ま、どうしてもそれじゃ足りないケースもあるのであれなんですが。
一番悩んでるのは、UserHomeは原則Administratorにも閲覧許可は出しません。
このため、インストールにAdministratorを要求するソフトウェアは、クライアント端末上で権限変更でインストールを行おうとするとUserHome空間上で実行すると当然エラーになるのですね。
なのに、ブラウザなどのデフォルトのダウンロード先はUserHome空間以下なんですよ。まあ変更しろって話もありますが。

このへん、やっぱ回避方法はあるとは言え、ワンクッション手間が入るってのはありますね。
コアサーバからPushでソフトウェアを配布する場合はこの辺もきれいに解消されるのですが、個別機材向けのハードウェアドライバとかもありますしね。
…まあそれも機種識別して配ればいいって話でもあるんですけどもwwwwww

つーわけで、コア<=>クライアント間の通信は肥大化の一途です。コアから吐きだす速度はRAID0を導入すれば倍近くまで上がってくれるのですが、結局間の通信帯域が1000Baseだと占有してしまうよね。って問題が生じるのですよね。
ですから2F<->3Fのような中心となる縦のラインの部分は実はもっと大きなトラフィックの収容能力がほしい、というのはかなり自然な流れだったりします。

SPFはなくてもいいから、8ポートくらいの使い出のよい家庭内むけインテリスイッチ。
これはもう、それなりに出始めています。
家庭内にそんなでかいトラフィック容量なんて、って思ってるアナタ。
考えがちょーっと古いかもよ!wwww

たとえばこんなのとかこんなのですね。なかなかここから値段が降りてこないのですが。

リンクアグリケーション、いわゆるトランクでの2000Mbpsトラフィックラインを4グループ作成できるため、コアスイッチとしてサーバ-スイッチ-スイッチの縦線を作るのにちょうどいいわけです。
ちなみに、トランクを4ポートで構成すれば4000Mbpsまでトラフィック容量を確保できます。ただ、8ポートスイッチでこれやると半分消えるって話になっちゃうんですよね。このため、うちの場合、リビング側は8ポートで良くてもサーバを収容する側である3F側は12~16ポートないと、って話になってしまいます。
ていうか、どう考えてもエンハンスとは言えカテ5ケーブルが4本もまとまって這ってたらキモいじゃすまない気はしますので2本でよろしいかとwwwww

家庭内でVLANが要るのか、ってーとアレですし、RADIUS立てて認証すんのかって話もありますが。
メインでほしいのは結局トランクなんですが、トランクを安定して運用できるってなるとこの手のインテリ/スマートになってしまいます。10Gbitが民生まで降りてくるのはまだまだかかりそうですし。なら、2Gbitくらいは確保したいじゃないですか。
ちなみにインテルのサーバアダプタなんかのドライバにはWindows用のアグリゲーションが組み込まれていますし、Linux系ならbondなんかを使うことになります。

どちらにしろ機材条件が厳しい話ですが、自宅内に大量のデータを一括管理していく場合、最終的には欲しくなってくるので、少し知っておくのもいいんじゃないでしょうか。
データはいつかはどこかに集約されていくでしょうしね…。ま、テラステなんかもそのうちそっち方面に動くんでないのかなぁ。現状ドライブが少ないし、HDDがボトルネックになっていそうだけど。

あ、ちなみに言っておくけど、これはあくまで1:nの話。
つまり、サーバが一台あって、それにn台のクライアントがつながる場合、初めてこのTrunkが生きてきます。

1:1でこんなことやっても帯域広がらないです。ま、一本をTX一本をRXに割り当てればできるはずですが、それは冗長性失いますし、Trunkとは言いません。アグリゲーションに関しては、スイッチ系の情報は多いですがサーバ側の情報はとても少ないです。
Windowsは基本的にNICのドライバ依存ですので、いくらWindowsのネットワークのプロパティ見たって何も書いてませんよ?w

Intel NICならPROSetあたり入れればいいはず。1000PT二枚でも行けると思いますが、PCI-eがもったいないならIntel PRO/1000 PT Dual Port Server AdapterみたいなサーバアダプタのDualPortを利用すればいいです。

…ちょっとだけ高いけどね。それだけの価値は、あるっちゃある機材ではあるんだよねぇ。


まあ、それが普通の人々にとっては「おまえはなにを言ってるんだ?」だったとしても。
ケーブルが断線したってキチンと稼働し続ける、ってありがたいことだとは思わないのだろうか。

QoSとかパケットスケジューリングとか優先制御とかもさりげなくすごく便利な機能だったりするんだけど、理解がめんどくさすぎるしなぁwwwwwwwwwwwwwwwwww
DLNAのパケットに関して帯域を均等配分せずに強制的に倍確保するとか、UDPのみを速度優先で割り込ませるとか、いろいろできる。もっとも、さっきの安上がりなスマートスイッチじゃ限界があるけどね。

“インテリジェント”スイッチ、ってのは思考処理できるからインテリジェントなのであって、単機能スイッチングと一緒にしたらかわいそうなんだけど、見た目が同じせいで「なんでこんなバカ高いの」としか言われない。とても不憫です。

家庭内でも快適さ、ってのには寄与していくものではあろうとは思うのだけど、ここまで降りてくるのはいつになるんだろうねぇ…。
インテルのサーバアダプタはとりあえずヤフオクでも探せばかなり安く買えますけどねw

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