そこには、夢があった。
なんかよくわからないドット絵が、インベーダーになった。
そして、そこには重苦しいような場末の空間独特の、なんとも言いようの無い空気がよどんでいた。
決して、イイモノじゃなかったし、あの独特の空気はなんともいえない。近寄りがたい空気。それにびくびくとしながら、でも、あの小さな画面に映っている世界に、僕らは惹かれたんだ。
そして、意を決して踏み込んだあの世界は、いまは、もう、ない。
いろんなものがあった。
チープなサウンドとパターンの使いまわしだらけのシューティングゲーム。バキュラに256発、なんて話を間に受けてた。
攻略本でもないと覚えてられないほど、60面もあるわけのわからないゲームがあった。ようやく終わったと思ったら、裏に回された。
そんな中。ソイツはいた。
グラディウス。
圧倒的なグラフィック。弾の嵐。複雑なパワーアップシステム。
ああ、わかっている。今からみりゃさして驚くようなもんでもないことくらい。
でも、当時は驚いたんだよ。
ぼくらは、そのタイトルそのものに万感の思いがある。たとえそれが今ではあのクソしかつくらないコナミ製だとしても。
そう。だから、グラディウスは、メストの手によって基地外難易度のIVを最後にアーケードからは姿を消した。作品ごとの評価は他人にゆだねよう。だが、アーケードのグラディウスは、良し悪しはともかく、硬派なシューティングの代名詞でもあった。
だから
ぼくが
祝!!!!!グラディウスがアーケードに復活!!!!
って書かれたスレをものすごい期待と不安と興奮に入り混じった感情で開いたのは、決して責められるようなことじゃないと思う。
何が悪い。オールドゲーマーが抱く期待は同じじゃないか。
それがたとえアホ難易度だろうが、そこにグラディウスを見ることが出来る喜び、ってのはあるんだ。
悪いかよ。
だから。
どうか。
カミサマ。
ぼくのきおくからこの写真をけしてください。
…本気でコナミに放火しにいこうかと思いましたwwwwww
こういうのはパロディウスでやっとけよクソ野郎。本気で泣きそうになっただろうがバカ野郎wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww