利息と手数料の意味もわからない、というのは。
沙耶です。
これはいい闇金顧客リスト作成サイトwwwwwwwwww
何もわかってない小学生が立ち上げたサイトかと思った。
企業体がたちあげているとしたら、その企業には法務部がない。存在しない。
会計監査すらまともにやってるか怪しいw むしろ総務部もないんじゃないのかなwww
まず、金利とは何でしょうか。
AさんがBさんにお金を貸し、そしてBさんがAさんに返却する。
これが絶対に行われる保証がなされていれば、AさんはBさんに貸している間の運用益程度の金利だけ得られれば問題ないと思います。これが、最低金利。
Bさんが返してくれる確率が、50%だとすると、Aさんは貸し倒れる(踏み倒される)可能性があります。
50%も。このとき、Aさんは損失を最小限に抑えなくてはいけませんから、返却の信用性のうすいBさんに対してはものすごく高い金利をかけることで、損失を抑える方向に動きます。
そう、金利とは言いかえれば”信用度”を数値化したものにほかなりません。
低金利とは、信用度の高い状態であり、高金利とは信用度の非常に低い状態である、と言いかえることができます。
この信用度は貸し手と借り手のあいだの信用度に当たり、借り手がその金利を負担するのは自身の信用保証にほかなりません。
つまり、貸し手はその信用保証をもって、借り手の踏み倒しといった貸し倒れリスクを背負う、ある意味では保証人となる、ということです。
さて。
このサイト、その金利に対して手数料が取られます。
これはどういうことかというと、借り手の信用をピンハネし、貸し手は借り手の信用度にみあった拠出をしていながら、信用度に値する補償金を得られない、ということにほかなりません。
つまり、貸し手は借り手の信用度に見合った貸し倒れリスクをすべて負っているにも関わらず、借り手の踏み倒し時に信用度に見合った保障が得られない、ということです。
つまり、一方的に貸し手は必ず損をします。
借り手の支払っている金利、とは貸し手のものであり、それをピンハネする、ということは、拠出者からカネを取り、借り手は逆に本来の信用度以上の信用度で借りることができている、ということになります。
貸し倒れの際には債権をサービサーに売却するようですが、サービサーが回収してくるかどうかはわかりません、と書かれています。
おかしな話で、債権はマネオのものではなく、貸し手のものです。許諾なく売却していいわけがありませんし、その売却したお金は貸し手に帰結しなければなりません。
こんなめちゃくちゃな話はありえない。ていうかナチュラルに危険です。
規約を見る限り、一方的に都合のいいことが書きたてられており、普通に危険。
銀行の仕組みから、”銀行を経由する、ということで貸主、借り手ともに得ていた安心と信用度という保証部分を根こそぎ取りはらい、銀行が負っていた金融リスクのすべてを貸主に押し付けた”のがこのP2P金融商品の正体です。
銀行も預金者と借り手のマッチングシステムにすぎません。ただし、貸す相手、借りる相手が”銀行”という信用度の高い存在である、という点で大きく異なります。
この銀行のもつ信用度保障を一切なくし(これは一方的に貸し手に不利)借り手は個人情報保護をうたい文句に完全に匿名化し、マネオを信じろ、と言い放つ。
マネオを信じるにはマネオが取引相手でなくてはならないが、それは拒否。
そのうえで、信用リスクは自分で判断しろと自己責任論を振りかざし、なおかつ債権の行使(貸主には債権の回収権限があります)を禁止する約款。
…ざわ…ざわ…
こんなの通るわけないだろう。カイジに出てきたりするルールのほうがよほど正当…ッ…
よほど正直…ッ…
……通るかっ、こんなもんっ…通ってたまるかっ…
ざわ…
ざわ…
つまりこの場合、サイト側は貸し手の貸し倒れリスクに対して1.5%の手数料分の負債を負っている形になっています。
逆に、サイト側は借り手の身元確認を行っており、これらを保証人行為と見ることもできます。
借り手を保障し、それに対して金利をピンハネします、ということであれば、サイト側は貸し倒れリスクに対しての保障能力を有しなければなりません。
元本の100%保障の制約まではないかもしれませんが、なんらかの保障がなされなければならない、というのが金融での当たり前の話です。
これで、貸主に対しての負債をサイトが負わない、というのはふつーに間違いなく犯罪行為です。
余裕で詐欺で立件できるんじゃないですかね、これ。
貸主が絶対損をし、借り手が絶対有利であるサイトなんて契約が成立しませんし、別の意図でのサイト開設と考えた方がいいかもしれません。
たとえば、審査に応募してきた顧客はお金に困ってる人間、と見ることができますし、そのリストはある筋では十分に有用なリストになるでしょう。
どう好意的に見ても安全には見受けられないサイトであり、非常識を通り越すレベルで、金融経済に対してあまりにも無知、もしくは故意に行われた何らかのアプローチとかんがえるべきです。
間違っても登録したりしないようにね。とりあえずOKWebはこことコラボとかしてるけど犯罪の片棒担ぐってことでいいのかね。