金ばっか飛んでくのはなんなんだこれ

むーん。沙耶でーす。

水草がちと溶け始め。水上葉じゃなくて水中葉で来てるのになぁ。
ピグミーチェーンとかちっせぇから結構さくさく溶け始め。

ロタラの葉っぱが溶け始めたので、さすがにこりゃなんか別にあるだろwwwwwということで。
次はバリスネリアあたりがヤバいかもしれん。


水質検査薬注文。うぇうぇwwwwww
水草だけしか今はまだ入ってないけど一応抜いてるし、塩素残留ってのも考えにくいしねぇ、いくらなんでも亜硝酸はまだ発生してないだろーし、ソイル系だから多少水道水がアルカリでも酸性に傾くはずなんだけどなぁ。とりあえずよくわからん。水が合わないだけなのかもしれんが。

まーちょっと夏場なので水温が上がりやすいのかなー…照明時間減らすか…。
あとは液肥も底肥も突っ込んでないから栄養不足くらいだがな。つってもソイルだしなぁ…。
とりあえずライトリフトと気化熱型の扇風機も注文。
今月の浪費金額はもはや考えたくございません。来月の請求書で嫁が魔人化するのが目に浮かんでいるので、敵前逃亡手段を検討中。

まああと数ヵ月後には二酸化炭素添付に着手しそうな自分がいて怖い。
発酵型でとりあえず添付しよっかなぁとか思ってる自分が既にいるのが嫌過ぎる。ペットボトルと砂糖とイーストでできるとはいえ…。

さて、始める前にいろいろ調べまくったので、いろいろ無駄知識ばっかりは大量につきました。
役に立つのかどうかは知りませんけどね!ww

というわけでしろーとが適当に書きなぐってみるしろーとあくありうむ。

安くてちっこくてかわいいインテリア風水槽、ってのは結構ある。30cmキューブとかの水槽で、フレームレスで見た目もよくて、ああ、これならお手軽じゃない!って思えるやつ。

けど、残念ながらこれは結構ムズかしいとのこと。水槽ってのは一つのビオトープでもあるわけで、当然ながらそのベースになる、園芸で言うところの土に当たるのは”水”。
極端な話、水の量が多ければ多いほど安定させやすい。らしい。まあ、そりゃそうだろうなと思うよ。
植木鉢に植えるより地植えする方がよく育つし、大きくなるもの。これは、根をどこまで張れるか、ってのがキモではあるのだけど、土自体の保水、保肥力もそもそも地面と植木鉢やプランターでは底力が別モノだ。

それに、土にはたくさんの微生物や動物や虫がいて、それらの生命活動サイクルが存在する。これが、いわゆる土が豊か、って状態なわけだ。有機肥料や堆肥がいい、っていうのも、このサイクルの輪を破壊しないからだ。化成肥料は純粋な栄養素に近いけれど、その分サイクルのどこかだけに活力を与えてしまうので、バランスとしては崩れやすくなる。まあ、そうはいっても土ならその回復もそれほど難しくはないのだけど。

水槽ってのは、言ってしまえば要は花壇が水になっただけだ。
だから、今回はど素人お勧め60cm規格水槽からさらに奥行を持つ60cm将軍にしたんですね。
可能なら90cmで、とか120cmで、って意見もあるくらい。60cmを勧められるのは、単純に一番出回ってるサイズなので、器具がそろってるとか、生産量の関係で値段が安いってことから、らしい。

基本の考え方は同じ。水の中にはたくさんの微生物がいて、プランクトンがいて、それらのサイクルが成立することで成り立つ。
問題は、自然界の水は循環してるって点だ。土も循環してるんだが、水ほど流動的ではないため、花壇は長期間維持できるが、自然界の水はたとえそれが淀んだ湖沼であってもそれなりに循環する。
こればっかりは、自動化することもできるにはできるが、水道代がエラいことになるのが目に見えているので、普通はやらない。そこで、この代りをするのがあの悪名高き水換え、ってわけだ。

水の量が多ければ多いほど、水を安定させやすいけど、反面水換えの時の労力はデカくなるし、水の量が少なければ少ないほど、水は不安定になるので頻繁な水換えを要求される。手間は軽いけど回数が増えるってことだろう、と理解。

じゃあ、水が安定するとかしない、ってなんだ? そもそもなんで水は汚れるんだ?

みたことない? ガラス玉に水と水草、さかなが入ってて、餌やらなくていいよ、水かえなくていいよ、みたいな封入された製品。いまだとエビを入れたホロホロなんかが有名なのかなぁ。

アレは、循環サイクルのバランスを取ることで、安定した水を作りだしてるものになる。
水が安定する、ってのはこのバランスがとれた状態に近付くことだと思う。
俗に強い水ができたって言うらしい。園芸で言うところの豊かな土ができた状態だ。

まあ、単純な話をしてしまえば、生き物が餌を食う、糞を出す。この糞をバクテリアが分解し、植物の肥料に変える。これを摂取して植物が育つ。極めて単純なサイクル。
まあ、これと連動して生物が酸素を使って二酸化炭素を出す、この二酸化炭素を植物が光合成で酸素に変えるってサイクルももう一本ある。

これを、窒素サイクルというらしい。なんで窒素かっつーたらこの循環にはすべて窒素の遷移にすぎないから。二酸化炭素と酸素のほうはそれほどシビアな話でもなくて、普通にやってる分にはどっちが多かろうが水に自然溶解する二酸化炭素と酸素の量なんてタカが知れているので問題ない、ということのよーだ。

魚は餌(タンパク質)を食べてこれを分解、アンモニアにする。タンパク質って何よって言ったらアミノ基なわけで、-NH2が基本だ。高分子化しようがどのみちアミノ基はくっついてくる。
で、アンモニアになるとNH3、水溶してイオン化するとNH4+のアンモニウム。
こいつは生物にとっちゃ猛毒。人間の場合、アンモニアをさらに尿素回路によって無毒化する。これが肝臓+腎臓の役割だ。このため、人間のおしっこは飲んでも多少安全(すくなくともアンモニウムによる毒性は低い。ないわけではない)だ。ほかの菌類が繁殖しているかもしれんからそっちのことはしらんwwwww

この尿素回路、いわゆるオルチニン回路があるのは腎臓肝臓を持つ高等生物だけで、下等生物にこんな機能はない。当然お魚さんなどにそんな機能があるわけもなく、やつらはアンモニアを垂れ流す。
自然界では循環により希薄化されつつ、このアンモニアはバクテリアによって分解される。この時に作られるのが亜硝酸。これを行うのが、ニトロソモナス属とよばれるバクテリア。自然界にいくらでもいる。
アンモニアから毒性は低くなったものの、これでもまだまだ猛毒。だいたい硝酸が体にいいわけないだろwwwwww
そこで、さらにこれをニトロバクター属のバクテリアが硝酸塩に変えるんです。

そう、これはまさにかつて火薬の原料となる硝酸を得るために日本の農村で行われてた行為そのもの。
人間の糞尿にも尿素化しなかったアンモニアは含まれており、これを軒下などでバクテリア分解によって亜硝酸を生成させる、なんてさっさのよく知るピクリン酸による火薬生成ではよく出てくる話でしょう。
もっとも、こちらは亜硝酸から先が異なってまして、
亜硝酸->硝酸->硝酸アンモニウム->硝酸カリウム
という変化を起こさせ、最終的に得られるこの硝酸カリウムこそ、硝石とよばれるものです。
やーいうんこまみれー!(沙耶にふさわしい話題ですね^^;;;;

さあ、硝酸塩までいくとやっと処理できます。これは、植物にとっては肥料の一種でもあるんですね。ついでに魚にとっての毒性はかなり低くなっています。というわけでこれを植物が摂取します。

一見すると、窒素サイクルが完成されているかのように見えます。が。
問題は、硝酸塩はそれほど植物が大量に使用する肥料ではない、ということ。そして、”植物の大きくなれる範囲が決まってしまっている”こと。
そう、これが植木鉢問題。結局、魚一匹の窒素サイクルを完全にするのに必要な食物連鎖最下層の植生はもっとずっと大きな空間と大きくなれる環境を要求するわけです。

とはいえ、それでもかなりの量の硝酸塩は消費されるので、いわゆる水草水槽とよばれる水草いっぱいの水槽は、魚しかいないベアタンクに比べてずっと水換えの頻度は落ちると思います。
そして、この循環システム(硝酸塩が完全にサイクルしませんが)を効率よく働かせるためにあるのが、濾過という仕組みなわけですね。別にないならないで水槽の中でバクテリアは繁殖し、適切なものがあればそこにコロニーをつくるはずです。ただ、水の循環が小さいので、水槽の一部が淀んだりしますから、ここは濾過で水を引っかき回すわけです。

で、この濾過の際のフィルターに、バクテリアが住みやすい環境を作ってやると、そこにバクテリアが繁殖します。
これが、いわゆる生物濾過の仕組み。

さてさて。んじゃ、植物が硝酸塩を全部吸収できないんだったらどうするのか、っつーと

たまに水換えして水槽の外に強制排出。

するしかないわけですね。ぶっちゃけ、この硝酸塩さえも完全循環できるようになってしまえば、生物濾過の完全循環システムを組み上げることもできるでしょう。
無理でしょうけどね。硝酸塩をさらに分解するバクテリアもいるにはいるのですが…しかも水槽の中にも大量にいるのです。でも、働きません。

こいつはシュードモナス属というやつで、硝酸イオンを分解して、窒素を放出できます。これを脱窒というんですが…なぜ働かないのか、というとですね。

…酸素があったら酸素使うからわざわざ窒素イオンの分解とかシネーヨと言って酸素使って活動するんです。

彼らの目的は、硝酸イオン(NO3+)を分解、窒素を放出して呼吸のための酸素を取りだすんです。
水槽の水の中に酸素がなくなったら、魚も水草も生きていけません。このため、水槽の循環水の中でシュードモナス属を硝酸塩分解バクテリアとして活動させることができない、んですね。
方法はあるにはあるんです。普通に濾過で水を流してたら当然その水は酸素いっぱい入っていますので、特殊な濾過槽を用意し、入口などでほかの酸素大好きバクテリアを故意に過剰繁殖させ、濾過槽の中身を強制的に酸欠にするとあら不思議。硝酸塩が分解されます。
もちろん大気中の酸素が解けてもらっちゃ困るので、密閉式の濾過ということになるんでしょうが。

…ええ、こんな機材馬鹿高いだけですが何か。
そのうちお手軽にできるようになるかもしれませんけど、それまでは水換えの手間は存続しそうですよ^^;;;;

化学好きにはわりとたまらない娯楽かもしれませんwww>あくありうむ

0 thoughts on “金ばっか飛んでくのはなんなんだこれ

  1. これ、前にそこまで言って委員会で橋下弁護士が声を大にして懲戒請求制度というのがあるので利用して請求出してくれと訴えていたな。
    明らかに、裁判を道具にして本来の裁判から論点ずらしていると言っていたし。

  2. 橋下はチャラいけどあいつまともなことよく言うんだよねぇ。
    blogとかもまじめだし。
    あとはNy裁判の弁護団の壇とか、それなりに技術系把握してる人のとこは技術系裁判に対してのスタンスが技術屋よりだね。

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