ドイツの戦争を始める前に、当時のドイツについて語ろう。

プロイセン王国による小ドイツ主義に従ったドイツ帝国の建国は、ナポレオンの遠征によって民族主義をい強めていたドイツにとっては当然の流れだったと言えよう。


そして、第一次世界大戦。この戦争に正義などどこにもなかったと言っていい。
この戦争の終結は、さらなる悲劇を生み出しただけにすぎない。

列強は、第二次世界大戦開戦の最大の戦犯であるといわれても仕方がないとすら思えるほどだ。
また、二次以降の冷戦期における東欧諸国共産化と流れた民衆の血の責も、協商側に求めることすらできるだろう。

ヴェルサイユ条約により、ドイツはワイマール憲法を制定、ワイマール共和国としての再出発を図る。
これは社会民主主義を中心とした左派政権であったが、共産革命にいたるほどではなかった。
ナポレオン遠征より民族主義を強めていたドイツ国内では、右派勢力も決して弱いものではなかったこと、そしてナショナリズムの強さから急進左派に与することによる政権基盤そのものの崩壊の可能性もあった。

ワイマール憲法自体は、現代民主主義のお手本ともいえるもので、当時としては非常に先進的な憲法である。だが、それは”制限されない”自由を意欲的に盛り込んでいる憲法でもあった。

共和国政府は、社会民主党などによって組閣されたが、急進左派などの革命主義からは距離を取り、共産革命への道は歩まなかった。歩んでいれば、第二次世界大戦はなかったかもしれないが、代わりに米露核戦争は起きていたかもしれない。
また、ヴェルサイユ条約により軍隊の大幅な削減を要求され、ナショナリズムに傾注した右派勢力からも政府は敵対関係になってしまう。だがどうやったって条約守ろうとすればそうなるわけで、右派勢力を納得させようとすれば軍事削減の条項無視、というイギリスフランスに付け入られる隙をつくることになる。

これにより、ワイマール共和国の政権基盤は根本的に崩壊していました。支持基盤が弱すぎるのです。
その上、多額の賠償金のためにドイツマルクを刷り続けなければなりませんでした。
このため、通貨流通量によるインフレ制限を行うことができず、また流通量に見合うだけの生産は国内インフラが破壊しつくされていたことにより、そもそも存在しませんでした。

こうして、ワイマール共和国は、ヴェルサイユ条約によって、滅ぼされていったのです。
この非常識なインフレは、シュトレーゼン首相によるレンテンマルク発行によるデノミネーションが敢行され、レンテンマルクの奇跡としてこのインフレは収束を迎えます。

しかし、世界がすでに破綻への道を歩んでいました。1929年10月。世界は、大戦への最後の引き金を引いたのです。原因はあほのアメリカ。見えざる神の手は、万能にして究極の手法ではないのですから。

世界大恐慌、ブラックマンデー。
ドイツは、再び貨幣価値の崩壊、という恐怖を目の当たりにすることになります。インフレからデノミで切り抜けたばかりのドイツに、この悲劇を乗り越える体力など残ってはいませんでした。

社会党という左翼政権であったが故に、この政策によるワイマールの破たんは国民を大幅に右傾化させます。そして、国家社会主義ドイツ労働者党、ナチスが再軍備と民族主義的集結を唱え、政権を確保、ファシズム国家を生み出します。

ナチス・ドイツ。民族的集結とアーリア人のための国家を目指して。いま、ひとりの天才が世界に挑むことになるのです。
彼は、何を目指し、何を求めたのか。
彼はただ、自国の困窮と悲劇にあえぐ人々を救いたかっただけなのではないか。

伍長　うむ、かっけーな俺
電撃　ワイマール時代に一揆とかしてましたしねｗｗｗ
戦艦　いまこそクリーグスマリーネは再び世界へ！

1935年7月　ベルリン　ナチス執務室

ひげ　伍長だ！
はげ　グデーリアンだ！
ふね　レーダーだッ！

三人そろって「ヤクタターズ！」

Ｍ字　俺は！？　ねぇ、俺はッ！？？？（←ゲーリング）

はげ　というわけで司会のグデーリアンです
ひげ　なんかうっさいのいるけどスルーの方向で。有能なのにここに呼ばれてないマンシュタインとかもいるし
はげ　俺マンシュタイン嫌い
ふね　今回こそはＺ計画を実施してくれるんでしょうね
ひげ　あ、グデーリアン、艦船の生産とりあえずストップしといて
はげ　らじゃ
ふね　あああああああああ！！！！またかよ！！！！！！！

はげ　というわけでまた二人です。レーダー提督は部屋の隅っこで大和のプラモデル作ってます
ひげ　さみしい閣僚会議だな、おい
Ｍ字　僕もいます

はげ　まずは国力から。ICは140を超えていますが国内資源がぜんっぜん足りません
はげ　次に政体は当然ファシズムで独裁ですね。統制経済に一個動かします。
ひげ　統制はラスト三つでICにプラス補正かかるからな。来年の夏には工場生産と合わせれば一気にIC250以上を狙えるだろう
はげ　はげとひげだと見にくいですね。電撃とひげにしませんか

伍長　そこは伍長とはげだろ、常識的に考えて…
電撃　まあこれでいいです。外交は軒並み仲良くないですが、同じファシスト国家どもとはそこそこです。連合は常識はずれに貿易レートがひどいですね。ソヴィエトはそこそこいいレートでやれます
電撃　研究機関は割と鬼。ポリスメン、ジョンブル、うち、そしてトロツキーどもが世界の先端ですが、やはりドイツの技術力は頭一つ抜けている感がありますね。海軍開発がちと弱いですが…
伍長　どうせ海軍なんて輸送艦の護衛するだけだからなんでもいいさ。そのうち暇になったらレーダーに大艦巨砲主義的戦艦をプレゼントしてキールで砲台でもやらせてやれ
電撃　何気にひどいこと言ってますね…で、今回の方針は？？

伍長　よし、んじゃ今回の計画だ
電撃　はい
伍長　歴史に身をゆだねようと思う。っていうかDD以降だとそれ以外勝ち目が薄い
電撃　まあいくらなんでも40個師団で80個師団のソヴィエトとやるのは分が悪すぎますよね。しかも貿易とまるせいで資源枯渇するし
伍長　トロツキーどもはお得意様だからな。やつらの備蓄資源奪い尽くした後で蹂躙するしかあるまい
電撃　と、なると序盤は超貿易プレイですね。全土に工場建築を手配します

伍長　うむ。まあ適当な時にルクセンブルグは返してもらおう。あそこはウチのもんだ
電撃　と、すると拡大イベントの合間あたりでしょうか。あまりに早すぎるとオランダの交易レートが下がりますし
伍長　だな。オランダなんてどうせ道路なんだし希少資源なんかいらないだろ。吸いつくせ
電撃　了解です。軍事物資をタネにがんがん吸います
伍長　開戦前に100Kいけるかな？＞希少資源
電撃　工場で消費してしまいますし、ちょっと厳しいかもですね。石油は余裕で行きますが

伍長　今回は基本歴史に沿うぞ。その代り、Ｍ字ッパゲにはバトル・オブ・ブリテンを勝利に導いてもらいたい
電撃　ゼーレヴェー強行ですか。AIは割とブリテンを放置しますよね
伍長　どーせロイヤルに全艦沈められただけだろ
電撃　研究方針は？
伍長　工業系はがんがんやれ。歩兵は海兵ｲﾗﾈ。砲も戦車と野戦砲と対空砲、それから固定対空砲だけでいい。あとは作らん
伍長　海軍は空母、それから駆逐艦、潜水艦、そして巡戦だ。あほみたいに時間のかかる割に雨降ってないと使えない戦艦はまあ…研究だけはしてやれ、レーダーのために。設計図みて部屋に引きこもらせるのに要るだろ
伍長　空軍は戦術、護衛、艦攻、それから戦闘機だ。まあ、正直近空は距離がなぁ。電撃戦の援護射としては非常に有能なのだが、ヨーロッパが片付いてからの使い道がねぇんだ
電撃　ってことはあの人には戦闘機に載っていただきますか
伍長　艦攻に載せても面白そうだよな、あの人

あのひと　ひゃっはー！死んだ赤軍だけがいい赤軍だぜー！足はなくても空は飛べるぜー！

電撃　性格以外は問題ないんですが…
伍長　飛行機マニアにとってあのひとほど神々しい存在もないよな。A-10の存在とか。

伍長　ドクトリンは陸・空中心で。空は戦略爆用のは後回しでいい。近空、戦機用と爆撃ドクトリンを先行させるんだ
電撃　では、そのように。陸軍の増産はいかがいたしましょうか
伍長　現在3連続で放り込んでいる工場が完了してからでいい。38年の5月には完了するだろ。一段階目が終わったらまずは輸送艦を作っておけ。アップグレード負担もないし、ストックに突っ込んでおけばいい
電撃　二段階目終了では？
伍長　その辺は全速力で物資交易にあてておけ。オランダとソヴィエトを枯渇させる勢いで捲き上げろ
電撃　で、第三段階完了で軍事整備ですね。戦車と歩兵で
伍長　その頃には39年歩兵とIII型が終わってるだろうしな

電撃　ハンガリーとかどーします？
伍長　基本的には放置でいい。ファシズム仲間だし、前大戦のよしみもあるしな。オーストリアとチェコはもらうが
電撃　ていうかハンガリー食ったらついでにヨーグルトも邪魔になるし、そうするとソヴィエト国境が長くなるのが嫌なだけでしょ？
伍長　ばれてーら

※DD以降だとソヴィエト緩衝地域となるヨーグルトやバルト三国、フィンランド、オスマントルコを刺激するとソヴィエトに発狂スイッチが入ります

とりあえず拡大路線で。ソヴィエトぶっ叩いて、インド制圧してヨーロッパから東南アジアへの大帝国を作る予定。
アメリカ？　ケンカ売ってきたら殺すぜ。アメリカがどう動くかは日本次第なとこはあるけどな。