変態のためのうぃんどーずねっとわーく 1

NetBEUIとかNetBIOSとかsmbプロトコルだとか。もうね。

なんでこんな頭の悪いプロトコルをいまだに使わなきゃいけないのかが分からない。
ばーかばーか。死んでしまえ。沙耶でした(終わるのかよ


まー前時代的プロトコルですが、お手軽なのでご家庭の多くでは現役です。

ついでに会社のルータなのにコレガとかメルコの安物買ってきて取り付けといてネットが!とか騒ぐ馬鹿な会社の事務所にも大好評です。
頭ワルスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

一体全体、Windowsのワークグループとかのネットワークってどういう仕組みかご存知でしょうか。
今日はそんなお話。

PC AとPC Bが居ました。A/Bじゃ寂しいので、Aにsaya Bにyoshinoって名前をつけてみました。
さて。dhcpでルータから適当なネットワークのIPアドレスをもらった二人。
sayaが持ってるファイルをyoshinoが観たいとき、yoshinoはどうすればいいでしょうか。

1.無理やり押し倒す
2.できないから寝る
3.悲鳴を上げる

三択です。人間からしてみれば、ネットワーク上に二台しかPCがないなら”そこしかいくところがないんだから”とかいうフザけた理由で見れて当然とか思うヒトも多いです。
世の中そんなに自由自在にできていませんwwww 機械はいわれたことしかやらないので、”見ればわかるじゃん”なんて理屈は通じません。

答え。3。

とりあえずyoshinoのPC上でsayaというPCを見つけなければなりません。広大なネットの海の中で。
そこでyoshinoは考えます。とりあえず叫ぼう。
ただの基地外ですね。ああ、春ですしね。

このときに用いられるのがブロードキャストと呼ばれるものです。ちくしてつやー(違

相手を限定した通信であるTCP/IP通信というのは、基本的に1対1のおしゃべりを定めたプロトコルなのです。TCP/IPとは電話に近いもので、向こうの電話口以外のヒトとは原則お話ができません。
これをユニキャストといいます。Point-to-Pointという言い方の方が馴染み深いかもしれませんが。

はい、英語で考えるとそのまんまです。幅広く(パケットを)投げるのでブロードキャスト。uniとはひとつの、見たいな接頭詞で、一人のヒトに投げるからユニキャスト。

さて、このブロードキャストですが、あまりにも誰彼かまわず、ネットワーク上にいるみんなに無差別爆撃のごとくパケットを投げつけるので、多用されると本当に迷惑です。
そこで、ユニキャストのような相手を限定しつつ複数のヒトに同じパケットを投げることをマルチキャストといいます。

話を戻しましょう。とりあえず叫んだyoshino。
yoshino「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
非常にうるさい。

そして困ったことに、ブロードキャストには原則としてお返事を返すように、と決まっています。
まあ別に無視してもいいんですけどね。ま、ここは我慢します。
saya「うっさい氏ね」>yoshino
とりあえず最初の悲鳴に私はここですううううって言ってるのでそこに向けて返事します。
これがユニキャストなわけ。

yoshinoはこれでsayaの居所をつかみました。なぜなら、sayaはユニキャストでyoshinoに言い返す際に自分の居所も書いて送り返すからです。馬鹿ですね。
このユニキャストの自分の居場所を書き換えることをスプーフィングといいます。すーぱーはっかーとしては127.0.0.1に対する攻撃と同じくらい初歩として覚えなければなりません。

yoshino「ぱんつみせて」>saya
saya「ダメに決まってるだろアホ」>yoshino

と、このように必要なファイルを見せてもらう交渉をここから始めることができるわけです。

さて。じゃ、ちょっと考えて見ましょう。同じネットワークにWindowsPCであるyoshinoが200台いたとしましょう。
yoshino1「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino2「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino3「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino4「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino5「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino6「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
以下略

Windows君は起動するととりあえずネットワーク内に誰が居るのかを知るために、いきなり叫びます。
朝9時。出社するなり一斉に電源が入るPC。この瞬間にいきなりネットが重くなるなどの現象はこれに起因することがあります。

もちろん、この200台のyoshinoはそれぞれが、もらったブロードキャストに全部返事をします。
一台のyoshinoが受けるのは、自分が出した以外の199個のブロードキャストに返事をします。

yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino2
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino3
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino4
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino5
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino6
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino7
yoshino1「私はここよおおおおおお」>yoshino8
以下略。めんどくさい。

yoshino全員がこれをやるので、199個の応答パケットが200台分出ますね。ああ、もう気分が悪い。
さらに、誰かの電源が落ちたりしてネットワークから居なくなったら、そいつが電源が落ちたことを検出しなければなりません。というかそうしたいとゲイツ様がおっしゃったので。
ご丁寧に今から電源切りますねーなんて告知して落ちるともいえませんし、そんな変なパケット流されても困ります。そもそもネットワークから切り離されるのは決して電源がきられたときだけではないはずです。

そこで、「さっきまで返事があったけど変事がなくなったヤツは居なくなったことにしよう」とyoshino1は考えました。
yoshino2も同じことを考えました。yoshino3以下略

そこでyoshino1はそれを実践すべくもっかい叫びます。

yoshino1「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino2「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino3「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino4「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino5「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
yoshino6「生きてるひと、いますかあああああああっ!!!!私はここですうううううう!」
以下略。

馬鹿だろお前。しかし、実際のところWindowsのやってることはコレです。定期的に叫ぶ。
その結果が、マイネットワークに自動的にPCが現れたり消えたりする仕組みなんですね。

これ、PCの台数が少なければまともに機能するんですが、多くなってくるとネットワークにとって非常に危険な代物になります。

そこで! 神!であり! 唯一絶対であり! 救世主であり! 完全なるアダムであるゲイツ様はおっしゃられた!

「もうちょっとなんとかしようぜ」

でも神は大きく変更してしまうのは面倒くさかった(別にそんな理由でもないがw
そこで、今の200台が起動時に叫ぶことを止めるのはあきらめ、定期的に叫ぶのは専門のPCを一台決めてしまえばいいのだと思いつく。

これが、ドメインマスタブラウザと呼ばれるWindowsネットワークブラウジングの基本となる構造になってくるのである。

以下めんどくさくないときに適当に連載。

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