【哲学】あなたはだれ?【入門】 第一話
ソフィーの世界のAA化なんてやってたのね。
未読の人は読まないほうがいいかもしれないけれど。
哲学。
沙耶はとうの昔に考えることを辞めましたw
存在証明のできないものへの思索の旅は実に楽しいものですが、それは同時に無間地獄でしかない。
思索は人に与えられた特権ではない。沙耶はそう定義してしまいました。
それは、罰なのだと。人という種が、もし、思索をしなければ生きていけないならば、それは人という種に与えられた罪に対する罰なのだと。
だってそう考えたほうがすっきりしてしまいますからw
ていうか沙耶さん自身が神ですしね。己は己の神ですし。
神がどこから来たのか、どこへ行くのか。そんなもん神なんだから自分で決めればよいw
沙耶さんは沙耶さんの知識と記憶と知性と人格の中において神であるが故に、そのあらゆる定義を己によって定めおくものである。
よって、己が誰かなどという愚昧な問いを発することをしない。
そんな問いはもう問いかけ飽きた。誰がそれに答えた? 誰がそれに答えられる?
カントだのデカルトだのと名前を出してなんとする。
その答えは自分しか持ち得ないし、自分にしか答えられない。借り物の答えになんの意味もなければ価値もない。
それが哲学というものの本質だ。
誰かが歩んだ思索の道をなぞって踏みしめて歩くのは哲学ではない。ただの歴史。
考えろ考えろ考えろ。
そしてはじき出した答えなら、たとえそれがどれほど凡庸なものであれ、それは哲学だ。
借りてきた言葉でアシである、なんて答えるようならそのかぼちゃ頭を踏み潰せ。
その答えとして、沙耶さんの言葉は神は私である。という回答なのですよw
己という宇宙の支配者、全知全能。己の中でだけw
そんな思索をせねばならないなんて罰そのものじゃないですかw
中学生なら挑め、世界の謎にw そしてくじけろwwwwwwwwww
世界は茫漠たる砂漠のごとく、君の前に立ちはだかり、そして打ち砕けぬ壁となって打ちのめす。
それでもなお進むというなら、先達の残した書物を読めばいい。
みな打ち負かされ、ボロ負けをし、砕かれ、最後には言い訳に終始する愚昧なる書を。
ラプラスの魔に魅せられ、神を定義し、存在もしないものを求め、不在証明も存在証明も出来ぬままただ水掛け論を繰り広げる楽しい世界を垣間見よ。
にもかかわらず愚かしくも哲学は、人類普遍にして絶対の指標であるなどと愚劣にて低俗なプライドのもと、数多学問の頂点であると裸の王様を気取っているのだ。
それに呑まれ、従うか。それとも撥ね付け、言葉遊びのくだらなさに吐き捨てるか。
笑え、その姿を。神などとうにここに見つけたと。
それが大人になるってことだwwww
ていうか哲学で言葉遊びして楽しむなんて若いうちの特権なんだから楽しむといいよwwwww
意識とは何か。人格とは何か。
プログラムですよ、バカみたいに巨大なif文だらけでソースコード書いた奴は間違いなくキチガイだとしか思えないほどのスパゲッティのねw
それを作り上げたのは神なんかじゃない。
進化と、学習とが、積み増し積み増し建て増しを繰り返しながら、生命の枠の中に設計を続けてきたキチガイじみたプログラム。
回路を構成するトランジスタは有機トランジスタにしてたった一つの反応回路が複数の判定を同時存在させるずいぶんと器用な複合チップ。
このばかげた、そして神秘的なものを作り上げたのは神じゃない。
神だとしたら、俺はスパゲッティモンスターだと思うよw ははは、否定も肯定も出来ないけどなwww
あの言葉遊びを楽しめる時間なんて、ほんとうに限られているのだ。
あの時に楽しめなければ、大人になって同じ楽しみ方が出来るなんて思っちゃ駄目だ。
もし君が若いならば、是非とも楽しむといい。哲学という、バカげて、幼稚で、王様気取りで、それで居てやってることが言葉遊びに過ぎない、その思索と思考の旅を。
それは、きっと、無駄にはならない。君がどんな生き方をしていくにしても。