チンパン辞意のネタであふれてますね。沙耶です、おはよーございます。っていうかもう夕方。
さて、そんな日本のドタバタ騒ぎの裏っかわではいろんなことが起きています。
まずはグルジア情勢から。
イギリスがロシアに対し、かなり強硬な姿勢を打ち出し、開戦前の位置まで下がるよう要求しました。ロシアはこれを意にも介さないとみられます。
イギリス側はロシアが資源ナショナリズムによってロシアからの資源輸出ストップなどの措置に対して、内陸部のNATO各国への資源流通経路確保のための予算の計上に入りました。
おそらくほぼ最後通告に等しいもので、期限が切られていないだけですね。EUのトップ会議が行われたのち、何らかの資源流通路の準備が済み次第、NATO各国は最後通告の発行に踏み切る可能性があります。
最後通告とは何か、というとですね。
最後通牒のことです。
最後通牒とは何か、というとですね。
~~までに××しなさい。さもないと攻撃します。という宣戦布告の前段階というものです。
ここ最近の戦争は基本的に最後通牒のない、いきなりドンパチ始めるといったものですから、かなり久し振りの最後通牒の発行となるかも知れません。ハルノート以降ないんじゃないかな?
たとえばナチスドイツのダンツィヒ要求なんかも最後通牒の部類ですね。
欧州情勢はかなり逼迫してきたといってよいでしょう。
これに対しロシアはもちろん応じない構えを見せると思われます。グルジアは来年あたりには本来NATOに組み込まれる予定を持っており、ロシアはこれを強く警戒していましたが、現在はさらに強硬なメッセージを発行しており、イランへのミサイル供与もちらつかせています。
また、とっても香ばしいことに、黒海に展開する人道支援目的とされる米・NATO各国の艦隊について、黒海艦隊の司令官は、マウントホイットニーに随伴するイージス艦にかなり神経をとがらせており、黒海艦隊でのミサイル一斉掃射による飽和攻撃でアメリカの派遣艦隊は壊滅する、と言及しています。
これに対し、NATO各国からは増派艦隊の検討もなされているようです。
現在黒海に展開中の艦隊は、アメリカ第六艦隊(地中海艦隊)所属旗艦、強襲揚陸艦マウント・ホイットニー、その護衛としてアーレイバーク級のイージス駆逐艦、マクファールを展開し、沿岸警備隊のカッターハミルトン級ダラスに人道支援物資の搬送などを行わせているとみられています。
同時に、この海域には現在すでに多数のNATO艦が入り込んでおり、これは以前から予定されていた合同演習ではあるのですが、ドイッチェマリーネのブレーメン級フリゲート艦リューベック(旧式艦で退役直前です)、アルマダ・デ・エスパーニャのアルバロ・デ・バサン級フリゲート艦アルミランテ・ファン・デ・ボルボーン(スペインの誇る主力イージス艦の一隻で、ドイツ・オランダとの共同開発艦でしたが、イージスの採用により計画を離脱した、スペインのイージス艦です)、そしてポーランド海軍オリバー・ハザード・ペリー級フリゲート、ゲネラウ・カジミェシュ・プワスキ も参加しています。これにアメリカ海軍NATO所属艦の同じくペリー級テイラーも参加しているようです。
まあロシア隣接で一番神経がとがってるのがポーランドでしょうけど。
あとトルコ海軍の艦艇4隻も黒海に展開中。
おそらくNATOの演習のほうはスペインのイージス艦を筆頭にした多国籍混成状態での共同防空システムの連携演習ですが、いざとなれば即応可能な防空ミサイル艦隊構成のようです。
ちょっと驚いたのはスペインって軽空もってんだね…。おもったよりスペイン海軍が厚かったのがびっくり。ドイツはまあいつものことですが、三国防空フリゲート計画がうまく進まなかったこともあり、イージスフリゲートが存在しないのが痛いかな。
ま、ドイツに海軍期待するのは帝国陸軍に優れた戦略計画を立てさせるようなもんですが。
追加派遣艦として現在8隻の追加派遣があるかも、とのことで、この演習に(去年から予定されていた演習とは言え)時期が時期だけあって、ロシアがかなりキレており、その程度のミサイルフリゲート何ぞ黒海艦隊の飽和で沈むんじゃボケが!と挑発しているようです。
ちょっとかなり緊迫してきている状況です。あんま平和でもないですね。
もう一方ではお隣の国韓国。
ここ一週間での経済の動きが凄いことに。ハゲタカが売り抜けたのか?
去年後半は930ウォンあたりをうろうろしていたのですが、今年に入って一気に戻したかと思うと大幅なウォン安に振れはじめ、じわじわと戻して行った結果、1050~1080ウォンあたりまで下落、これが先週の話。
そして、1090ウォンを超えると輸入が悲鳴を上げるということで、韓銀が警告出したとたん、一気に1130ウォンへ突入。数日で日本円なら5円程度の為替変動が起きているということになります。
また、韓国経済の先行きの不透明さや不安定さにさじを投げたのか、そもそも延々個人投資家が頑張っていたのが限界に来たのか、株式市場も一気に大暴落を起こしており、総合的に見るにデフォルトが相当近づいていることがうかがえる状況。
正直韓国のデフォルトの発生は日本も無傷では済まないっていうかとんでもない迷惑を被るので避けたいところですが、IMFおかわり!って素直に通るかどうか。
韓国に投資しちゃってる企業さん方はいまちょっと気が気じゃないんじゃないですかね。
正直まあ見てる分には対岸の火事ですが、本当にデフォルトなんて起こしたら対岸の火事じゃ済まないし。経済難民の発生で何が起きることやら。
というわけで国内もごたごたしていますが海外もかなり緊迫してきています。
北は北で核施設の再稼働をネタに資源強請を再開していますしね。予定通りのルートではありますが。
さーてどうなるんかなー。