誰かがそのうちやるだろ。

とは思っていたが、いざ目の当たりにすると罰あたり感がものすごいw

でもすげぇやってみたいwwwwwwwwwwwwwwwwwww

源氏物語の同人エロゲー 「夢の浮橋 ~新釈源氏物語~」

夕顔、末摘花、そして若紫。
いやいやいやいやwwwwwwwwwwwwwwwww

のっけから寝取りに金でひっぱたいて世の中銭や!的に元お嬢様(でもブサイク)をソープに落とすシナリオにロリコンシナリオってぉぃ(どういうとらえ方ですか
つか末摘花は確かにブサイクなのに源氏と関係を持ち続けた人だけど、エロゲにするときに使うとは思わなかったっていうかイラストが美化されすぎててワロタwwww

赤っ鼻設定どこ行ったよおいwwwwwwwwwwwwwww

頭中将かわいそうです^^;;;


と、言うわけでなんとなくそのうち誰かがやりそうだよなぁとは思っていましたがまさか本当にやるとは思っていなかった、源氏物語エロゲ化。おめでとうございますwwwwwww

シナリオをほとんどいじらなくてもそのままエロゲになるんだから楽ですよねwww
つか六条御息所とか冷え切った嫁さんとの関係と子供ができてからの復縁とか、他にやることあるだろって言うか夢の浮橋って宇治十帖の一巻ですよねぇ?wwwwwwww
薫君はどう見ても出てこないんですが?

まあ取り上げてる三人じゃあ話まともにつながんないわな。
※宇治十帖:源氏物語第三部にあたるといわれる、源氏の子、夕霧と薫の物語。ぶっちゃけ源氏は死んでる。部構成は人によって4部だったり2部構成だといわれたりさまざま。

源氏物語。よくもまあ1000年前のエロ文学と評されることしばしば。全編通してまともに読む人もそれはそれで少ないのかもしれませんね。実は意外と登場人物は(巻数の割には)少ない。ちったぁ見習えロシア文学。

主役が源氏の君であることは知られますが、54帖の後半10帖はその子供(薫は実の子じゃないけどw)、夕霧と薫が主役です。源氏のプレイボーイっぷりに反して、薫君はただひたすらに優柔不断というか決断力がないというか。華々しい主役という感じのない、っていうか君望?
基本こちらの宇治十帖をもって「後編」などと称しますが、源氏の華々しい話を光にたとえるなら、この後編、ただひたすらに源氏の残したトラブルの種とそれに振り回される子供や遺族、という陰の面です。

源氏の女性遍歴はあれですが。出てくる女性をざらっとまとめてみましょう。

桐壺更衣:実母。桐壺帝から寵愛を受けて源氏を産む。源氏三歳のときに死去。源氏は成人とともに臣下に降格、源氏性を与えられ、二条から遠ざけられる。(桐壺)

藤壺:桐壺に似た面影を持つ女性。桐壺亡きあと帝が迎える。輝く日の宮。源氏は母の面影を追って恋慕、源氏の子を東宮として孕む。のちの冷泉帝。(藤壺、紅葉賀)

葵の上:源氏の嫁。元服とともに迎える。身分が高いので源氏と折り合いが悪い。(桐壺、葵)

紫の上:若紫。藤壺の姪。のちに源氏にたぶらかされて嫁になる。(若紫、紅葉賀、葵)

空蝉:たまたま通りかかったらなんか女がいたので、という理由で源氏と関係する。常陸介の妻でのちに出家(帚木、空蝉、関屋)

末摘花:ブサイク(ぉぃw)。赤っ鼻の鼻長姫。身分は高い。常陸宮の姫君。凋落してしまった家系で、単に「没落名家の姫君」という何ともアレな幻想を抱いて源氏と頭中将で競って吶喊する。朝になって顔を見てビビる。
貧乏暮しをしながらも、性格は世間知らずなお姫様そのもの。誰とは言わないがどっかの貧乏姫そっくりである。貧乏を見かねて源氏は支援を続け、のちに妻の一人として源氏に迎えられる。(末摘花、蓬生)

朧月夜:右大臣家(源氏と対立してる、弘徽殿)側の姫。戯れに忍び込んで、そうとは知らずに東宮への入内が決まっていたお姫様を味見しちゃいましたという話。ちなみに情事の真っ最中におもいっくそバレた。須磨へ流された原因の事件(花宴)

夕顔:美人薄命。頭中将の側室で頭中将の子、玉鬘の実母。正妻からの嫉妬を恐れ、頭中将の元を去る。源氏も夕顔も素性を明かさぬまま、源氏と出会い、愛人になる。すぐ死ぬ。玉鬘はのちに源氏の子として迎え入れられる。(夕顔、玉鬘)

六条御息所:生霊、怨霊化する。欠落した二巻に描かれているといわれる人物。源氏のもっとも初期の恋人の一人。のちに出家。前東宮の嫁。夕顔をとり殺した説は今はあまり支持されないらしい。昔は夕顔をとり殺した物の怪の正体とされていた。死後もたびたび恨み事を言いに出てくるお茶目さん(葵、賢木)

花散里:源氏の嫁の一人。麗景殿女御の妹。紫の上に次いで位の高い嫁。なにこのチート。言っちゃえば天皇の嫁の妹。夫婦、というよりはなんか別の情愛で結びついてる感の強い人。夕霧や玉鬘は彼女に預けられ、育てられる。(花散里ほか)
※麗景殿(れいけいでん)とは、平安御所の後宮の七殿五舎のうちの一つ。七殿の中では、弘徽殿についで格式の高い殿舎。

ここまでが花散里までの登場人物メイン。ここまでを持って源氏の一部とすることが多く、源氏の物語の中でも最も華々しく、かつ展開がダイナミックなシーン。物語にとっては導入部に近いが。

そして、須磨へ流されるわけです、まあ弘徽殿でいらんことしたからw
ここからを第二部、とする人もいる。

明石の君:須磨、明石の入道の娘。要は身分は高くないが金持ちの娘。これを現地妻化、のちに帝の夢に先帝である桐壺帝が夢枕に立ち、源氏の島流しを叱責しまくり、弘徽殿にもお化けが出るようになると大慌てで帝は源氏を呼び戻し、源氏は必ず迎えに来る、と言い残して明石を立つ。このとき懐妊中。子は明石の中宮、とんでもない立身出世である。地方の受領の娘が天皇の妃の実母である。意味ワカンネぇ。才色兼備のスーパーレディとして描かれている。身分以外は。(須磨、明石、澪標)

ここからは源氏の君の色恋よりも政治色が強くなります。梅壺を斎宮として冷泉帝に嫁がせ、頭中将も娘を弘徽殿女御として入内させており、若き日の中将と源氏のいらんことしまくるイタズラバトルを宮中で権力付きで展開するというドラゴンボール的展開と、今までばらまきまくった種の回収です。

明石の君を呼び寄せ、その子を紫の上の養子にしたり。
朝顔の君(超序盤から出てくる源氏のいとこで、源氏が口説き落とせなかった)が婚期を逃したり。
夕霧が生まれたり。夕霧と雲居雁の幼い恋愛を引き裂いたり。

そして、玉鬘十帖と呼ばれる玉鬘の物語。夕霧の子、玉鬘は母親の面影を強く継いで美しく成長、養父源氏もうっかり手を出しそうになってしまう始末。うっかりってなんだうっかりって。玉鬘も源氏に惹かれてしまうが。どんだけだよ。
息子夕霧にも「アレは親子でやることじゃないだろ!!!!」と詰め寄られたので、仕方がなく入内を提言、実は源氏の子である冷泉亭の見た目が源氏に似ているのでついうっかりOKして入内する予定が、むさいおっさんに既成事実つくられてどうでもいいオッサンのとこに嫁ぐまでの話。

…こう書くと玉鬘十帖ってダメダメすぎる気がしないでもないが、原作も読んでて一番ダメダメ感の強いとこなので問題ない。

さて、夕霧と雲居雁の仲を引き裂いた源氏たち大人ですが、二人ともちっとも身を固めてくれず、やきもきやきもき。結局なんやかんやで二人を認める、というとこまでが藤裏葉。ここまでをもって二部、とするか、もしくは一部と二部を合わせて”一部”とすることになります。

あとは若菜に始まり源氏の死である雲隠までを三部、もしくは二部としますが、女三宮の物語ですね。源氏の最後の妻になるのかな。紫の上の最大のライバル。
また、明石の君の娘で紫の上の養女、明石の女御が東宮を生み、名実ともに源氏は東宮の父、という権威的には最上位に立ちます。

柏木の中将とか女三宮にちょっかい掛けてくるのも出てきますが。すぐ退場ですさようなら。女三宮は薫を出産しますが、柏木の子ですね。ちなみに柏木は頭中将の子なので身分的には決して低くないっていうかガチで源氏とやりあえる身分ですけどね。
※この時点で弘徽殿には頭中将サイドが入っていますが、東宮を先に産んだのが明石の女御だったため、源氏一歩リードに変わります。

この三部、もしくは二部は権力的には最上位に立つ源氏ですが、身の回りは次第に思うようには進まなくなり、少しずつさみしくなっていく部となります。
メインは柏木、女三宮、夕霧、そして、ラストは紫の上の死へと向かっていきます。
広げた風呂敷を畳むわけですが、畳み切れなかったのが宇治十帖へと続いていく感じですね。

ね、以外と出てこない感じでしょ? これ以外に出てくる人はだいたいすぐ退場とかどうでもいいとか適当なエピソードにすぎないので気にしなくていいですwwww

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