心臓に毛が生えた2

妄想人間沙耶です。祭からHearts of Iron2やって妄想日記書けとか言われました。
なんでそんな無駄なことしなきゃならんのですか。

ていうか妄想ってなに、妄想って。


で、と。なんで俺インストール始めちゃってるんだろう。細かいこと気にするとハゲるか。

ストラテジーなんて超久しぶりです。そもそもあまりやらないです。というかめったにやらないです。
だって時間ばっかかかるだもん。
とりあえずチュートリアルも聞かずにはじめてみる。

WW2の世界のストラテジーなんですが、いわゆる兵器ユニット作ってこの位置に配置してわーいって話じゃないみたい。
しばらくやってみる。よくわからない。仕方が無いので説明を聞いてみる。

…そういうことですか。

このゲーム、いわゆる戦争ゲームじゃなくて。どっちかというと政治面にシフトしてるストラテジーなんすね。戦争になるまでの過程を楽しむというか。その間どう軍拡していくのか、世論をどう抑えるのか。資源確保はどうすんのとか、自国内産業の拡大とか。そっちがメインっぽい。

というわけで1936年スタートでアメリカ合衆国でスタート。大統領はルーズベルト大統領、世界恐慌を切り抜け、自国内産業の建て直しも終わり、国内産業は活発化し、国民生活は豊か。
軍事面では太平洋艦隊、大西洋艦隊を保有し、艦船数はイギリスや日本と並んでかなりの数を保有するものの、WW2時にその有用性を高く評価された空母は3隻ほど。あとは巨艦主義的戦艦・軽巡・駆逐となんか微妙なラインナップ。
りめんばーぱーるはーばー。どうせ太平洋戦争に巻き込まれるのは1941年12月である。それまでに整備できればよい。
問題は空軍と陸軍である。ワシントンDC常駐の第1軍さえろくな装備を持っていない上、戦車の開発なんてロクにやってないというかむしろ”まったく”行ってない。
もともと海洋国家で陸続きのとことは仲良くしてるモンで仕方ないといえば仕方ないのだが、空軍が非力なのが厳しい。

そもそも、対する大日本帝国はっつーと海上戦は日清日露を行きぬいた将軍どもがガン首揃えて睨みを聞かせる上、対アメリカに発展する前に中国との戦争に突入するため大量の陸軍を繰り出し、オマケに中国本土と南方の植民地に空軍基地を備えて大軍団規模の空軍がうろうろしてる有様。だいたいゼロ戦に代表されるように、さり気に空軍も充実していやがる。
なんだこの戦力差。日本に圧倒的に勝ってるのは潜在的な生産力と圧倒的な資源量だけか!

とはいえ、生産力は平時には-75%もの修正を食らっており、230もある工業生産力(IC)のうち実際に利用できるのは最大までドーピングしても100とかそこら行くのがやっと。いや、小国にとってみればでけぇって話だが、日帝を叩きのめそうと思うと向こうはもう早い段階から戦時モードに入ってこの修正を受けてないので、日本の生産力は早い段階から200近くまで上がってる。やーめーてーとーめーてー。
資源は豊富なので、そこはいいんだが、問題は生産。生産は時間掛かる上、主力となる海軍艦船の生産など平気で一隻一年とか浪費しやがる。しかも旧式の艦船になっちゃったからって改良アップグレードもできない。

誰かあのアホの軍国主義を止めろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

じゃあおまえも早い段階でイギリスの軍事同盟に参加して軍事モードになれば?ってことなのかもしれないが、そこはほらハトなルーズベルトですから。いつまでたってものらりくらりと戦争回避を模索し続けます。そもそも介入主義ではないので軍事同盟に参加できません。

当時のアメリカは思いっきり孤立主義で他国の動静に関与したがりませんでした。戦後の枠組みと冷戦構造が今のアメリカへの道を歩ませたのです。
さて、んじゃまあ日和見主義で連合国と枢軸の争いを完全に外野から眺めるアメリカ、ってので行ってみよう。
戦争否定の左派がハバを効かし、軍拡にも歯止め掛かりっぱなし。
そんな中でアメリカがとった手段は。そして、戦後世界をどう支配するのか。

1936年4月。さっさとイタリアのエチオピア侵攻、併合が発生。もちっとネバれよエチオピア。と思わないでもない。まさに電撃。陥落はええ。でもまあ、エチオピア落としたらイギリスがイタリアをボコるから大丈夫、と祭に言われてるので無視。

ところが何ヶ月たっても宣戦布告しないイギリス。ヨーロッパは混迷の度合いを高め、スペインの内紛が発生、共和党と国粋派に分かれての戦乱が始まる。当然、イギリス・フランスの介入を招くが、当たり前のように介入カマすイタリア。イタリアの批判は高まりつつも、連合国側の主軸となる二国はこの暴挙を静観。

ちょwwwwwwwwwwwwムッソリーニが調子に乗るだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww誰かとめろwwwwwwwwwwwwwwwww

ところがアメリカ様が著しい孤立主義を貫く上(やってる本人あまり気にしてなかったんだが)そのアメリカ様が友好関係の向上と称して金をバラまいたため、連合各国の趨勢は左派に傾き、介入主義の抑制を果たしていた(ダメじゃん)。
戦時体制への移行は両国で行われており、戦争準備には余念はないものの、思うように枢軸の動きを封じれない連合各国。イライラするような硬直状態が長引く。

一方アメリカ様は適当に貿易で物資確保をしながらのほほんとしたものである。さて、当時の海戦を鑑みるに、空母中心となる戦略は主軸ではなく、巨艦主義がまだ横行していたといっていい。
じゃあ、ということで空母を開発せずに一気に準現代型のレーダーを有する情報戦型戦艦の開発まで一気に推し進める。こんなんで日本に勝てるのかと思わないでもない。向こうだって大和出してくるだろうにw
そこで秘密兵器としてアメリカ本土上陸を許した際に(どこまで負けること前提ですか)、ぼたんをひとつ押してしまえば敵国を沈黙させうる秘密兵器、ICBM+核弾頭を目指して開発を行う。技術開発だけなら時間さえかければ出来るのだ。生産はほとんど出来ないけど。

そもそも生産力が平時扱いで低いので、もうどうしようもないくらい生産が進まず、軍拡できない。
アメリカに見合った軍事拡張が出来ないのは厳しい。太平洋艦隊はそこそこの勢力になりつつあるが、完全放置されてる大西洋艦隊と陸軍と空軍。海軍だけで何する気だ俺。

そんなこんなで気がつくと大統領選の時期である。もちろんのらりくらりと世論に左右されるルーズベルト君再選。世論が戦争反対!とデモすると「そうだね、戦争はダメだよね」と言い、野党が「弱腰外交だ!」と批判してくればさくっと政策を変更するという非常に軟弱な姿勢で臨む大統領。
指導力も糞もない。民衆のご機嫌取りで精一杯なのである。無能っぷりを遺憾なく発揮する。だがそれにだまされる民衆。愚か者どもめw その選択がWW2での全面核戦争の引き金となるとも知らずに。

愚昧なる民衆め。自らの選択の結果を思い知れ(原因は私。

イタリアの粛清は行われぬまま、ヨーロッパの軍国主義とファシズムは激化の一途を辿り、ドイツはズデーデンラント割譲、チェコ解体、メーメル割譲と次々と領土を拡大していく。
そして、ダンツィヒ要求にポーランドが応じず、では戦争だ!の選択を。ここに、ヨーロッパ戦線は切って落とされる。

ポーランドを電撃侵攻したドイツ軍は瞬く間にベネルクス三国を掌握し、マジノ線を回避してフランス南部に侵入。
侵略速度が恐ろしく速い。マジノ線回避後、数ヶ月もしないうちにパリ陥落。これに乗じて日本がベトナムに進駐。
ヨーロッパから地中海方面はカナダ、オーストラリア、イギリスの艦船とドイツ艦隊の激突が続く。
そして、いまだに動かないソビエト。イギリスはすでに孤軍奮闘。がんばれー応援だけはしてるぞーw



そんなヨーロッパを他所に。我がアメリカ様は何をしていたかというと。
”元素同位体の研究”とか”ロケットエンジンの開発”とかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ドイツの戦線拡大は確かに危機なのだが、大西洋を越えてドイツがわが国に押し入るには我が大西洋艦隊を打ち破らねばなるまい。レントリース法で武器支援を行いつつも、積極的な介入まで踏み切れないのはルーズベルトを支える民衆がそれを望まないからだ。

そんな中、巨艦主義の集大成とも言える準現代型戦艦設計図が完成し、生産体制に入る。年末には用意され、真珠湾後の太平洋を席巻するのだ!
ちなみに空母はまったく育てていませんwwwwwwwwwwwwwwwwww
レーダー基地がまだデシメートルの電波しか使ってないのに、なぜか艦砲射撃にセンチメートルレーダーを使える戦艦。技術の進捗がおかしい。が、気にしてはいけない。

まだ1941年初頭。真珠湾攻撃にはまだ間がある。日本の急速な領土拡大を懸念したルーズベルトは、ここに対日石油輸出禁止措置を取る。
これ以上の領土拡大は、アメリカの傀儡政権を打ち立てるフィリピンの危機でもあった。


措置翌日。


大日本帝国、アメリカに宣戦布告。


ちょっとまてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww速いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
何輸出禁止しただけでブチ切れてるのwwwwwwwwwwwwwwwww何その瞬間湯沸かし器wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

12月じゃないの、真珠湾wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまだ1月wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こっちの軍備が間に合ってないwwwwwwwwwwwwww


真珠湾攻撃が10ヶ月も速く発生してしまった^^;

宣戦布告翌日にはパールハーバーが奇襲を受ける。大慌てで連合国に同盟を打診。太平洋に分散して配備されていた艦隊を一旦奇襲を受けたパールハーバーに集約する。
航空部隊で太平洋諸島への爆撃を繰り返し、シアトルから陸軍を真珠湾へ。硫黄島以南の日本の領有諸島へ艦砲射撃を繰り返し、上陸を…ってうああああああああ大日本帝国艦隊キター。

ちなみにすでに半分フィリピンを見捨てているルーズベルト。だって戦力ないんだものw

南方戦線海上で海上決戦。艦隊同士のツブし合い。瞬く間に沈んでいく太平洋艦隊の主力艦(旧式)。
どんどん減っていく艦船。作るの時間掛かるんだから沈むなッ。いま作ってるから一年持ちこたえろッ!(無理

ちょっとグァム方面に顔出したら航空艦隊に爆撃轟沈される大型艦隊。なんだこれは。圧倒的じゃないか(敵がwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

あまりにビビってパールハーバーとシアトルで篭城かまそうかとか思い始める。弱腰。
まだ核できてない;; ICBMもまだ;; 補給ラインは生きているものの、これじゃ太平洋はどうしようもなくなるぞw
もっとも、生産ラインは戦争体制に入ったおかげでフル稼働、日本の倍以上の生産能力を遺憾なく発揮してはいるのだが、これが戦線投入されるまでにはまだ時間が必要だ。太平洋戦争が長引いた理由がうまく表現されてるな。普通にやったらアメリカの軍拡はほとんど進まない。

ちなみにその頃ドーバーに派遣した大西洋艦隊はバルト海で気持ちよくUボートに沈められてたとか何とか。
ただ、ドイツが暴れていたわりにはイギリス本土は持ちこたえていたのが印象的でした。
旧フランス領からさんざん空爆されてはいたんだろうけど。


教訓:軍拡しないと傍若無人な枢軸には勝てないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

うん、ストラテジーっつーほど戦争時の部隊移動とかはたいして制御できないし、むしろ戦争準備で頭使わないとキツい。でも面白いな。
軍拡を推し進めて早い段階で連合に加担してみるってのも面白いかもしれないな。

当時の世界中のどの国でも始められるってのはなかなか面白い。さっさにはお勧めだw
言われたとおり書いたぞー。これでいいかー!?w

0 thoughts on “心臓に毛が生えた2

  1. なんとなく

    トラバしてみよう。この方の視点はいつも面白い。
    RMTに関して経済学の観点からここまで語れる人はイナイトオモイマス。
    ネットワークやその他雑学の話も面白…

  2. とりあえず全部読んだぞこの野郎w
    おっさん呼ばわりされたwww年齢そっちのが上じゃなかったっけかwww
    RMTってのは嫌いだな。
    なんつーか、TRPGに例えると、GMと結託してゲームするみたいなもんだしな。
    売り買いがどうのこうのじゃなくて、現実的な話を持ってくるって点でゲームに参加してる人間全てにイカサマするようなもんだしな。

  3. おつかれさんまw
    好き嫌いの次元で話しちゃうともう個人的感覚と価値観だけの世界だからね。
    ”なぜ”ダメなのか、”なぜ”いいのか、って部分で100%とは言わないが、90%を納得させられる意見を言えるほうが(今のところ)正しい、と判断するしかあるめぇ。
    そういう意味で60%くらいを納得させられはしないだろうかと書いてみたテストw

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