戦争は唐突に。

その日、ベルリンはどんよりとした曇り空だった。
執務室で軽めの朝食を済ませた男は、ご自慢のひげを整えるとベルを鳴らした。

「戦争を。一心不乱の大戦争を始めよう」

集まった面々を前に、男は静かにそういった。

アーリア人こそが世界の王であるとジョンブルどもに知らしめろ。
トロツキストどもにシベリアの木の数を数えさせろ。
カエル面などヨーロッパから追い落としてしまえ。
このくだらない騒乱の種を取り除こう。
すべては平和の実現のために。

彼の言葉に、面前に並んだ面々は一斉に敬礼。
ハイル・ヒットラー!

伍長閣下が世界征服に挑むようです~
AfterじゃないAction Report。つか現在進行形(ぉぃ。
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