海上自衛隊第一機動空母艦隊

たぶん、F/A-18E/FもしくはF-35Cをほしがる人の最終目標地点。

海上自衛隊第一起動空母艦隊。
旗艦、大型空母は誰の名を継ぐのか。鳳翔でしょうか。赤城・加賀クラスの名前でしょうか。
それともミッドウェイで果敢に戦った飛龍ですかね。
翔鶴・端鶴も大型空母ってんならありですよね。

まあ、地名タイプは大型戦艦からの転用の面もあるので、やはり伝統的に飛獣名の継承でしょうか。


と、いう夢を語りたい船は男のロマンだぜ派の人たちの工作が、このスーパーホーネットとF-35Cのプッシュだったりします。
もっとも、F-35は選考対象がF-35Aですが、何か。

よって、F/A-18E/Fを推しているわけです。せっかく艦載機を買ったんだから艦載もしようよ!って持っていこうって話なんでしょうね。

しかし、現実味がない、と言いました。なぜか。

空母って、装甲ぺらぺらなんスよ。だから、単艦運用なんてありえない。対艦攻撃力はないし、対潜攻撃力なんてもっとない。あっという間に沈みます。高いのに。
だから、沈まないためには艦隊を組まねばなりません。これが、空母護衛艦隊。

要求されるのは多方面への防衛能力と、防空能力、そして高い対潜能力。

さて、そこでアメリカ軍の空母艦隊を見てみましょう。航空母艦は高いわトロいわ防御能力はないわ、攻撃能力はないわ、と踏んだり蹴ったりです。航空戦力が機能していないときの航空母艦なんてただのバカ高い輸送艦です。
そんな馬鹿高い輸送艦ですから、簡単に沈んでもらっては困るわけで、そのための防衛艦隊は必須なわけですよ。

ミニッツ級CVNの攻撃型機動空母艦隊。主力となる原子力航空母艦ですが、キティなんかの通常艦もそれほど変わりません。そもそもキティはもうすでに事実上日本がおうちなんじゃないか?w

ミニッツ級CVN 一隻

これに付随する艦隊は

CG  タイコンデロガ級 二隻
DDG アーレイバーク級 一隻
FFG OHペリー級   一隻
SSN ロサンゼルス級 一隻
AOE サプライ級    一隻

それぞれ見ていこう。
CG ミサイル巡洋艦。
DDG ミサイル駆逐艦
DD 駆逐艦
FFG ミサイルフリゲート
SSN 攻撃型原子力潜水艦
AOE 高速戦闘支援艦

ちなみに巡航ミサイル搭載原子力潜水艦はSSGN/弾道ミサイル搭載型はSSBN。通常機関の潜水艦はSSで、対潜潜水艦がSSK。ミサイル乗っけてるのがSSG。

日本の海自の持ち物で、これに転用できるのは
イージス 4隻 CGとDDGの中間みたいな船。
汎用型DD いっぱい ただしVLSが少ない。倍数配備でカバーですか?wwwww
FFG いっぱい これはいっぱい持ってる。
SSN もってさえいない。
AOE サイズが半分くらいの補給艦なら^^; いくつか^^;;;;;

イージス四隻は沿岸防衛の要であり、こいつを現在の艦隊からはぎとるってのは潜水艦そのままスルーです^^;;;ってことなので却下。

見てわかるとおり、随伴艦隊のほとんどが大量のVLSを持つ対空絶対防御能力を誇ることが見て取れると思う。
特に、防衛の要となるのがタイコンデロガ級のCG、ミサイル巡洋艦だ。こいつは、イージスシステムを搭載し、同時に16の標的を並行対処する、海上防空能力艦としてはほぼ最強に位置する艦であり、新型艦であるアーレイバーク級のDDGを上回る処理能力をイージスシステムに与えられている。
こんごうはアーレイバーク級のDDGをベースにイージスシステムを付加したものだが、防空処理能力は複数の並行迎撃は行えない。また、アーレイバーク自体もイージスシステムを持つイージス艦でもある。

これは、艦隊全体で圧倒的な防空能力を展開することにより航空機によるミサイル飽和攻撃を完全迎撃することがこの艦隊の使命だからだ。
言うまでもなく、冷戦時のソビエト艦隊も同様の展開を見せた。

この飽和攻撃に対する防御力を突破できる航空戦力を持つのは、現時点ではさほど多くない。
そして、ソビエトからの攻撃を想定した空自もまた、この飽和攻撃防御能力を突破できる航空戦力部隊なのだ。
航空部隊は通常一小隊が4機編隊からなる。F-2の攻撃能力は、対艦ミサイルを4発搭載し、斉射することでタイコンデロガの16目標追尾に飽和する。F-2は一個飛行隊が20機からなり、反復攻撃を行う場合、瞬く間に艦隊の防空能力を丸裸にする。
二航空小隊で16発の対艦ミサイルがこの防空網の第一防衛射を潜り抜けることができる。ただでさえ迎撃しにくい低空侵入からの対艦ミサイルの飽和攻撃は艦隊にとっては非常に脅威でもある。

もっとも、そのF-2もこんごう型の精密迎撃にはケースによっては手も足も出ないが、航空からの主力機支援を受けての低空侵入飽和攻撃であれば、まともに防衛できる艦隊はそれほど多くはない。

結局、補給艦のサイズが小さい、CG・DDGによる航空防衛がイージスを引っ張ってこれない以上あほ弱い。
新たにイージスを入れるにしてもそんな予算がどこにある。CVNだけでもとんでもない価格だというのに。

加えて対潜能力の要となるSSNがない。SSやSSNは主に単艦行動で狙いに来るため、海面下の防衛として最強の潜水戦闘艦を配備するのだが、それがSSKでは長期作戦に随伴できない、寄港スケジュールがSSに合わせなければならないなどの制約がきわめて大きくなってしまう。

結果として、トータルコストの肥大化があまりにもひどすぎる。

現在のこんごうよりも高額になる高性能イージスを搭載したCGを新規に購入、もしくは建造。
空母を購入、建造。
DDもVLSの本数が少なく、飽和攻撃への限界が低くなってしまう。必要ならDDの新造も要求される。
そして、SSN。通常艦のキティをもらえたとしても海面下においてはSSNが必須だ。SSKでしのぐのだとしたら、相当な運用においての制約を覚悟しなければならないんじゃないだろうか。
補給艦に当たる支援艦もでかくないとだめになってくるよね。

というわけでほとんどゼロから全部買うか造るはめになる。せっかくホーネットがあるんだから、なんて論理が通用するレベルじゃない。ぶっちゃけホーネットの価格なんてこれから見たら誤差だ誤差wwwww

そもそも空母なんてのは遠隔における制空・制海権を一時的に完全確保し、揚陸部隊を突っ込ませるのが最近の流行。

揚陸部隊なんていないのに遠隔地の制空制海を一時的に確保してどうなるというのか。
え? 揚陸部隊も作るの?

…無茶いってんじゃねぇよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

0 thoughts on “海上自衛隊第一機動空母艦隊

  1. 弁護士とか裁判官ってばウマシカでもなれるからしかたないのかも?
    多分仕組みを理解出来ない人が判決を下す部分に問題があるのカモ。

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