専守防衛ドクトリン

みなさん、非常に重要なお知らせがございます。沙耶です。

いますぐに、海外への資産転用計画を策定開始してください。
次に、移住先の検討を始めてください。
そして、アメリカであればグリーンカード、それ以外の国家であればそれぞれでの国家の市民権または国籍変更条件をお調べの上、その条件を満たすための活動を始めてください。
また、余力があれば現地言語の習得をお子様ならびにご両親ともども始めてください。

これは冗談ではありません。繰り返します。
これは冗談ではありません。

10年後、日本が日本という名前で残っている保障は存在しなくなりました。
これは、国民の皆様によるご選択の結果でもありますが、支持率が一桁にも関わらず権力の座に固執した猿の責任でもあります。

あなたが、民主主義を標榜しているならば国外亡命計画を開始してください。

あなたが、共産主義者であるならば、このまま日本に居座ってください。

繰り返します。これは、冗談ではありません。


チンパンジー、オスロ・プロセスに従いクラスター爆弾の全面禁止に踏み切る。

対人地雷に続き、陸戦面制圧兵器、クラスターが禁止されます。代用としてはサーモバリックを使う可能性もありますが、対機甲師団への対処能力はありません。このため、強襲揚陸による強引なシーレーン防衛突破ドクトリンにより多拠点同時揚陸作戦は、確実に成功します。そうでなくても、海上決戦でのドクトリンで挑み、回転攻撃を行えば艦艇数として上回る国家であれば日本への揚陸艦の接岸はかなり現実味を帯びます。大陸国である中国が艦艇数を急増させているのも、恐ろしい話ですね。

このこと自体は、シーレーン防衛においてはもともと前提として当たり前の話で、100%のシーレーン防衛など最初から目標とはしていません。80%を海上防衛して、20%を水際で落とせばいい、というドクトリンであるのが、日本の専守防衛ドクトリンなのです。ていうかシーレーン防衛の基本。海は広いんだから全部カバーできません。海峡が天然の要害なのもそのためですが、太平洋側に海峡はほとんどありません。
中華がアメ様に太平洋のこっちよこせ、ってのも警戒網のある沖縄諸島などの離島間を抜けるより、”なにもない”太平洋を悠々と進む方がらくだからです。

そして、この攻勢ドクトリンは人的資源を際限なく有している国家であれば、実行可能な作戦計画となります。20%の上陸戦力が陸自の局所戦力を上回ればよい。
非人道的兵器、として批難した結果、日本は現時点をもって揚陸防衛能力を喪失しました。

このため、シーレーンを突破された時点で日本の敗戦はほぼ決定的なものとなります。
兵站が維持できない? 兵站が維持できないのはむしろ日本です。海上保有戦力は港湾施設が健在であればこそ機能します。強襲揚陸からの港湾施設機能麻痺を起させれば、シーレーン防衛能力は著しく低下、橋頭保の確保がなされます。
これを”防衛する手段”が喪失した、と言っているのです。

専守防衛に徹するには、最低限としてみたしておかなくてはならない軍事プロセスが存在し、そのための防衛兵器計画が存在します。それが、失われたのです。
このオスロ・プロセスに同意した結果は二つしか存在しません。

・敵性国家の強制揚陸からの攻撃を甘んじて受ける
もしくは、
・先制攻撃により、敵性国家の攻撃能力を喪失させる

この二つです。さすがに戦後六十年、戦争にかかわらなかったことにより戦力保持についての思考が平和ボケと称されるまでに至った国民のあまりのお粗末さに愕然ともしますが、メディア、また一般市民の多くはこのクラスター爆弾の禁止の何がいけないんだ、くらいにしかおそらく考えていません。
むしろ、よいことである、と判断している方がほとんどでしょう。
それとも福田は日本が攻勢に打って出るための強引な改革を決行した、と見るべきでしょうか。
私は少なくとも今回の決定により、9条を尊守しての日本という国家権力の維持が不可能であると判断します。ミリヲタどもは今まで別に9条を守った上で専守防衛を行うことは可能だから、特に9条に反対はしていませんでしたが。

9条維持か破棄か、なんて投票があれば躊躇なく破棄に投票せざるを得なくなってしまいました、困ったことに。

残念ながらこの決定はミリオタ的軍事ドクトリンおよび国防に関しての地政学においては、完全敗北の道筋を決定的にしたと言わざるをえません。もし戦争が起きて、敗戦後後年の歴史学者が評したなら、対人地雷禁止とクラスター禁止が日本の敗北の決定打であったと記されるくらい決定的です。
この決定をかいくぐるだけの新兵器開発が完了していれば話は別ですが、現時点では自衛隊の研究機関にそのような報告は存在しません。

キネティック弾頭をはじめとするミサイル防衛計画(MD)は現代的ミサイル戦術および戦略ミサイルへの防衛力を高くするものですが、今回の決定は近代的攻撃ドクトリンである揚陸強襲のドクトリンに対して、無防備を宣言したことと変わりません。

つまり、ミサイル戦略を取らずとも日本は制圧できるようになりました。わーいおめでとー。

軍事バランスの観点で言えば、この時点ですでに日本は丸裸です。海軍戦力と航空戦力がいくら高くなろうと、それらは本土の水際防衛が成功することを前提として組まれているドクトリンにすぎません。

さようなら日本。

繰り返します。こいつは冗談ではありません。

なんでクラスターが必要なの? なんで対人地雷がいるの?

いまさらそんな疑問を抱く人がいてもどうしようもありませんが、一応説明しておきますね。

対人地雷が防衛兵器として敵揚陸歩兵に対して恐ろしいまでに有効であることと、日本のバカ長い海岸線とその揚陸可能ポイントの多さ、そしてそれをカバーできるだけ存在していない陸自歩兵、というのを考えればバカでもわかります。

北朝鮮の拉致実行犯がどうしてこう何度も日本に侵入できてると思ってるんですか。

クラスターとは弾頭に多数の子爆弾を組みこんだ広域面制圧爆弾です。面制圧、くらいは分かるよね。
ちなみに単弾頭のミサイルやロケットは点攻撃です。揚陸強襲というのは、揚陸艦に最前面に機甲師団を押し出し、その背後から歩兵による面展開を行う作戦です。機甲師団の展開に対応するためには、対戦車部隊の展開が必須となります。

日本の機甲師団はその多くが北海道に集中展開しており(対ロシア防衛ドクトリン)、沿岸展開はしていません。
すなわち、この強襲揚陸の成功を成した場合、日本は基本的に陸自歩兵による(よくて装甲車やMLRSなどのロケラン)で対応する必要があります。

もちろん、強襲揚陸で揚陸する戦車は空挺戦車などの豆戦車で、MBTではありませんから92式が展開されればもちろん駆逐されます。しかし、92式の展開までの間、これを阻止する戦力がないのです。

機甲師団は基本的に前面防衛力が馬鹿みたいに高くなっており、昨今では最新型の対ロケラン防衛を組みこんだMBTには点攻撃にあたるロケランはあまり効果がありません。もちろん、弾頭の爆薬重量にもよりますが。
装甲のうすい上からの攻撃には弱いですが、対機甲師団としては対物ライフルなどの運用となります。
点攻撃兵器が有用なのは、敵に対してこちらの数が圧倒的に上である場合は有用ですが、日本は基本的に陸自の数はすくないため、対揚陸には少数の歩兵小隊などでこれに当たる形になります。
運よく揚陸師団の近くに駐屯地があって、旅団規模か師団規模での即応ができたとして、防衛ラインは揚陸師団を取り囲む形で広く長く展開するからです。

防衛ラインって一か所でも崩されるとキツくなるっていうか、崩れたそばから側面砲撃を受けてラインが崩壊するんですよ。そのために本来は二次防衛ラインや予備兵力でのバックアップを行うのが普通ですが、旅団規模でせいぜい4000、事務方含めてですから実動戦力2000。師団規模でも2~4旅団ですから4000~8000ってとこでしょう。この人数で揚陸ポイントを包囲殲滅するって、どれだけラインが薄くなるかってやってみればわかります。

>>383とか>>428の発言の痛さはあまりにもひどいけれど。反吐が出るわ。

「平和大好きです。武器はいけません。攻められたら話合わなくちゃいけません。それが武士道」

でも、

「僕が人殺しになるのはいやだけど国連やアメ様が人殺しして僕らを守るのは当たり前じゃないですか何言ってんですか」

なに言ってんですか、ってお前のことだろうよ。甘え、だよね。
自分の家族守るのに、命がけになれないやつに、童貞以外の何が守れるっていうんだ。
家族や友人が殺されている中でそう叫んでいればいい。

神様へのお祈りはすんだか?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?

これが日本の教育が成した結果。侵略は、もう終わったんだよ。あとは実行するだけ。

ところで人道的な兵器って何。

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