おまいらみんなオトコノコですねwwww

ひこーきの話にはそこそこ喰いついて、それが入手可能なレベルになってくるラジコンとなると大喜びな感じがよくわかりますwwwwwwww
沙耶です。

といっても沙耶はあんまラジコンで遊んでないんですよね。ラジコン世代なのに。


というわけで、今回エアプレーンR/Cで記事書くついでにいろいろ調べつつ書いてたんですが、ちょろっとお話。

ラジコンひこーきとかラジコンヘリは機体の素材と動力で分けられていることが多いようです。
嫁のおじさんも毎週日曜日になると家族ほったらかしでラジコンヘリ飛ばしに飛行場に行っちゃうらしいです。

さて。そんなラジコンひこーき、いろいろあります。ちょっとでも興味がわいた人は、一生ものの道楽としてやってみるのもいいかもしれません。

まず動力分類。

・電動
・エンジン(グロー/ガソリン)
・ジェット(ターボ)

基本的なのはこの三つ。電動はよく知ってますよね。モーターが回ってプロペラシャフトを回してプロペラの回転で推力を得るもの。

もともと、R/Cエアプレーンは機体に人を載せないので、その強度をかなり削ることができます。また、速度も大して出ないので、摩擦熱対策も無視できます。
そうなると、飛行機としてもっとも魅力的な要素、超絶軽量化が可能なわけです。
スケールダウンモデルの機体が重量がそのスケールダウン分の一まで肥大化してないのと同じです。

軽量であればあるほど、少ない推力で進みますし、揚力は翼面積によってきまるため、設計さえしっかりしていればスケールダウン分の一の揚力が得られるわけです。
実際には面積比率なのでスケールダウン分の一ってこたぁないでしょうが。イメージとしてはそんな感じです。

つまり、航空力学とか難しいこと考えなくてもトリアーエズ飛ぶわけですよ。軽いから。
個々の動力の特徴を見てみましょう。

・電動
バッテリーパックとモーターを積む安価の代名詞。安い、軽い、手軽、ランニングコストも馬鹿安いといいことずくめに見える。
だが、電動の主動力がモーターであることを忘れてはならない。
モーター。その仕組みはみんな知ってるよね? え? 知らない? またまたぁ。
…え、普通モーターって餓鬼の頃にバラすもんじゃないの?

モーターってのはコイルと磁石が入ってる代物でね。仕組みは発電機と一緒。
発電機がプロペラを何らかの力で回して、中の磁石をぐるぐる回し、磁界を変化させることで、フレミングの法則からコイルに電力を発生させる。NとS極が交互に影響を与えるので、電気の流れが入れ替わる。
これが1秒間に何回入れ替わるか、ってのが交流の60Hzだの50Hzだのって話なんだ。

つことはね。この逆をやると中の磁石がぐるぐる回るわけですよ!なぜならコイルに電気流すと磁界が発生するから。これが電磁石。ひゃっほうハイテクぅ。
電磁石のいいとこは、磁力を自在に操れること。つまり、でっかい電気をぼっかーんと流すとでっかい磁界が発生して磁石もそりゃもうものすごい勢いで回る。

よっしゃーモーター最強ー!とか思ったそこのバカ一歩前へ。

いいこと尽くしに見えるモーターだけど、実は結構欠点が多い。まず第一に、動力源である電池の問題。
電池ってのは電気をためてるものだけど、でっかい電気を流すにはでっかい電池が必要。
でっかい電池は重い。車のバッテリーでも思い出してくれればいい。半端なく重い。高出力型の軽い電池は、あっという間に中のイオン移動が終わってしまい、持続時間は短くなる。

次に、モーターの問題。コイルを使っているので、でかい電流を流しても耐えられるモーターってのは、コイルが自分の発熱で焼き切れないレベルにふっとい線でまきまきしなきゃならない。
つまり、高出力型のモーターは原理的にどんどんでかくなる上、バッテリーもどんどんでかくなるんだ。
そして、でかくなった分率直に重くなる代物だったりする。

また、電力->磁界->回転力(運動)という多段でのエネルギー変換を行うので、変換時のロスが少なからず大きい。
電力ってのは汎用性と長距離伝送に非常に強いエネルギーなんだけど、その分特化したシステムと比べると実は結構無駄の多いエネルギーでもある。

これらの電動系は安いものではEPライトプレーンのように1諭吉で余裕でおつりが来るものもある。
やっすいプロポと一緒に買っても、十分楽しめるおもちゃになるだろう。
とりあえず飛ばすための練習ならこんなんでもいいんじゃないかな。壊しても直せるしね。

・エンジン(グロー/ガソリン)
いわゆる内燃機関。燃焼室とシリンダーを持ち、燃料の混合気を圧縮、爆発させてそのエネルギーをそのまま回転力に変えるシステム。吸排気のシステム次第で2ストロークと4ストロークに分かれる。
吸気と排気を同時に行い、2回の回転で一回の爆発を起こすのが2ストローク、吸気、圧縮、爆発、排気、のサイクルを踏むのが4ストローク。
搭載するエンジンの排気量は小さいが(2ccとか8ccとかだしね)、立派にエンジンしてます。

ガソリンエンジンはそのまんまだから省略。ただ、もともとガソリンエンジンの小型化は難しい代物だった。燃焼室はしっかりと高圧に耐えないといけないし、圧縮過程でしっかり爆発できるだけの圧縮とそれに伴う高温発熱に堪えないといけないからね。
それゆえにエンジンってのは重い。だが、先にも言ったようにエアプレーンは翼面積での揚力をそこそこ稼げるけど、そのキモは機体の軽さ。つまり、重いエンジンを積むには揚力を大きくしていかないといけない。だが、そういうわけにもいかないよね。

そこで、なるべく小さく軽くするには?ってんで生まれたのがグローエンジン。燃焼室強度を低くして、軽量に作る。だがそれじゃ圧縮行程で十分な温度まで混合気の圧をあげれない。
だから、グロープラグとよばれるもので強制的に温度を上げてしまう。また、燃料も着火性をよくするため、メタノールを突っ込んでいる。グロープラグってのはフィラメントむき出しのグローランプの中身だけみたいなもんだ。フィラメントだから電気通すと発熱しっぱなし。こいつに加熱と、ついでに点火プラグの役目もやらせる。
つまり、温度が上がると自然着火するわけだ。グロープラグのフィラメントの熱で。

ちなみに、エアプレーン用のガソリンエンジンは結構大型なものまであり、お前それほとんどセスナですよねwwwwwwwwってでかさのまである。
お値段はさすがにEPに比べると高い。ちなみにガソリンの方が抽出できるエネルギーとしてはでかい。効率がいいってことは、同量の燃料で長時間飛べるってことですね。
ただ、ガソリンの燃焼は混合気の比率が結構シビアで、キャブレターの設計がそれなりにしっかりと必要。点火プラグのスパークのためにECUなんかのコントロールユニットもいるはず。

グローは、その点超適当。キャブレターはあるけど、別に混合気比率にそこまでシビアじゃない。なぜなら、アルコールが非常に燃えやすいから。ECUも要らない。だってグローランプは通電しっぱなしでいいから。というわけで、簡易軽量という点ではグローに分があるけど、レシプロそのまま、という意味ではガソリンエンジン。また、エンジンの出力もグローはあまり大きくできない=推力が小さいに比べ、ガソリンエンジンはそれなりにでかい出力を得られうる。

大型エアプレーンの中にはどう見てもお前それ人乗せて飛べるだろ、ってレベルのもあるわけだ。
お値段はちょっと張るけど、まだまだ大人の趣味として趣味にかける金額としてはそれなりで、普通に理解してもらえるレベル。
もちろん、どう考えても趣味PCゲームとかのほうが出費は無駄に多い。


・ジェットエンジン(ターボ)
そして、ターボジェットエンジンの登場だ。ジェットエンジンには他にもパルスジェットとかラムジェットとかあるけどね。構造的にはパルスやラムの方が簡易だけど、やはり男は黙ってターボジェット。

構造は内燃機関であるエンジンに比べるとさらに単純。

でっかい扇風機。それだけである。いやだって本当に。

ターボジェットの基本はとっても単純。
まず、空気を圧縮するコンプレッサーがある。そこにエアダクトから引き込んだ空気をがんがん送り込むでっかい扇風機がまず付いている。
コンプレッサーで高圧になった空気は、出口を求める。入ってきた方に逆流しようにも、そっちからは強力な力でがんがん空気が送り込まれてくる。
というわけで、もう一方の空いてる出口に殺到してみると、そこには巨大な扇風機。
とても重いけど、これを回せば外に出られるのね!とばかりに空気はみんなで力を合わせてその扇風機を回すわけ。これがジェットエンジンの基本。

空気を圧縮してその空気を外に逃がす。そして、逃げる時に回した扇風機は、コンプレッサーに風を送り込むプロペラとつながっていて、コンプレッサーを回し続ける。
けどこれじゃ永久機関だ。そして当然回るわけがない。つまり、これにエネルギーを加えてやればよい。
コンプレッサーで圧縮された空気は、燃料とまぜまぜされる。そして、燃焼室とよばれる筒に飛び出す。ここで爆発。爆発して加速した空気は出口求めて出口の扇風機を回すわけだ。
爆発すると加速する。速度はエネルギーですよと。

構造自体はたぶんみんなが思ってるよりもずっと単純なんだ。問題は、熱。
排気で500度とかってことは、内部圧がかかってるときは軽く一千度を超えるレベルのはずなんだ。ぶっちゃけ、へたな金属ならみんな溶けるレベルの高温。
高圧にするってのは高熱にしますよって言ってるのと同じこと。熱で溶けないこと。そして、十分な工作精度があること。工作精度が甘いと、軸がブレて爆発したりする。大型のジェットエンジンの軸流圧縮では羽が何枚も並ぶので、ちょっとでもずれた瞬間に爆発する。

ジェットエンジンが高度と言われるのは、この要求工作精度の高さによるところが大きい。
ちなみに、このターボってのは車のターボとまったく同意。というか車のターボのシャフトは小型ジェットエンジンにそのま流用できる。

さて、そんなジェットエンジンですから当然お高くなるわけです。ちなみに、構造はとっても単純なので、金属加工系の機材がある人は普通に自作できます。
ジェットエンジンの自作でボスの缶を使ってたのには笑っちゃったw
そりゃスチール缶ですけど!!w(鉄の融点は1500度)

ここまで行くと、さすがに趣味というより道楽、という言葉が似合うレベル。出力が段違いにあがるので、機体の側も今度はそれなりの強度が必要になってくる。
だが、軽量であることは捨てるわけにはいかない。だって軽いから浮いてるんであって!w
重かったら浮かないですから!w

というわけで機体素材

・バルサ材
もっとも一般的。超軽い木材。すぐへこむ。人がぐにっ!ってにぎっただけでもへこむくらいやわらかく、加工がしやすく、軽い木材。安いので、これを壊してもまったくなんとも思わない。ていうかすぐ直る。

・発砲スチロール
軽い軟い安い加工楽。文句あんのかてめぇ。強度?ハァ?なにそれ。食える?

・FRP
ぷらっちっく!(違 軽くて加工が楽で強度が高い。強化繊維プラスチック、略してFRP。
価格? 何それ。食える?

一般にARFと書かれているのは半完成品。モノによってはもう必要なものが全部組み上げた状態でキットになっていて、すぐ飛ばせるもの。
そうじゃないのはだいたいバルサキットってやつで、木組み、塗装などの本体を作るキットもの。
もちろん安い。

さー、でっかい土地を持て余してる長野のエリンギ野郎とか、レッツチャレンジ!
俺? やるわけないじゃんそんなアウトドア系。いまは久し振りに釣りがしたいよwwwwww

あ、ジェットとかエンジン機を飛ばすときは必ずR/C飛行場でね。大した音ではないけど、民家周りでやるのは迷惑ですよ。公園とかもね。気にする人は気にするんですから。
ちゃんと、自分の私有地とか、R/C飛行場で楽しんでくださいね。

0 thoughts on “おまいらみんなオトコノコですねwwww

  1. すげー!
    かっけー!!
    ロマンだぬ。
    高い所怖いからある意味こっちのが快適かも?
    でもターボジェットだから燃費悪そうだなぁw

  2. リンク先の売り物詳細みてると燃費悪いので0.5L/minとあり、一回のフライトで2L消費とあるから2÷0.5=4分も持つって事ですね、地上でアイドリングとかしてる時間考えれば3分ぐらい飛ばせると言うことかな。
    しかし、ラジコン用JETエンジンなんて有る時代なんだねぇ…知らなかった、おまけにヘリ用もあるし

  3. えーっと、ヘリ用のローターはですねー。
    普通に製造メーカーが通常の乗用ヘリのローターエンジンの製造元が作ってくれてますwwww
    軍事系メーカーじゃないようですが。一般向けのヘリのローターエンジンの製造元さんだったり。
    まあ、世の中には掃除機を使って思わずジェットエンジンを自作してみた人とかいるようですが。
    http://masa-ya.jp/index.php?TopPage
    飛行時間は燃料槽の問題なんで、がんばれば増槽組み込めるんじゃないかな。

  4. 模型飛行機用の燃料エンジンは昔からあるけど、ジェットがあるってのは知らなかったなぁ。
    ・・・離陸と飛行はいいけど、着地の練習1度でもミスったら・・・。

  5. 単純に計算はできないですね。機体そのものの形状による揚力特性とジェットエンジンそのものの出力、総重量なんかも絡んできますから。
    20kgクラスの機体は少ないものでは5kg程度の推力でも飛ぶことができるものもあるようですが、もちろん、速度はでかいエンジン載せた方が速くなります。
    上昇にも余剰推力を与えるため、条件次第なんじゃないかなー。
    基本的に、機体本体のキットとエンジンはそれぞれ別に購入するので、機体本体の材質なんかも影響してきます。レシプロエンジンのR/Cに代表されるバルサ材とかはもうぜんぜん使い物になりませんが。
    高価なものではオールFRPなんてのもあります。
    http://www.jetsetj.com/
    機体はこっちで取り扱ってますね。
    一応300km/hでてる、と言われるラジコン動画もあるんですが、いまいちかっこよくないし離陸機構を持たないし(始動して投げて飛ばす)、しかも実際に出てる感じはなかったです。
    あとはもうエンジンの出力次第です。Su-27の制作過程ではJetCat P-200二発を搭載予定としていますがJetCat P-200は単発で最大22kgの推力を誇る、ラジコンジェットの中でも非常に高出力型のエンジンで、それ二個。機体全体として45kg近い推力が出るわけですよ。
    水平定常での飛行の際がもっとも速度としては高くなるでしょう。推力のほとんどを加速に使えますから、重量と機体の揚力、そして推力で地球の重力との釣りあいを取れば水平飛行状態になります。
    ここからスロットルをあげると、水平推力が大きくなるため、揚力が増し、飛行機は完全水平から微妙に上昇を始めます。つまり、最高速度ってのはこの辺のすっごい微妙な計算の嵐なので、正直めんどくさくて計算したくもありませんw
    詳しくやりたい方は航空力学にでもいっちゃってくださいっていうか機体の自作には絶対知っとかないとマズい事柄なんだろうなwwwwww
    ちなみに、このSu-27プロジェクトは、ラジコンのSu-27にコブラをさせる、というのをどうも目標にしてるっぽくてですね…。単純なSu-27のスケールサイズダウンではなさそうです。すでに本家HPではロールアウトしており、2007ジェットパワーとやらに出てたようです。
    http://www.su27.de/jetpower2007.htm
    でけぇw
    ちなみにP-200、ちょっと調べたら一基あたりお値段4056ユーロだそうです。日本円?聞くの? 67万円。
    まあ安価な8kg推力のP-80でも40万越えてますけどね。
    http://sagamido.co.jp/plane/jetcat.html
    で、誰かチャレンジしろよwwwwwwww
    とくに山しかない田舎住まいのエリンギ野郎とかw

  6. はい、実は航空工学科出身だったりします。
    まぁ合コンの時に『かっこい~♪』って言われるくらいしか役に立った事はありませんがw
    でも計算は無理だよムリw

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