木曽川に咲いた一輪の花

それは、はかなくも美しい兄妹の愛。

★発端★

ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
うーん????
どーでもいいが、さしゃちゃん、
沙耶@Gabot の発言:
俺はさしゃじゃねぇw
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
GEのものがたりいいね
いあー
沙耶の物語よみたいなあ
沙耶----
かいてーーーー
沙耶@Gabot の発言:
ぜねらる・えれくとろにくす?
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
げんきな えろいひと
沙耶@Gabot の発言:
何の話かさっぱりだw
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
沙耶もー 言葉力の強いひとなんだから
かいてよぉぉぉぉ
よーみーたーいー



★設定★

沙耶@Gabot の発言:
あんな脈絡のない発言で汲み取れるかっw
歩けオロ爺なら書いたが余りにアレだったんでうpしてないw
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
みたいようなみたくないような
もっとせつない
ひとの心をうつ
そうね・・・木曽川に咲いた
可憐な尼僧の話でいいわ。
兄が神主で、敵陣にいるって設定はどうかしら!
涙をそそるね
まんぐーす? きいてる??
沙耶@Gabot の発言:
いまヤ二言ってましたが何か
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
↑の設定で書いて。



と、いうわけで。5分ほどいただいて書いたのがコレ。

むかしむかし、あるところに尼僧がいました。見た目は可憐という設定でしたが、性根は強欲でした。
兄の神主は敵国にすんでいましたが、夜な夜な木曽川に現れては「マゲよこせー」と迫る妹のため、繰り返し繰り返し殺されていました。

それはもう、原型をとどめなくなるほどに打たれ、砕かれ、ぐちゃぐちゃにされ、その姿は見ているものに憐憫を思い起こさせずにはおりませんでした。
なぜそうなるまであの強欲の言いなりなのか、と問うたとき、彼は悲しそうに目を伏せ、静かにこう言いました。
「あんなのでも、私の、たった一人の肉親なのです。」
それがどれほどの苦痛とともにあったのか、私には遠く思いも及びません。

しかし、そんな兄にある日救いが差し伸べられるのです。

木曽川停戦という救いでした。
強欲はまげという日々の糧を得ることが出来ず、やむなく上杉との戦いに身を投じます。

ああ! 哀れな神主は救われたのです!
神はいました。確かに。そのとき、彼はそう思ったのです。
日々祝詞を唱え、神に仕えながら、その姿を如実に感じることが出来なかった神が、いまここに居た、そう感じ取ったのです。


しかし、その救いは長くは続きませんでした。
妹を名乗る者からの、たった一つの対話が来るまでは。

「上杉側にコイや」

いま、闇のなかに潜む彼の心のうちに、何が去来しているかを知るものは居ません。
逃げるように伊賀と呼ばれるユートピアに逃げ込み、何人たりとも手出しできぬこの世の桃源郷に身を隠し、強欲の魔手からこの先一生を逃げ続けなければならないのです。
すでに、彼のかつてのあきらめたような微笑も、今では見ることが出来ないのです。

彼に取り憑いた妹、強欲なる尼僧は、それが救いではなく絶望であり、神ではなく彼に去来したものは邪神であったと、人々は口々にうわさしました。
ああ、哀れなる神主を救えるものはもうこの世には居ないのでしょう。
一歩でも伊賀を出れば、待ち受ける這い寄る混沌の魔手はあまねく天地を覆い、瞬く間に彼の身を攫って行くことでしょう。
せめて、彼がこの世から旅立つ日に、安らかな死を受け入れることが出来るよう、みなで願おうではありませんか…。

★感想★

ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
かんどうがない。
沙耶@Gabot の発言:
超感動できるぞ
ゆえ。@会社。はげしくずつう。 の発言:
そうですね。
沙耶@Gabot の発言:
カミシュに涙だ!w



まずだな、ご希望に応えてくれた沙耶様に感謝の意を表するのが先ではあるまいか?w

キャスト:
哀れなるカミシュ:ゆえの兄こと草薙武(超絶イメージのみ先行)
強欲尼僧:誰とは言わないが草薙さんを兄と呼んではばからない虚無。強欲尼僧。

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