オンラインゲームがもとで、殺人事件。

ショッキングなタイトルと、その判決がほぼ終身刑に相当する、執行猶予付き死刑判決。
他国の話ではありますが、オンラインゲームへの依存度や中毒性の高さを垣間見る結果でもあるのでしょう。

くわしくはこちらへ。



オンラインゲームのアイテムを特定のプレイヤーの所有品と見るか、それともそうみなすことは出来ないのか。
多くの国での結論は、「オンラインゲームのアイテムは、データに過ぎない。所有権はプレイヤーにはなく、あえて所有者は、と定義するなら、提供企業にその所有権はある」。

これは、プレイする上で決して忘れないようにした方がいいです。

たかがデータの塊のアイテム。その程度のものをめぐって、他人を傷つけたり、誹謗中傷したり。

もちろん、そのつまらないデータの塊に、プレイヤーは個々に意味を見出し、思い出や記念や、喜びに変えることが出来る。
だからこそ、プレイヤーはそのつまらないデータを追っかる。

けど、それが通じるのはあくまで閉じた空間の中だけ、という現実は、決して忘れ去ってしまっちゃいけない。
そのデータの塊が、愛情や、友情や、思い出などの意味を持つのは、ただその閉じられた空間の中だけだ。

現実の中にそれを持ち込んでしまった結果。
重く受け止めたほうがいい。中国での出来事だから、という話ではない。

日本だって、いくらだって事例があるじゃないか。殺人になってないだけだ。

MMOはまだまだ未成熟なジャンルだ。
いや、もっと言ってしまえば、テレビゲーム/PCゲームというメディア自体、決して歴史あるものではない。
まだまだメディアとしての市民権は薄い。


さあ、この未成熟極まりないゲームを、すばらしいものにするのか、あるいは社会の敵とみなされてしまうのか。
それは、いま、それを楽しんでる私たちの役目。娯楽なんだから楽しめばいい。


そう、「誰でもたのしめれば」それでいいのだ。
自分だけが楽しければ、それでいい、ではない。
誰もが楽しめる、あるいはほとんどの場合において誰もが楽しめるものに。

悪意と敵意をもって言葉を吐く人たちもいる。
楽しみ方、間違えないようにね？