カメラ好きにはお祭りイベント、PMAがラスベガスで開催中。
今年もいろんな出品が出てきています。
さて。ちょっとのぞいてみませんか。
なんといっても今回度肝を抜きにきたのは、NikonでもCanonでもSonyでもOlympusでもPentaxでもありませんでした。
Sigma。一介のサードパーティ国内レンズメーカー。
この時期、カメラ系の多くのメーカーがPMAにむけてさまざまな新商品の発表などを行います。
そのため、連日いろんなメーカーの新商品情報が飛び交い、とっても楽しいのですが…
2007/03/07 21:15:49 す○
シグマ静か杉
タムロンズームリング方向逆にしてほすぃ
2007/03/07 21:16:36 沙耶@うらんじゃいますv
PMAに向けてなんかたくらんでそうよね.。。
奴ら本当にたくらんでいやがりました。
参考出品という位置づけで出してきたのがAPO 200-500mm F2.8 EX DG。
200-500mm、これはまあいい。
F2.8。おー明るいねぇ。って一瞬納得しかけたじゃないかっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
まてまてまて! 2.8!? 500mm/F2.8で通しのズーム!?
どう考えてもいろいろおかしなことになってるとしか思えない。
というわけで画像をどうぞ。
コレ。
うん、すまない、レンズなんだ。
200mmから500mmまでをF2.8通しでカバーする、超望遠の明るいレンズ。
x2の専用テレコンバーター付属で、こちらを使用すると400mm-1000mm/F5.6。
1000mmクラスをカバーする明るいレンズとなるとどうしてもレンズ口径は馬鹿でかくなるわけですが…。
コレは圧巻。まさに高空を飛んでる鳥や高速移動するジェット機すらも短いシャッタースピードでひっとらえられそうな気分満載。
ってアホかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
単焦点のレンズであればこのクラスはCanonのEF1200/F5.6などがあります。レンズが暗くていいなら他にもありますが、ズームレンズというのはとんでもない話。よく言われるハイアマチュアからプロでよく使われる300mm/F2.8や500mm/F2.8もすべて単焦点。
ズームて。頭おかしいwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
これレンズ口径何mmだよwwwwwwwww300mm近くねーですかwwwwwwwwwwwwwww
レンズキャップがすでになべのふたと変わらない。
え、大きさがよくわからない?
OK。
コレでわかるかい?
重量が約14kg~15kg。EF1200が16kgですから完全にいい勝負。
と、いうか、EF1200も私はキャノンのレンタルくらいしか知りません。
EF1200/F5.6=定価980万円のお化け超望遠レンズ。一日レンタルで10万だっけかな? 取り扱いが難しいため、個人でもってる人なんて聞いたことは無い。どっかの金持ちとかもってるのかも知れないけど。
コレ、どうすんだシグマ…w 売るのか、売る気なのかっwwwwww
ちなみにαの新型とかも出てましたけど、完全にこのお化けレンズに話題掻っ攫われた感がひしひしとしますwwwww
さてと。
このクラスのレンズ、実は他にもあります。
しかし、その多くがF5.6です。シグマにも300-800mm/F5.6というレンズがありますし、テレコンをつけて400-1000mm/F5.6にした場合はあまり違うとも感じないかも知れませんね。
このレンズの目玉はやはり200-500mm域をF2.8でカバーできる点に尽きるでしょう。
400mm~500mm域をF2.8で狙うのは可能です。ですが、単焦点です。この域に対してズームを機能させようとすると、内蔵するレンズの枚数が増え、そしてズームのためのレンズの移動機構が高度に複雑化する上、タダでさえ超重い大口径レンズをズーミングのために内部で”動かさねばならず”、そのためにレンズ内部にはその超重いレンズを動かせるための動力が必要になってしまうのです。
レンズはどうしても口径が大きくなればなるほど重量は飛躍的に増えてしまいます。
ズームレンズは単焦点に比べ当然重くなります。
同じ焦点距離のレンズでF値を一段階上げようと思ったら、レンズの直径は二倍、だっけ?になり、面積がその二乗倍。体積は考えたくないですが。つまりそういうことですね。
重量は体積に比例します。
そして、レンズの中では複数枚のレンズを組み合わせて光を集めるわけですが、単焦点の場合先端のレンズで大きく光を集め、大きく屈折させれば次のレンズはかなり小さくしていくことができます。もちろん、屈折させすぎるとアレなのである程度の距離を確保しますが…。
ズームではそれらの焦点域全体をシームレスにカバーできる必要が出てくるわけで。
F2.8の超望遠ズームってのは端的に言えば”非常識”の世界ですwwwwwwwwwwwwwwwwwww
フォーサーズのようにCCDを小さくしていればレンズ口径は多少小さくはなり、明るいレンズも作りやすいですが…それにも限度ってモンがあります。
別に作れるか作れないかって話だけなら”作れる”んですが、それが現実問題商品として成立するか、あるいは現実的に利用できるレンズか。って話になったときに”非常識”な領域になるわけですねwwww
そもそもどうやって持ち歩けばいいのか想像がつきませんwwwwwwwwwwwwwwwww
バードウォッチャーの方々はコレほしがるかも知れないけどwww
ゴーニッパ持ち歩くほうが現実的な気はしますね。さすがに200/2.8、300/2.8、400/2.8、500/2.8を”同時に”持ち歩くよりは軽いかもしれない気はしますが。200はともかく300以上は単玉でも3~5kgくらいはするでしょうから…。
もっとも複玉と単玉じゃ単純比較するものでもないですけどね。
これはひどい放送部ですね。
それなんてCC?