開かずの間

開かずの間。決して開けてはならないと固く戒められた扉。
その向こうに宿るは狂気? それとも残忍なる過去?

封じ込めたるはただ一枚の扉。

境界線を持って此方と彼方を切り分けることを命ず。
汝らの存在を認める。その契約と代償として、この境界をもって現世と幽世の境とする。
この境界のこちら側を人の世とし、そちらを幽玄の境とす。

それは、知ると知らざると、一種の結界魔術。命じることにより事実となる。

そうあれかし。叫べば世界はするりと片付き申す。

言魂の束縛のもっとも強力な神話を有するこの国は、ことのはの持つその強力無比なる力を生活の中に溶け込ませている。


身のまわりにありませんか、開けてはならない禁忌は。

開かずの間

雑音

沙耶@うらんじゃいますv の発言:
吉野にとっては妹の部屋
吉野@まだだ、まだ80%だ の発言:
いま妹の部屋にいるわけだが。
沙耶@うらんじゃいますv の発言:
なんだパンツ漁りか。



世のなか言の葉で縛ろうと禁忌に踏み入る阿呆はいます。禁忌は決して形而上で作られたものだけではありません。
それには本来”意味”が存在し、その”意味”によって縛られたのです。
たとえその”意味”が喪失し、その力を失ったとしても、それを縛った言の葉の呪いは解かれてはいないのです。

雑音そのに

吉野@まだだ、まだ80%だ の発言:
こないだお前のブログペットつついたら
トロ「沙耶さんは浮気するってホント?」
ココロ「沙耶さん浮気しないでくださいね~ムニャムニャ」



なんでこいつらはやたら人の私生活に踏み込もうとするのか。あいや、話がそれた。
このような神域や幽玄境は随所に存在し、様々な形で私たちの生活の中に溶け込んでいる。
たとえば、神域の代表格と言えば神社だろう。鳥居は神の座と現世と分つ砦であり境界であることの示し。その奥に神の床としての祠や神体を納める本殿があるわけだが、そことの境もまた扉によって遮断され、一般にそれを目することはない。

さて、よく聞く話などでは”切ってはいけない木”などもある。沙耶が住んでた岩国にも、車道の真ん中にどかんと立ってる木があった。あからさまに邪魔なのだが、その市道の管理である市は手だしをしていない。いまはどうなってるか知らないがね。
注連縄を絞めているわけでもなく、信仰とされていたのかどうなのか、沙耶にはよくわからないが、兎にも角にも邪魔なとこに立っていた。ていうかそいつがなければその場所は十分な離合退避スペースになるであろうに。ってくらい邪魔な位置に立っていた。

だが、不思議と切れよ、とは思わなかった。

これらの木なども単体で境界となっている場合がある。切れば罰があたる、というのも、木が年数を経ることで神に成ることを信じたためだろう。
ここでいう神は決して善悪を基調とはしない。たとえば首つりの木があったとする。切ろうとすれば首を吊った人の呪がある、といって切らない。しかし、毎年同じ時期に誰かが首をつる。

そんな、あからさまに呪われたような木があったとして。
その呪の形は、神道にとってみれば”悪霊”ではなく”神”のありようの一種である。
丑の刻参りは、呪いの呪詛の一種であると同時に神への純粋なる祈りである。

この部分が西洋の霊的概念や中国の”鬼”(魄というべきか)、または仏教の輪廻転生で多少解釈がごった煮になってしまってはいるけれど。

とりあえず、なんでもかんでも神様扱いしてしまう日本人たちは、とにもかくにも神様がいなければ始まらない。神様なのである。いいモノか悪いモノかは横に置いておくとしてw
そもそもいいだの悪いだのなんてのは人間の価値観に過ぎず、自然存在そのものを神とする自然崇拝にとって”神”が人間の常識だの理念だの価値観だのを持っていることを前提とする時点でおかしなことになる。
一神教だのの決定的な致命点でもあるのだが、神は人間なんざ救いやしない。
あなたにとって地上をはいずりまわってるアリが何匹いるかなんてどうでもいい話と同じでしかない。
蟻が家に上がり込んでくれば邪魔なので殺すし。
気が向けばペットにして観察したりするかもしんないし。
全く気付きもしないで踏みつぶしてるかもしれない。

ただそんだけのこと。彼らは彼らの有る様に有るし、我々は我々の有る様にしかない。
すべてが神様であるなら、ヒトもまた神。あなたも神様私も神様。それでいいじゃん。
それぞれが”今いる”場所がうつしよなのかかぐりよなのかという違うがあるだけなのれす。

と、いうわけで何が言いたいのかよくわかりませんが、かぐりよに畏れを抱くことはあってもお互い対等ですよと。
こっちはこっちでうつしよに縛られてるだけなんですから、かぐりよに縛られる彼らといかほどの違いがあろうかと。

ところで、納戸の神様ってのはいるんですが納屋の神様ってのは聞いたことないですね。
蔵の神様とかになるんですかね。酒のページばっか引っかかってきますけどwwwwwwwww
一応、天香久山神なんかは倉庫の神としても祀られますね。農業の神様ですが、昔は倉庫と言えば食糧貯蔵庫でしたから、そのつながりなのでしょう。この人、のちに越後に移されまして、石油開発とかもつかさどる羽目になります。開発なんかも賄ってたとは言え、石油てwwwwwwwwww

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