その方が理解しやすいから、ではあるんだがね。
おまえらポルポトの大虐殺知ってるの?
クメール・ルーシュの名も、ポル・ポトという名前も、今や手垢にまみれ、その名すら知らぬモノまでいるわけか。
まさかシアヌーク殿下の名も錆びついたというのか。だとしたらあと30年後にはフセインやアラファトの名など誰も覚えちゃいないさ、安心して戦争できるってもんだろう。
切ない話だな。武力行使を国家の権利の一つとは認識している右翼連中だってポルポトを認めやしないというのに。
どうしてこの話を右翼ども主戦主義者=悪、左翼=反戦主義=平和などという対立構図で聞いてしまうのか、おじさんにはその低能ップリが何より怖い。
なんでこの話の最後に結論として主戦論者は真っ先に戦場に行って死ねという結論を出してくるのか。
その短絡さがむしろ恐ろしいと言わざるを得ない。
>>1がオカ板からコピペって来たのはわかった。だから、ショッキングな部分だけをクローズアップしていることくらい理解していただきたいものだ。
結論からいえば、この話はすべて真実だ。何一つ嘘はない。この虐殺は起きたし、その結果が今のカンボジアのありようだ。
それは、悲劇などという言葉で言い表せるものでもあるまい。
だが、>>1が故意にやったこととは思わない。>>1自身それほどよく知っているようではないしな。
故意にやっているのだとすればずいぶんと回りくどい手を使うブサヨだなと思うがね。
カンボジアの悲劇は当時の東西冷戦の構図を抜きにして語れるものではない。一切の言及をしないのは故意かな?
アメリカとソヴィエト。東西冷戦は冗談抜きに、ひぐらしのなく頃に、だったのだから。
お互いがお互いに猜疑心を募らせ、お互いに化かし合いと騙し合いを繰り広げた、過去に類例を見ない大対立。
しかも双方がお互いを一撃で屠る力を持ち、世界を滅亡させるボタンを手元に抱きよせてのL5発症。
それが、東西冷戦の本質だった。
ボタンを押せばすべてが終わるから、押すわけにもいかず、だが手放すわけにもいかず。
地政学は国際世論の一票一票を積み上げていくことで互いに相手の陣営を追い込むべきだとの結論に到達する。
ボタンを押さずに切り抜けるために、そして負けないために。
それは、アメリカだけではなくソヴィエトも同じことだったのだから。
ベトナム戦争、カンボジアの悲劇。そればかりをクローズアップしたところで意味はない。
ベトナムやカンボジアが目につくのは当たり前で、我々が自由主義陣営に所属していたからだ。
西側にはある一定のルールがあり、東側に比べて、一般への情報公開規制が緩いと言うだけのことにすぎない。
同じことが、起きていたんだ。ただ、その時の別の場所で起きた悲劇にはポル・ポトがいなかった、というだけの話だ。大なり小なり、虐殺は起き、悲劇は起きた。それは、疑いようもなく戦争のもつ側面の一つではある。ベトナム戦争と同時期に起きたものでは、代表的なものとしてはプラハの春だろう。
プラハの春。
チェコスロバキアの主権国家としての主権をないがしろにしたソヴィエトによる軍事介入。
大規模な虐殺は起きていないものの、これがこの先のチェコスロヴァキア、ユーゴスラヴィアの解体への道筋をつけ、民族間対立を煽り、スロヴァキア内紛を招くこととなる。間接的に虐殺を招いた例。
国連決議はソヴィエトの拒否権により決議無効とされ、常任理事国の行為を国連が制御不能であることを露呈した。
この時期、中ソの対立も決定的になっていく。ベトナムに先駆けて起きたキューバ危機やフォークランド紛争で深まった米中の溝は、中ソの対立によってデタントの局面を迎える。
ベトナムやカンボジアの悲劇は、まさに冷戦構造の転換期に起きた。この時期、米露は相互に相手に敵対する勢力を積極的に支援し、票田を稼いでいた。
アフガニスタン、イラン、イラク、ベトナム、カンボジア、イスラエル…。
今の湾岸戦争やフセインの台頭がアメリカの自業自得、と言われるのも冷戦の生み出したもの。
一見すればロシアにはそれがないように見えるかもしれないが、ないわけではない。ただ、ロシアの場合は粛清によってある程度抵抗力を奪っている、というだけにすぎない。
アンゴラ、モザンビーク、南イエメン等ではアメリカ同様共産勢力に支援を行っているし、70年代はソヴィエトがその勢力圏をもっとも手広く広げた時期でもある。
そして、局面は転換期を超え、新冷戦構造時代を迎える。イラン革命を受けて起きたイラン・イラク戦争に代表される、東西代理戦争が激化。アフガニスタンへのソ連の侵攻、それを食い止めるためのムジャヒディンへのアメリカの援助。
米露は、お互いをけん制しつつも第三勢力とよばれた武闘派イスラム組織とその革命にも介入せねばならなくなる。イスラムの台頭は石油というエネルギー資源を抑えることで米露に匹敵する新たな世界勢力を生み出す可能性があったためだ。
いまでこそOPECを石油利権とよびアメリカの行為を石油目的と呼びならわすが、少し、想像して見てほしい。
アメリカ、ロシアのように自国領に十分な埋蔵原油資源を持つ国はともかく、中東がイスラム革命により自由主義陣営、および共産陣営それぞれに敵対する陣営として立ち上がった場合を。
原油価格は高騰、日本などのような資源のない国は次々とその勢力を失うだろう。ヨーロッパとて例外じゃない。北海油田がどれほどの量をカバーできるというんだ。
また、イスラム勢力は中東からインド、東南アジアおよびアフリカ北部を支配するだけのポテンシャルを有している。
アフリカ北部はそのまま地中海沿岸国の政情不安定へと直結し、加えて東南アジア、インドの支配は海運のキモであるスエズ運河・マラッカ海峡の危機に直結する。
これらは、いずれも共産・自由主義陣営いずれもを極端に弱体化させる可能性がきわめて高い。
マラッカの損失はアメリカの太平洋方面の影響力の喪失を意味し、スエズの喪失はヨーロッパ全体の危機に匹敵する。
三国対立のような三すくみにはならず、陣営関係が一気に崩壊し、動き始めていたデタントを失う。
やっとL5の症状を抑える薬が見つかったかもしれないと思ったら薬かっぱらわれました。みたいな状況。
伊401によるパナマ運河攻撃など、これと比べたら屁のようなものだと思ってくれればいい。
世界勢力圏の書き換えが起きる可能性を示唆。
10億が死ぬか800万を見捨てるか。そんな選択と変わらない。
そして共産圏と自由主義陣営は互いにL5発症状態のまま、対イスラムの戦略もうたなくてはならなくなる。
これを愚行というならそういうがいい。局所的に見ればそこで起きた残虐な出来事は消えはしない。
アメリカだってソヴィエトだって当たり前に正義感でやってるわけじゃない。
別にイスラムが悪なわけでもない。単に、相入れないだけだ。
平和を叫ぶのも結構。武力放棄を謳うのも結構だ。自由にやってくれ。
だが、そんなことよりもまずこの世から犯罪者を一人残らず消して見せてくれ。
それが君たちのいう平和とやらの本質だ。できもしない理想に燃えるのは勝手だが、巻き込まないでくれ。
敵が存在しないと人は結託できない。米露、米中の接近はイスラムという敵を置くことで始まった喜劇。
誰も嫌いになれない、誰も嫌いにならない人間なんていない。
隣の席のDQNが学校にナイフを持ってきてない、なんて君は口先でそう言われたら信じるか?
その上でそいつと口喧嘩できるかい? 本気で相手を負かしに行けるか?
もしかしたら負けそうになったらナイフが出てくるかもしれない。
冷戦構造の猜疑心はいまだ続いてる。というか、猜疑心を捨てれない以上人は決して恒久の平和なんて訪れない。
今までの歴史から、何を学べばそう平和平和と声高に叫べるのか、まったく分からないんだよなぁ。
悲劇は起きた。防げたかもしれないし、防げなかった事象だったのかもしれない。
ポル・ポトの大虐殺を防ぐ方法があったか、なかったを論じることには意味がある。
だが、これを持ってして武力を否定するという論調は意味のない議論だ。
百歩譲って南京はいいよ、同じ虐殺のカテゴリに属することだからね。
けどさ…なぜこの話で右翼だの左翼だのって言葉が出てくるんだ? 右翼だろうと左翼だろうとあの出来事を許すなんて連中はほとんどいねぇよ。
ポル・ポト派や支援してた連中くらいだろ…。