伍長 サンディエゴ陥落。ハワイからの往復航路で全陸軍を送りこめ!総力戦の始まりだ!
電撃 米本土上陸に成功。繰り返す、本土上陸成功。
白髪 散逸的な反撃が繰り返されているが、周辺プロヴィンスに確認されるだけで総力150個師団を超える! 早く、早く応援をよこせ!
ふね いま送りこんでる!少し待て!そもそもそのうち50個師団はアレの直撃を受けた壊滅師団の敗走部隊だ!
(ハワイ)
垂目 急げ急げ急げ! 上陸兵どもの防衛線が崩れるのは時間との勝負だぞ! 急いで乗りこめ!
ピストン輸送に入る40を超える輸送艦隊。瞬く間にサンディエゴに積み上げられるドイツ軍タワー。
いったい兵站はどんなことになってるのか考えたくもないが多分ベルリンから延々輸送船団で長距離をつないでいるんだろう、御苦労なことである。
電撃 とうとう地球の裏っかわまできちゃいましたね。
伍長 で、どーすんだこれ。回りの150個師団、突破できるの? ひこーきとばしたらさらに後ろから続々なんか来てるっぽいけど?
電撃 なんとかなるでしょう、陸戦ならばドイツのもっとも得意とするところ。それに、包囲プロヴィンスすべてで150なわけで、一つあたりに直せばたかが50やそこらです。
伍長 普通の感性でいうと50個師団ってものすごい数なんだが。
電撃 サンディエゴにはドイツ全軍を集約します。あそこだけで100個師団を超える機甲師団と80個師団からなる歩兵師団、それらの統括となる司令部も10師団以上が集中します。ほぼ200個師団からなる総攻撃が50個師団の防衛力に止められるとは思えません。
M字 ゲーリング様!大!復!活! アメリカ! 広大な大地! そしてやたら存在する飛行場! 任せておけ! 行けっ、スツーカ! 敵を焼きつくせッ!!!
あのひと 何を言ってるんだこの人は。もうスツーカは旧式化したんで全部捨てたぞ。
M字 な、なんだってー!
あのひと いまはこれだッ。
M字 いや確かにさ、英軍も仏も味方だけどさ。ダッソーとドルニエってどうなの。結局ダイムラーに喰われるわフェアチャイルドに屈するわ、大戦中はDoシリーズの傑作を出してるとは言え、最終的にユダヤに負けるようなやつがCASだと?
あのひと ルフトハンザ航空はMe262でジェットを完成させてるのにシュワルベの発展型がドルニエって言われてもなぁ…史実的にはそうだけど、ここは架空でもいいからルフトハンザかシュミットあたりに頑張ってほしかったよな。
M字 フォッカーはまあレシプロしか印象ないしなー。
伍長 なんか空軍の連中やかましいなw いいじゃんかドルニエ。小型STOLの開発じゃそれなりに名を挙げてるし。この世界でフェアチャイルドが台頭できるとは思えんね。
電撃 まあそーですね。どちらにしろうちらはポルシェとオペルがいればなんとでもなるのです。
伍長 そーいやレオパルドが出てくるのになんでクラウスが研究機関に出てきてないの?
電撃 パラドにそんな厳密な話を期待する方がどうかしてる。
1953年末、ついにサンディエゴに上陸したドイツ軍はまずロスを包囲、そして殲滅。次に南方方面へ軍をすすめ、メキシコ国境線付近で包囲殲滅を繰り返しながらラボックとヒューストンを目指した。
一方、少数の軍集団は海岸線沿いを北部まで駆け上がり、ロッキー山脈の西側を制圧、シアトルをその支配下に置き、太平洋の安全性を確保した。
こうして、米軍は太平洋における実効的な支配能力を喪失したのだ。残る太平洋沿岸の港湾は、パナマ運河の守護であるコロンとアラスカのアンカレッジのみとなっていた。
シアトルの支配が確定すると、全軍の東進が始まった。逆フロンティア作戦である。
1954年、明けて春。
伍長 ロッキー山脈を機甲師団で超えるとその先はまたロッキー山脈だった。
意外と手ごわいロッキー山脈の壁。山岳つくっときゃよかったと今さら思うが、どうせ守備に当たってる敵軍は少数なのでどうでもよかった。
電撃 ラボックとヒューストンを確保。アメリカ軍主力は中央の砂漠地帯に集約されつつあります。
伍長 も一個くらい使っとくか、せっかくあるし。
そんな適当な理由でカンザスあたりが適当に水爆実験地に選ばれる。もはや米軍は潰走と言える状況に押し込まれ始めた。
一大資源産地であるテキサス・フロリダを喪失し、五大湖周辺での決死の抵抗も空しくロッキーさえ超えてしまえばあとは大した山らしい山などありはしない大平原と砂漠。
まあ、どうせあきれ返るほどの資源ため込んでるだろうからラボックとヒューストン失っても数年戦えるだろうけどな、アメリカ。
ドワイト・アイゼンハワーは中華南部のアメリカ領と太平洋のアメリカ領をドイツに献上する代わりに停戦を繰り返し申し込んできたが、ヒトラーはこれを一切無視。
常に回答は「傀儡として従え」と一辺倒であった。
ふね 暇ー。
垂目 栄光の時間は一瞬でしたね…。
ふね さらっと流されてるけど、IV式で構成した初期のクリーグスマリーネはほとんど沈んでんだよね、激戦で。
垂目 さりげなく太平洋で艦隊決戦しまくってますしねー…。
ふね 一応原子力艦隊が届いたけど、もう使うアテがないよね。
垂目 こっそりひげの知らない間に原潜でもラインに突っ込んでやろうかしら。
ふね 一応アメリカの空母はまだ20隻くらいいるけど他の主力艦補助艦がかなり減ったので、まともな艦隊構成じゃないんだよね。空母1軽巡1とかでさまよってるから余裕で沈む。
垂目 ひーまー。
伍長 暇なら海上兵站計画でも策定してくれよ…。
1955年、ついにアメリカ軍は東部13州へ押し込まれていく。もはやだれの目にもアメリカの敗北は明らかであり、アイゼンハワーに求められたのはいかにしてドイツとの講和を結ぶか、その一点だけであった。
そして、ワシントンを陥落させたヒトラーから、中国南部のドイツへの割譲と傀儡化を条件に、本土領の復活を認めると打診。アイゼンハワーはこれを認め、調印後退陣する。
国家社会主義アメリカ合衆国の誕生である。回復したICをみたら実効500を軽くオーバーするお化け国家。ドイツの実効IC1000を除けば国家社会主義イギリスさえも届かない高みにいる超チート国家。
しかも自国資源でそのICのすべてが賄えるってんだから卑怯である。
そこに自由の国の面影はすでになく、権威主義と閉鎖社会、統制経済の支配するナチズムの新たな一大勢力の一翼が生まれたのだった。
もはや、国家社会主義に抵抗できる勢力はなく、連合各国もやがてはかつての盟主であるイギリスに引き込まれる形で枢軸に歩み寄ってくるだろう。
残る国家は南米程度であり、もはや塗り絵でしかない南米についてはアメリカの軍事力の復活と同時に適当に宣戦してやればアメリカが塗り絵をしてくれるとわかりきっている。
いちいちドイツ主力軍が動く必要は、もうない。
世界は、国家社会主義のもとに統一されたと言っていいだろう。
ていうかもうマジで重すぎるので、ここで投了。
ナチズムばんざーい! ハイル・ヒットラー!
ちなみにヒムラー君は史実の悪行がたたって、今だに元帥なのに歩兵師団一個とかしか与えてもらえませんでした。
#しかも最終的には守備隊のストック部隊の管理をさせられていたという。
中の人の好き嫌いが如実に出てる配役でしたね。ひとまずここで終了です。
対米戦は上陸までだな、アツいのは…上陸で核使ったの失敗だったな…。反復攻撃と広域同時上陸作戦で西海岸上陸作戦とかやるべきだったか。
そんなもんいっつも丸出しじゃん
歩く猥褻物にいわれたかぁねぇやいw
ウチのココロはいい子なのでそういうことはしませんwww