第二次世界大戦、終結する。

米ソの激突という、第三次世界大戦を先取りして起こしてしまった第二次世界大戦。

単に、決して、戦争してないと生産ばかりで暇、などというプレイヤーの身勝手な理由によって起きたなどということはない。
決してない。

こうなるのが運命だったんだ、多分。いや、もしかしたら。
…なんだよその目はッ! 粛清ッ!(違


1945年

ソビエトを北へ、北へ、と追い詰めていく中、突如ルーズベルトの訃報が入る。
突然の脳卒中。彼の身体はもう、限界だったのだ。そして、満を持して登場するのがトルーマン大統領である。
とはいえ、彼は副大統領時に内政担当であり、大統領になってもそれは変わらない。というわけで、本来は外交面の多くは副大統領や政務官にまかせっきりである。

が。

原爆投下の決定を下した大統領として名を残した彼である。その外交の手腕が見たい。
というわけで、大統領就任と共にトルーマンは突如内政を副大統領に丸投げし、自ら外交の世界に打って出た(ことにする)。
よくも悪くも、彼がWW2後の世界においてファシズム、という敵を失った資本主義と共産主義の対立が溝を深めていくことを予見し、国連の創設や冷戦構造による抑止などさまざまな手段で全面戦争の回避に(結果として)寄与したことは確かだ。

トルーマンはファシズム亡き後、というかまだイタリアが健在だが、共産と資本主義対立が致命的な決裂に至る恐れがあると考え、ルーズベルトのソ連侵攻作戦をより一層強く推し進める。
同時に、トルーマンドクトリンに代表される小数民族支援から占領後の地域に対して積極的な開放政策を取る。
プリモルスク、シベリアを独立、ウズベキスタン、トルキスタン、タンヌ・トゥヴァ等の中央アジアも続いて独立。ソ連の巨大な土地を、連邦を構成していた無数の国家に分断していったのである。

これをアメリカの自由主義の発露と好意的に見る向きもあるが、現実は単に占領下の地域の治安維持に掛かる費用がバカにならなかっただけに過ぎない。
独立させては国民の世論を抑え、ほとぼりが冷めるとまた独立、といった具合にトルーマンは独立を推し進めた。同時に、対ソ戦線は最後の時を迎えようとしていた。
ウラル山脈に追い込まれたソ連は、最後の反撃もなすすべなく、ここに、地図からその名を消したのである。
時に、1945年9月。長い、第二次世界大戦の終結であった。


…で、済めば世界が平和になりました、でめたしでめたしで終わってしまうのだが。

トルーマンは一味違った。そこに痺れるゥ憧れるゥッ!
あこがれねぇよwwww

ロシア地方の占領下地域への補給・輸送にケーニヒスベルグとレニングラードという北海側の施設しか利用できないのは不便、と感じたトルーマンはボスポラス海峡の軍の通行許可をトルコに求めたのである。が、当たり前だがトルコはこれを拒否。

軍事拡張を繰り広げる連合に対する危機感があったとされる。っていうかドコの世界に「お前の隣国だけどお前とこの国境線に軍事力展開するのに時間掛かるのめんどくさいからお前の国通過させてくんねぇ?」なんて提案を呑む阿呆がいるのか。
この至極まっとうな拒否を口実に、トルーマンはトルコに連合に対しての敵対行動の気配あり、として宣戦布告。むちゃくちゃである。トルコにとってみれば寝耳に水である。

平和的解決とか対話路線とか誰か提案しなかったのか。

あ、ちなみに朝鮮は民度が低いのかなんなのか、独立させるとソ連もいねぇのに勝手に共産国家を作って分裂して糞めんどうなので独立させる気がうせた。時期を見て日本に押し付けてしまいたいと思う(ひどい)。
なんで親玉がいないのに共産したがるのか。殺すぞ。
暇だったら独立させて攻め込もう、うん。

結局トルコは数週間でその抵抗もむなしく沈黙するのだが、連合の盟主イギリスはトルコにさして非がない、と判断、トルコの領土回復と和平を締結してしまう。
むろん、アメリカはトルコ支配下にあるボスポラス海峡の通行権を得られぬままに。
ちゃっかり連合の盟主イギリスは通行権を得やがった。お前黒海に何の用事があるんだよッ!

そうかっ…きさま、我が自由の国アメリカのバクー油田をも奪おうというのか。
#アメリカのバクー油田ってなんか表現がすごくおかしいです。

表面上、アメリカはイギリスのこの対応を受け入れたが、トルーマンがトルコを攻めた本来の意味を考えれば、コレは決して良しとできる結果ではなかったのではなかろうか。
それはそれとして、地中海沿岸側の領土をトルコから割譲されたアメリカは、そこに海軍基地を設計することで一応の地中海通路を得る。もっとも、今から基地作るのかよ。だりぃ。などとほざいてはいたのだが。

米ソの第二次世界大戦の終結を見て、アメリカはアレクサンドリアを基点とし、旧トルコの地中海沿岸からワシントンへヨーロッパへ進軍した陸軍の引き上げに掛かった。ヨーロッパの旧ソ連領の多くは、トルーマンドクトリンに従い、独立していったが、バクー油田を擁する死海沿岸から黒海沿岸部、そしてケーニヒスベルグが孤立するためにバルトの一国は独立を見送られた。これらはいずれも戦略的なものであるが故に、それぞれの地域には世界情勢の趨勢を鑑みた後の独立が約束されている。
引き上げた陸軍は今回の戦争での功績で昇進した将軍たちにあわせ、大幅な再編が図られ、陸軍元帥らによる12個師団を束ねた主力陸軍とそれに付随する3個師団からなる機動部隊などによる数個の司令軍団を形成する。
これらが、後の司令部と呼ばれる陸軍中枢部隊に成長していくのだが、それはまた別の話。

また、戦争終結後、大幅に減少するかと思われた軍事予算だが、国民世論をなだめすかした後、再び増産体制に入る。
生産するのは、世界に先駆けて開発された原子力潜水艦隊とジェット戦闘機。

そして、アメリカは最後の開発に着手する。

大陸間弾道ミサイル、ICBMである。
なお、核爆弾や核弾頭がまだ開発できていないのは秘密である。イベントが発生しなくて困っているのはトルーマンだけではないのだ。
その目は、トルーマンドクトリンを実現するため、かの国の暴挙をいさめるべく再び東へ。
トルーマンは、ここにチベットの解放を中国国民党に要請したのである。
中国国民党はもちろんこれを拒否(そんな内政干渉な外交コマンドはありません。脳内ですw)。

再び太平洋は、微妙な緊張感に包まれつつあった。
そして、ギラついたトルーマンの目はロンドンもまた、親の敵のようににらみつけていたのだ。

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