長いことあーでもないこーでもないといじくり倒していたけど、ようやくストレージ設計が一段落。
沙耶です。
大枠では5デバイスでのRAID-Z の2セットストライプ。
RAID-Z2を捨てたのは、パリティ2個要るか?というとこで疑問を持ってしまったこと。たかが10台程度のディスクセットでの同時故障率はきわめて低いし、リスクとして高いのはリビルド中の再クラッシュ、ということになる。
ならばデグレード動作とリビルドを可能な限り短時間化すればよいのではないだろうか、というのが結論となった。
まあ、実際に運用して見てクラッシュに巻き込まれたらあきらめる。そのためにもバックアップは定期的に動作させるつもりではいるけど。
バックアップ先候補はS3か。
さて。
主要構造としてはSATA IIIを10本持つマザーにCREMAXのBlack Vortexをつないで12本分のディスクマウントを確保するシャーシとエンクロージャを作る。2本分ほどSATAが足りないが、これは後述。
ディスクセットは5本買っといてあとから5本追加。そしてさらに2本を追加。
まあ、RAID組んだことある人ならわかるよね。2本は要するにホットスペアだ。そのため、安いSATAカード2Portを追加してホットスペアをぶら下げる。
ここにそこまで速度を求めないのと、メインディスク交換までの一時しのぎなので、Marvellチップの安物でいい。いずれはSATA HBA 9207-8iとか使いたいけどw
NineHundred Two V3
Fatal1ty Z170 Professional Gaming i7
Core i3 6100
WD30EFRX x5
CT2K16G4DFD8213(16GBx2)
MB074SP-1B x2
KRPW-PT500W/92+ REV2.0
初期ユニット構成としてはこんなもん。なんだかんだでたぶん現在の自宅内で最速マシンでもある。メインマシンはいまだにi7 920なんだから、明らかにi3 6100のほうが速い。というかメモリも多い。
ZFSってことなのでメモリは潤沢に。さらに16GBx2が載るので、後々拡張しようかとは思う。
改修ステップは三段階に別れており、ベースシャーシを構築する一次ステージ、
この後ディスクの追加を行うセカンドステージ。この段階でディスク10本+BlackVortex x3+メモリ64GBの状態にする。
デデュープはメモリの関係上使えない。だって、1TBごとに5GB消費するとか怖い。
RAID-Z 5ドライブ x 2セット、3TBディスクなのでトータル32TBになるわけだが、160GBものメモリなんてどうせいっちゅー話ですわ。まあ、SSDとかにスワップ組めば機能するのかも知れないけど。
とりあえずそんなの後回し。一応M.2スロットが3つあるので、SATA3殺しながらならできないことはないが、そのためには9207-8iとか用意せにゃあならん。最大でPCIex16のコネクタをNICとSATAインターフェースが使うとしても一本あまるので、やるとしたらPCI-e型のSSD乗せるか、9207-8i用意してM.2埋めるかのどっちかだな。
どちらにせよ、ZILとL2ARC用にSSDは追加していく方針では有るので、そのうちリプレースである。まあ素直にPCI-e型のSSD追加すると思うけどね。9207-8i追加だと結構コスト高なので。
中身はもうやたらストレージの塊なわけだけど、PCスペックとしても自宅内最速環境でもあるわけで、勿体ない感がそこはかとない。まあストレージが低速ってのは不便だからねぇ。
そして、最終的な三次改装。
NIC山盛り追加。Xenサーバとなるエントリサーバも1台追加、Xeonの追加とサーバの静音化、L2のスマートスイッチの追加、あとおまけでメモリも追加。豪勢な内容だが、ストレージシャーシ一台のほうが高い。
まあディスク10本突っ込めば高くもなる。
NICはストレージ側に2Portを二枚。Xen側に4Portを2枚と2Port1枚、スマートスイッチは24Port。ストレージ4Portx2にしたら仮想側も4Portx3とかもうNICのお化けになってしまううえに24Portで足りなくなるのでひとまずあきらめた(ひとまずってなんだ)。
どの道x16,x8(x4),x4(x1)しかスロットがないので、4Port NICのx4をさせるのは二枚までなのだ。NICはめんどくさいから全部Intel NIC。
そしてストレージ側にはSATA IIIのインターフェースを追加して、HDD2本をホットスワップで追加しておく。
一応これでディスク故障時の復旧時間はリビルド時間のみ、リビルドの開始は自動なので最短っちゃあ最短。もっともリビルドにかかる時間はアホ長いんだろーけどなぁ。
一年計画で改修作業の始まりだッw