今日はいっぱい書いたから

もう今日の分おしまい、って思ってたのにさっさが例のブツを送ってきました。

例のブツ

でも書きかけているうちに疲れたので一日伸びました。


毎度毎度ですねwwwwww

今回はWW2がメインというかその時代のしかないです。レシプロばんじゃーい!って祭あたりが大喜びしそうなラインナップですね。

・P-38 ライトニング
 ロッキードマーチンがWW2においてのスピットファイアやメッサーシュミットBf109に対抗すべく、アメリカ陸軍(当時は陸軍が航空戦力を持ってました)に配備された双胴戦闘機。通称メザシ。航続距離が長く、大戦期は爆撃機の護衛として活躍しました。とはいえ、空戦能力は低く、むしろ重火力を生かした一撃離脱を得意とするタイプ。まさにアメリカン。でかけりゃOKという理念がそのまま形になっている。
 エンジンはアリソン社を二発。アリソンとアリソンを組み合わせた!というのはここから。
 ちなみに、最後の星の王子様は作者のサン・テグジュペリが行方不明になったときに載ってたのがこいつの偵察型だったため。

 なお、日本国民においては海軍甲事件において山本五十六大将を暗殺すべく用いられた機体であり、死んでしまえこの野郎。ムスタングのエンジンなんかやらねーよ! アリソンでチンタラ飛んでろボケwwwww


・震電 局地戦闘機「震電」
 エロい!かっこいい!というわけでカルトな人気っていうほど知名度は低くないのに機体がない、震電様です。機体後部にプロペラを持ち、前方への視界の確保と攻撃力の確保が目的とされ、その特異な形状はいまだに人々に愛されてやみません。九州飛行機の傑作中の傑作。ただし試運転は終戦直前。遅すぎた天才。とはいえ、すでにその時期の米軍はP-80を配備しており、震電でも追いつけない可能性が高かったが。
 ちなみに、妹がさらわれたってのは、敗戦時にアメリカに一機持っていかれてしまい、そしてその一機が現存するただ一機の震電なのです。スミソニアンの国立航空宇宙博物館でその裸体をばらばらにされてしまっており、展示や復旧の予定はございませんって死ねよアメ野郎。返せよクソ野郎。

 俺のほうがもっと上手に震電を愛せるんだ!とか言っちゃう人続出。

・月光 夜間戦闘機「月光」
 二式陸上偵察機に夜間の爆撃機対策として上向きの機銃をつけるという突飛なアイデアをそのままゴリ押しで第二五一航空隊が無理やり取り付け、自部隊で運用開始。結果として、ラバウルなどで戦果を挙げた為、海軍に正式採用され、すべての二式陸上偵察機はこの斜銃を取り付け、コードネーム月光へと様変わりする。実際に、月光は一時米軍の夜間爆撃をかなり封じ込めた。しかし、戦力差が開くにつれ「めんどくさいしあてにならん夜間爆撃するくらいなら制空権とって真昼間に爆撃しようぜ!」という相変わらずの火力マンセーな米軍により、月光はその役目を終えてしまう。
 途中何かと迷走しており、機銃が上向きなのに対艦レーダーだの基地攻撃だのという陸上目標をあてがわれることも多く、運用理念が徹底していない感はある。もっとも、単に物資不足とかいろいろな理由はあるのだけれど。

 ちなみに昼間に出撃すると太陽がまぶしすぎて上空の爆撃機をほとんど落とせない、という欠点にも目をつぶってあげなくてはならない。
 馬鹿な子ほどかわいいものである。

・I-16 モスカ
 初代ウズラ。ポリカールポフ設計局の作品。大戦初期の機体。なんていうかずんんぐりむっくりに羽が生えた感じ。ていうかウズラ。ウズラが先か卵が先かって世界である。しかし、あのウズラと違うのは、このウズラ、かなり優秀だった。世界初の引き込み式の車輪を持つのもこのウズラである。格納は手作業だが。そろそろウズラって言うなってシュミットさんに怒られそうである。
 スペイン内戦・フィンランド冬戦争・独ソ戦の初期・ノモンハン事件など当時の紛争にはかたっぱしから顔突っ込んでいるが、いずれも後期には敵戦闘機に優秀な機体が現れ、モスカは動く標的とされてしまう。だが、戦争当初はその基本性能の高さから相手を圧倒することもしばしば。不恰好なくせに。
 しかし、ヨーロッパではシュミットbf109、そしてアジアでは九七式戦闘機に格闘戦で圧倒されてしまう。
 しかし、後にモスカに重装備を施し、一撃離脱戦法に切り替えると九七式の得意とする格闘戦での撃墜数は減り、また重装備によってモスカを九七式で撃墜することは困難になってしまった。

 …で、零式艦上戦闘機が現れ、ボロ負けする。結局やられ役というポジションはあまり変わらない。

・スピットファイア Mk.V
 なんでMk.Vを選んだのかは知らないがw 大英帝国に日の沈むところなしっ!!!!というわけでヨーロッパ戦線におけるシュミットとならぶ空戦の代名詞、スピットファイアが満を持して登場。
 スピットファイアの歴史はシュミットBf109との歴史である。
 さっさ曰く「スピットファイアのドコがお嬢様なのよ。タダの水上機の転用じゃない。あんなの戦闘機っていわないわ!」だそうである。ごめんなさい。
 スーパーマリン社の開発したスピットファイア。エンジンにはロールスロイス、設計者は水上機レースのチャンピオン機設計者である。名前からして海から離れられなさそうな会社であるな。他人のアイデアをパクり(ぉぃ)楕円形の羽根をもつこの優雅な戦闘機は、どこかしら水上レースの延長戦を空に持ち込んだ感がある。優雅である。
 大戦中期のバトル・オブ・ブリテンの制空権の争いにおいて、スピットファイアMkIIと前代機ハリケーンでシュミットBf109Eを迎え撃つ。まさに大英帝国の根性の見せ所。大英帝国は、ドイツの失態も手伝いこれを退ける。制空権の確保は、英本土上陸作戦、いわゆるゼーレヴェ作戦の実施に必要不可欠であり、このバトルオブブリテンこそがゼーレヴェを退けたと言って過言ではない。この時点でスピットファイアはシュミットbf109Eの運動性能を十分に凌駕していると自負し、事実Bf109Eはスピットファイアに遅れをとっていた。

 後、スピットファイアは意欲的に改良を重ねるが、MkIII、MkIVは未完成なところも多く量産には至らない。そして、大戦中期、シュミットはBf109Fをリリース。109Fの運動性能は高く、これまで凌駕していたはずのスピットファイアが空戦でBf109Fに撃墜を繰り返されるという事態に陥る。Mk.IVは運動性能で負けては居なかったが、量産されておらず、まだ未完成という代物。そこで、急遽投入したのがMk.IIの改良型であるMk.V。何とかかんとかBf109Fと同じ高度での戦闘ができるようになった機体である。
 Mk.IVのエンジンの問題の解決に時間がかかることがわかった大英帝国は、Mk.Vにさまざまな兵装をもつバリエーションをつくり、配備。Bf109Fは構造欠陥から一時生産がストップしており、その間に大英帝国はその無駄な生産力を余さず遺憾なく発揮、Mk.Vを前線に配備。
 以降、Mk.VIIまではすべてこのVの改良型に過ぎない。

 大戦後期にはMk.IXが登場(Mk.VIIIの存在は忘れろwww)、後期の主力戦闘機としてBf109Gと空の覇権を争うことになる。

 Mk.VはWW2ヨーロッパ戦線においてもっとも激戦となった、大戦中期に準備不足のままてけとーに改良されて投入されながら、実力の高さを見せ付けた、優雅な機体である。優雅か?w
 とりあえず今回はシュミットとスピットファイアがいる以上解説が長いのは避けられないwwww

・ワイルドキャット F4F
 今をときめく負け組グラマン社の一品。ぬこ。現ノースロップ・グラマンである。毎度毎度のことで恐縮だが、本機もグラマンの試作機が落選したことに端を発している。ていうかグラマンは毎回落選してる気がしてならない。
 当選したのがブリュースターF2Aバッファロー。しかし、海軍は「ちょっとお前の機体もおもしろいからそのまま開発しておけよ」って言ったおかげでそのまま続行。
 どっかで聞いたような話だが、F/A-18ホーネットが同じような経緯である。ちなみにグラマンの戦闘機はこのワイルドキャット以降みんなぬこである。Xは試作ナンバー。

F4F ワイルドキャット
XF5F-1
F6F ヘルキャット
F7F タイガーキャット
F8F ベアキャット
F9F パンサー,クーガー
F10F ジャガー
F-11タイガー
F-14トムキャット

 実にわかりやすい。山ぬこ、地獄ぬこ、虎ぬこ、熊ぬこ、黒豹ぬこ、じゃがぬこ(ぉぃ、虎、いい加減ネタが尽きたので雄ぬこときたものである。とりあえずぬこなんで文句はない。

 さて、このF4Fワイルドキャット。見た目はちょっとずんぐりむっくりの傾向があり、胴体サイズはちょっと寸胴である。試作機一号の1936年から4年後、ようやく日の目を見るのがF4F-3 艦上戦闘機 ワイルドキャット。積載艦はUSSレンジャーとUSSワスプである。やがてF4F-4が開発されると艦載機の置き換えが進む。ミッドウェイ海戦の際はほぼすべて置き換わっていたようです。
 大東亜において零戦と格闘を繰り広げたが、零の機動性の前に始めは太刀打ちできなかった。実際、出力はあるのだが、こまかい機動性で零に劣っていたためで、後に対零戦戦闘用のマニュアルが作られると、戦果を挙げ始めている。
 グラマンはF4F-4の開発後、F6Fへの開発に移り、生産はGMに移される。
 艦載機としては重量のある機体だったため、後に軽量化したF4FをGMに発注、GMはこれに見事応え、FM-2(F4FのGM製品はFMナンバー。FM-1がF4F-4と同じ)を開発。出力を高めるとともに、重量を100kgも軽量化する。レイテ沖海戦などに出てくるワイルドキャットはこのタイプである。このFM-2はワイルドキャットの中でも最高とされ、当時の他の戦闘機とも引けを取らないと最大級の賛辞を送られている。

 とりあえずクロスレビューの作者がめんどくさいからグラマンは全員ぬこー!ってテンションで突っ切ってるのだけはよくわかったwwww

・四式戦闘機 「疾風」
 全く新しいエンジン、栄と誉を積んだ戦闘機。うるさい。無理な小型化がたたって、エンジンなのに精密機器的繊細さを持つという代物。おかげでしょっちゅう動かない。
 そして全く新しいプロペラ、それもカエルどもの国の方式を採用してみた。

 結果。まったく新しすぎて不調だらけ。という説と、正しく運用すれば四式は非常に優れた飛行機だったというハナシが入り混じる不憫な子に。

 しかし、実際に運用し、航空戦闘を行わせた場合、その出力、機動性能どれをとっても随一であり、WW2での最優秀戦闘機とすら呼ばれる機体である。戦後の測定評価などでは図抜けた性能が示されている。

 …正しく運用すればね。

☆とりあえず、こういうことをする奴らはミリヲタとは言わない。タダの犯罪者。

米軍がテストに使用し、その後復元された四式戦が知覧特攻記念会館に展示されている。なお、この保存機は当初飛行可能であり、昭和48年の里帰り当時は華麗な飛行でファンの目を楽しませた。しかしその後嵐山美術館で展示されるうちに部品の盗難が相次ぎ、さらには機体の腐食やエンジンの破損も進み、現在は全く飛行不可能な状態となってしまっている。機体を日本へ譲渡したドン・ライキンスはこの状況を聞いて譲渡したことを深く悔いたという。



 あと航空機の保管方法やモスボールも作れないならうかうかと受け取るんじゃねーよ。

ラストはコイツである。レシプロの時代にあって、異端ながら最先端。
あらゆる面において、思想に技術がついていけなかった最新鋭戦闘機。

・シュワルベ Me262
 世界初ジェット戦闘機。ドイツの技術力は世界いちぃぃぃぃぃぃ!
 というわけで、エンジンの完成を待ちつつも機体は早い段階で実用段階に入っていました。二発のジェットエンジンを翼の下に持ち、そのスタイルはまさに戦後のジェット機を彷彿とさせるスタイル。
 実際にエンジンがある程度実用レベルまで安定してきたのはすでに大戦末期であったが、実際の開発は大戦前から計画そのものは存在し、その設計自体はそのときからそれほど大きくは変わっていない。
 それほどまでに、完成度の高い設計でもあった。

 イロモノ扱いされるコトが多いが、さまざまな欠点はあったものの、実際連合軍の戦闘機に負けるような機体ではなく、当時最高速のレシプロ機が650km/hとかその程度の状況において800km/hをたたき出し、軽くほかの機体を尻目に爆撃機への迎撃を行えた。
 空戦はジェットの特性から旋回性能も低く、ドッグファイトには向かなかったが、その圧倒的で余りある巡航速度はまさにドイツ空軍最後の花火だったといえる。

 もっとも、すでに大勢は決しており、シュワルベが空を飛ぶ頃にはすでに連合国の物量作戦によってドイツは降伏へのカウントダウンに入っていたのだが。



 いずれも実戦運用された機体ばかりなので(裸侍はともかく!w)いろいろ面白い話もありますが、このへんで。

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