楽譜、公開。

おはようございます、ノロウィルスの脅威にビビりながら仕事する毎日です。

沙耶です。通勤電車って明らかに感染を拡大してるよね。


さて、この度ヴォルフガングさんがHPを開設されました。
なんと、ご自身の作曲された楽譜をすべて無料公開だというのです!!!!!

ああ、すばらしい!!! 著作権もう切れてるけどねw

はい、その通り。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)。
まあ誰でも知ってますよね。ハイドン・ベートーベンと並び、ウィーン古典派音楽の巨匠の一人。音楽の授業を寝てた人でも知ってるでしょ。

沙耶はガキの時はオヤジがクラシックばっかり聞いていたせいもあって、クラシックばっか聞いてました。
こと、モーツアルトやショパンはオヤジが好んでいたので、耳に残ってるのが多いですね。

クラシックってのはまあ最近の人はあんまり聞かないのかもしれませんが、年代別に追ってみると結構面白いですよ。
すこし勉強してみませんか?

音楽の父、大バッハ、音楽の母、ヘンデルのバロック音楽期を経て、ウィーン古典へ流れていく過程は、音楽性の大きな進歩が聴いて取れます。大バッハ、というのはいわゆる皆さんが一番よく知ってるバッハで、ヨハン・セバスチャン・バッハ、いわゆるJ・S・バッハです。バッハって名前はかなり一般的で音楽家にもやたら居るため、大バッハ・小バッハとかイニシャルを含めないとわりと誰のことだか分からないくらい居ます。

バロックの大きな特徴は完全調和の完全和音を好み、不協和音を好みません。また、調和の取れた均整のある旋律を好みますので、非常に単調ではあるのですが、耳には心地よく聞こえます。
同じバロックでも前期・中期・後期でだいぶ変わっては来ますが。
この時期の音楽としてみなさんがよく知っているんじゃないかな、ってのはヴィヴァルディの四季でしょうか。彼の確立した緩急をつけたフレーズの協奏曲は、この後古典派・ロマン派まで引き継がれます。
また、パッフェルベルのカノンなどもみなさんよく知っているんじゃないでしょうか。
いずれも耳に心地よいですよね。そして、この時期のバロック音楽の集大成として業を為したのがバッハだったわけです。
バッハはこの時代に確立されたさまざまな手法を熟知し、それをすべてさまざまな形で自分の作品に取り込んでいったため、バロック音楽そのものの集大成とまで言われるわけですね。

このバロックの後を引き継ぐのが古典派と呼ばれる音楽です。
この時代の音楽家はみなさんよく知っている人ばかりです。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンはこの時代を代表する作曲家であり演奏家ですね。
現代でクラシック音楽と言いますが、このClassicという呼び名はこの時期を古典派と呼ぶことから来ています。バロック音楽などもいっしょくたにクラシックと呼びますけどね。
古典派は多重音によるポリフォニーでの旋律展開を好み、ルネサンス期の装飾音楽に近くなります。それゆえに、古典と呼ばれるわけですが。複雑にからまった和音の変遷はさまざまな音楽を生み出し、音楽家の個性を際立たせました。

バロック音楽はそのモノフォニックな特性から練習曲としても有名です。一方で古典派、ロマン派となるとその演奏難度は非常に高くなります。
※別にバロックが簡単だと言う話ではありません。モノフォニックの楽曲を感受性豊かに演奏するのはとても難しいですから。

そして、時代はロマン派へと移行していきます。古典派の音楽性の拡張期でもあるロマン派は、不協和音の効果をより強く引き出し、快と不快の落差によってその表現の幅を大きく広げていきます。
ベートーヴェンはロマン派の初期に分類されることもありますね。
代表的な作曲家は、リヒャルト・ワーグナーらです。惑星などは有名な楽曲でしょう。特に木星あたりは知らない人は居ないでしょうね。そのほかにもジャン・シベリウスのフィンランディア、マーラーの交響曲「大地の歌」などは定番ですから知ってる方も多いかと。
シューベルトなどもこの古典期からロマン期への移行時期の作曲家です。
この頃の音楽は多様性に満ちていますから、一概にロマン派だからこういう曲、という概念がそもそもありません。この多様性が近代・現代のクラシック音楽に繋がっていきます。

サン・サーンスの動物の謝肉祭、ウェーバーのロマンティックオペラ三作品(オベロン、魔弾の射手、オイリュアンテ)、メンデルスゾーンの真夏の夜の夢、ショパンの作品集、リストのピアノ曲など、著名な作品が名を連ねます。チャイコフスキーやリヒャルト・シュトラウス、ブラームスなどもこの時期です。
ダイナミックに拡大した音楽性のため、聞き手も作曲家によって好き嫌いがはっきり分かれやすいですが、音楽として聞く場合、心地よいだけのバロックとは違い、聞いてて面白いと思います。

そして、クラシックは20世紀にはいってゆきます。

これをモダニズムというモダン運動が支え、近代音楽の礎となっていくわけです。
このへんから私はほっとんど聞きません。せいぜいラフマニノフやエリック・サティを聞くくらいですねぇ。このへんは古典に近い形での楽曲ですので心地いいんですよね。
拡大し続け、限界を迎えたロマン派は新ロマン主義、新古典主義、前衛音楽などへと分化していきます。
第二次世界大戦の終わりくらいまでを近代音楽、そこからを現代と分類していますが、それほど明確な区分はありません。

クラシック的手法を維持することはあまりなくなり、階調なども無階調曲やさまざまな新しい電子楽器なども取り入れられ、音楽の多様性を生み出していきます。
ここから先はほんと分かる人にしかわからない世界なんじゃないかな、と思いますし、沙耶はよくわかりません。

クラシックも、毛嫌いせずに一度聞いてみると面白いと思います。
モーツアルトのピアノ譜でも落として眺めてみようかなぁ…。

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