ねーむーいー

明け方まで蓬と動画見まくってたりしたら眠いです。

アホですか俺は。沙耶です。
さて、世間様はそろそろIPv4の枯渇がーとかの悲鳴がいよいよ深刻になりつつあり、こりゃあまあそろそろうちもIPv6 Readyにしとかないと不味いかなぁとようやく重い腰を上げてみます。


個人的にはIPv6、単一アドレスに突っ込んでる内容が多すぎてマジめんどくさいんだけど。
…いや、運用が楽なのはわかっちゃいるんだけどさ…w

IPv6。要するに、IPv4でIPアドレスの数が足りないからこの際一気に増やそうぜプロジェクト。そのサイズ、IPv4のアドレスが32bitサイズだったものをいきなり64bitをスッとばして128bitへ拡張したものです。

すごーくばかばかしく単純に言ってしまえば、
192.168.0.1、だったものを
192.168.0.1.192.168.0.1.192.168.0.1.192.168.0.1にしちまえばいいよねwwwwwwww

くらいの話です。

その程度の話なんですが、そもそもネットワーク基幹技術の仕様変更とあって、この変更がめんどくさいめんどくさい。
めんどくさいにも関わらずVistaだの7だのはもう最初からIPv6Readyになっており、用もないのに自分だけ準備完了したからって周りの機材に向けてIPv6で問い合わせをかけまくる、という大変不躾なことをやらかします。

Vistaや7のインスコ直後の挙動でWebへの接続がおせぇ、とかは軒並みこれが原因です。

なんといってもIPv6は基幹技術の仕様変更ですから、あなたのPCが問い合わせる先の機材はぜーんぶIPv6に対応していないと意味がないわけです。独りよがり良くない。


さて、そしてIPv6によって解き放たれることリスト。

・ルータでNAT? 何言ってんの? ゲームやるからポート開ける? だっせwwwww
・ローカルアドレスとかの概念消失

なんせ地球上の原子全部に番号振ってもまだ余る、とまで言われる数のアドレスを作り出せますので、基本的にもう全部グローバルに通用するアドレスと言うことになります。

まあとはいえ、サブネット部だとかホスト識別部とかいろいろ要素が有るので全部使うわけじゃないんですが。
一般的に使われるのは、ホスト識別部をMACアドレスから生成しちまう手法。これはEUI64というやり方でMACアドレスの48bitを64bitに拡張し、これを識別子にしちまおうぜ的なお話ですが、非常に合理的なので。

さて、しかしIPv4を切り捨てるわけにもいかないのです。今の世の中すべてIPv4で構成されているんですから、いきなり斬り捨てたらすべてがおしまいです。


ここから話が一気にややこしくなっています。そもそもIPv6Readyはプロバイダが対応しました、だけでは済まない話で、世の中のすべてのサーバも対応しないといけません。

ってだけならともかくですね。

あなたの家の機材、つまりPCやらOSやらネットワーク機器やらもぜーんぶ対応しないと終わらないのです。
では、じゃあIPv6Readyって書いてあるルータ買ってくればいいのかしら?

ええ、まあそういうことになるんですが…。困ったことに、現在販売されているルータの大半は、そもそもがIPv4を基軸に作ってあります。
IPv6完全対応したルータなんてほんの少ししかありません。

しかも、IPv6Readyって書いてありますが、これまた困ったことに

1. IPv4の環境でIPv6のパケットをトンネリング通過させる(6over4)
2. IPv6の環境でIPv4のパケットをトンネリング通過させる(4over6)
3. IPv6の環境でIPv6のパケットをトンネリング通過させる(6over6)
4. IPv6機器同士がIPv4規格で通信を成立させる(6to4)

というまたややこしい機能が入っています。これらはほとんどのものがv4->v6の過渡期に置いて必要とされるもので、v4がそうそう簡単に死滅しないことは織り込み済みなので、これらの何が自分に要るのかを知らなければなりません。
この当たりはIPSecも絡んだVPNの話も混ざってくるのですが、もはや簡単に手が出る話ではないと思います。

そのためにはあなたのプロバイダや回線業者がIPv6 Readyであり、どういうReadyなのかを知らなければならない、というどう考えてもそれ素人には無理よねwって話になってしまっています。

ちなみによく似た機能にIPv6ブリッジ、というのもあります。これはルータがIPv6をガン無視してそのまま内部ネットワークに垂れ流してくれるものです。
そしておそらく、”いまんところ”のプロバイダの対応状態程度ならこれでOK。

これは、結局プロバイダが対応しててもそもそも閲覧先のWebサーバとかは対応してなかったりするわけです。
なら何に使えるんだYO!ってことになりますが、そりゃおめぇプロバイダや回線業者提供のコンテンツ見るのに使えるんだよバカか。

NTTのフレッツとかならフレッツスクェアがそれにあたりますね。ていうかフレッツスクェアから外に出られないしね。

めんどくさいからフレッツに限定してみます。OSがVista/7でCTUから直でDHCPでアドレス貰ってたら、多分IPv6アドレスがもらえてるんじゃないでしょうか。
ちなみに光電話とかひかりTVなんかがこのv6を使って配信されているものです。

ipconfig /allってやってみて、IPv6アドレスが割り振られてたらおめでとう。
CTUの下に好みのルータ付けてPPPoEパススルーさせて、とかやってる人や、そもそもCTU信用してなくて内部にDHCPだのDNSだのActiveDirectoryだの立ててる人。


がんばれ?w


ていうか後者俺じゃん。まずはそもそもDHCP機能もCTUからかっぱいだため、DHVPv6から始めるか…。そしたらDNSをv6化かね。ていうかそもそもDHCPもアドレス配布の仕事は要らないんですけどね…。

だって別にリースなんかする必要ないじゃん?w 全部の機器にユニークに割り当ててもまだ余りまくるんだしw
ステートレスでアドレスの自動決定すればいいしね、IPv6。

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