踏み込んではいけない領域へ。

一歩前へ。

そんな張り紙のあるトイレ。沙耶です。


韓国がついに踏み込んではいけない領域へ踏み込みました。

韓国中央銀行が国債の単純買入を実施。

【韓銀】1兆ウォンの国債を単純買入【禁じ手使う】

え? 何がまずいのかって?
やだなぁもうw 先進各国では基本的にやっちゃいけませんって法律に書いてあるんですよこれw

さて、何が起きたかというとですね。
信で言えば、元手ゼロでお金が引き出せるようになりますた。ってとこでしょうか。

まず国債ってナンデスカっていうと、国が発行する債務ですね。
買ってくれたら~年後に利子いくらつけてお返しします。ってやつです。

日本での最大の受け口は郵便貯金です。
日本が借金が凄いのに安心って言ってる人たちがいるのは、日本の国債の98%だかが郵便局の引き受けだからです。

いい変えましょうか。内需だけで回ってるんですよ、日本の借金ってのは。

逆にアメリカ国債なんかは世界中の各国が引き受ける格好でアメリカを支えています。
ですから、アメリカ国債を手放す=アメリカ支援しませーんの意思表明=喧嘩。ってことになるわけです。
まあそんだけアメリカさんは世界中からいろんなもん買ってくれてたりするんですよ。

貿易赤字じゃーって言ってる割に悲壮感がないのもその辺。

さて。じゃあこれを中央銀行が買うってどういうことでしょうか。

中央銀行ってのは”銀行のための”銀行です。つまり、お金が必要になったら刷るわけです。

刷るんです。ウォンを。
ウォンの流通量↑。商品の輸入、輸出、生産などは増えていない状態で、流通貨幣だけ増やすんです。
普通は流通貨幣は中央銀行に戻ってくるとボロい紙幣とかは焼却処分とかされちゃいます。
発行貨幣量をある程度把握し、制御する。それが、中央銀行の役目なのです。

利子つけて買ってもらった国債は買い戻さないといけません。

日本銀行が国債の引受けを行わないのはなぜですか?

日本銀行における国債の引受けは、財政法第5条(注)によって原則として
禁止されています(これを「国債の市中消化の原則」と言います)。

 これは、中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始
めると、その国の政府の財政節度を失わせ、ひいては中央銀行通貨の増発
に歯止めが掛らなくなり、悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあるか
らです。



日本の国債もそうですが、景気が良ければがんがん税収は増えますから国債の利子を払うのも問題ありません。しかし、不景気はそうもいきません。というか景気いいときはその分公共事業投資とかも増えるので一慨には言えませんが。

利子払おうにも、元手がないですから、じゃあまた国債を発行して…ってなります。

引き受ける先が中央銀行だったら、無限の貨幣発行能力のある機関がそれを引き受けたら。
国家予算は確かに無制限ですね。

国内のハイパーインフレーションと引き換えに、ですが。
何をしでかしたのか、わかってるんでしょうか。アキヒロたん。

下手な酋長よりヤベェ選択をし続けているアキヒロたん。

なぜこうもゲーム画面に出ている三択の中で、必ず最悪のルートになる選択肢よりもさらに悪い状況を生み出す4番目の選択肢を選び続けることができるのでしょう。
心底ありえねぇ。

まーもっとも三択自体全部終わってる感じの選択肢ではあるんですけどね。

韓国はもっとずっと早い段階で舵を切っていないといけなかったんです。つまらない見栄とプライドが邪魔をして、何もできなかったけれど。
1998年のアジア通貨危機。そして、そこからの反転時の動き。
そのすべてがいまの張り子の虎を作りだしてしまった。

もっと地道な回復手段はあったはずなのに。
一次産業を見放し、重商産業に偏重、加工貿易を主体とした隣国のまねごと、そして金融バブルと土地バブルに踊り、架空のお金で上がった下がったと。

ハッキリ言ってしまえば、先進国、というのはそういうものにすぎません。

実態を伴わない形でのお金にあがっただのさがっただのと小躍りするのが先進国。

もっとも着実に、かつ間違いなく歩む道を政治として指示せと言われたら、沙耶は間違いなく農業国転身を提唱します。
揺るがないからです。気候以外の問題で。人口は激減するでしょうけどねw

国同士の壮大なカネという実弾撃ちあってる戦場に着の身着のまま飛び込んできてハチの巣にされたって言われてもねぇ。
普通なんか着込んでくるだろ。鎧とか。武器とか。防弾チョッキとかさぁ。アメリカなんて戦車で参戦してきてんだし、対物ライフルくらいもっとかないと。

この、下地となる盾なり塹壕なりってのが国を支える根幹部分。日本はその武器として技術を有することで、用意に撃ち込まれないようにしてるわけです。
鎧だのといった直接攻撃を防ぐ盾である農業などの基幹一次産業の弱さをそうういうとこで補ってるわけです。

それだけにお人よしにほいほい技術垂れ流してるバカを見るとほんとアレですけど。

じゃあ韓国にいったい何があったのか。というと、根本部分の基幹技術を知らない表層部分だけの模倣品。
基幹技術は持ってないからその点は日本に頼らざるを得ない、って真っ裸とあまり変わらんわけですね。そこで武器として安値、安い労働力ってので勝負に出たわけです。

もうその出発点がダメダメ。それでいけるのは中国かインドくらいでしょう。特に中国は支配力が強いですし、完全に管理市場ですしね。インドもカースト制がいまだ根強くある以上、しばらくはそれで戦えます。

韓国がそれで戦えるわけがないのに、最初から武器の選択を間違えている、わけです。

まあ農業生産に特化してもアメリカがいるから…ってのはあったのかも知れませんがね。
アメリカから輸入するのと同じ品質のものが韓国から輸入できるとしたら、日本の輸入先はある程度韓国にシフトしたはずなんですよ。船便で2週間かかるものを輸入するより船便1日のとこのを買うだろJK。

同じ品質、ってのはミソですけどね。
そこへ追いつく努力と技術吸収を求めたのなら、農業の工業化への動きも含めて何らかの打開点はあったんじゃないかなぁと。

まー…国土せまいから前提として北をきちんと吸収する方向を向くってのが前提ですけどねぇ…。

北の吸収まで至れてればレアメタル武器にさらに20年は戦えただろうに。あとは工業化した農業を武器に隣接である遼寧、吉林、黒竜江、そして山東省への進出を図ればよかったんだ。
広大な土地だけならいくらでもある国が隣にあるんだから。

十分に中国の食糧庫としての身の振り方もあったんじゃないかなぁと思ってみる。
対等に立てるまでに50年はかかるだろうけど。

…まあ、そのための根幹となる国民性とか民族気質の部分に問題がありすぎるってきらいはあるけれど。

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