1945年、8月15日。アジアにおいて、太平洋戦争の終焉というのは、非常に大きな意味を持ちます。
多くの人が傷ついた一方で、多くの人が、この戦争を機に立ち上がったのですから。
そして、チベットはこの戦争を機に、謂れなき不遇を与えられるのです。
戦争はただの人殺しですから、いいものじゃありませんが、ただ、悪い出来事でした、で済ませては人間としてどうなんでしょうね。
そこから、何を学ぶか。そこから、何を成したか。それが大事。
ある国は白人と黄色人種が対等であることに勇気付けられ、独立の気運を高め、植民地から独立します。
ある国は、属国支配を退け、有色人種の国を確たるものとし、白人と対等にたちます。
そして、ある国は謝罪と賠償と怒鳴り散らし、うそで塗り固めた話で一円でも多く金を巻き上げようとしました。
まあ、たしかにどれもこれも「あの出来事から何かひとつでも多く、大事なものを手に入れようとした」結果といえばそうでしょう。
それがほかの民族やほかの国からも共感を得られるほどの共通のコンセンサスを持つかどうかは別にしてしまえば。
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