Danger Zone

脳内でケニーロギンスの声が響いたら合格(何のだ

こんにちは沙耶です。
さて、世の中には毒をもつ生き物、というのが居ます。

たとえばこれ。

カワハギ釣ったンゴwwwwwwwwwwwwww

どっからどう見てもカワハギじゃNEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!

ぱっと見一番上はソウシハギっぽく見えるけど、キタマクラの婚姻色のような気がするんだけど。その下の三匹はキタマクラに見えます。決してウマヅラハギじゃねぇことだけは間違いないと思うけどw
ソウシハギっぽいのは特徴的な斑点、南方魚特有のサイケデリックな食欲を減衰する色、いちおうそれなりに要素は揃ってるけど、生息域的に婚姻色のでたキタマクラって可能性が高いかなぁ。ソウシハギの特徴的な模様がわかりにくく、かといってキタマクラの特徴的なとこもちょっとわかりにくい写真ですね。たぶんキタマクラだと思うけどな。

ソウシハギ。元は熱帯系のハギで、内臓に強い毒性を持ちます。沖縄などでは食べられていますが、ふぐと違って捌くのに免許は要りません。内蔵の毒性はパリトキシンによる神経毒。

よく勘違いされますが、ふぐ毒などのこれらの毒性は食性などから獲得するものと考えられており、生まれつき毒まみれ、というわけではありません。このため、たまに無毒化してるふぐも居たりします。

ただ、だからといって食べていいですよとは普通言いません。

パリトキシンはテトロドトキシンよりも強い毒性を有しており、かつてはシガテラ毒の原因ではないかとも考えられていました。現在はアオブダイ中毒の原因毒素であると同定されています。
もともと南方系なのですが、近年の温暖化で生息域が北上。瀬戸内海で見つかったりしてはいます。相模湾にも来てるのかなぁ?
そして、下の三匹のキタマクラは超有名。

つかソウシハギがわかんないのは百歩譲っていいとして、釣り人がキタマクラわかんないってどういうことよ。それでネンブツダイ知ってるとかなおのことどういうことよ。さらに飲食店店主ってどういうことよ。とツッコミどころは多いのですがキタマクラ。

食べたら枕が北になる。なんて風流な名前を頂いておりますが、立派なふぐのお仲間です。まあハギ自体がふぐ目なんですが。

特徴的なのは、体の真ん中に入る二条の横線。一番上と、そのすぐしたのはわかりにくいのですが、手前の二匹にははっきり写っていますね。内臓と皮に強毒。まあ堤防釣りする人ならだいたいお目にかかったことあるんじゃないですかね。
一応きちんと捌けば食べられないわけじゃないし、無毒化固体も居ますが、そんなの運でしかありません。当然食べていい、なんていいませんし、そもそも食用を禁じている都道府県ばかりのはずです。

だいたいなんでカワハギだと思って食べるのに皮剥がないんですかねぇ?wwwwwww
#カワハギの皮はアホほど硬いので、煮付けたからって食べられるような代物ではありません。あれはまさに皮。

カワハギを食べるなら、口を落とし、力任せに皮を剥ぎ、頭の付け根に包丁を入れて、ずるっと頭と内臓をまとめて引きちぎり、その後五枚にします。薄皮もあるのでこれもはずします。皮だらけですね。ウマヅラやカワハギなら肝だけ取り外して肝醤油にしますので、内蔵からひときわでかい肝をはずしましょう。ただ、痛みやすいのでスーパーで買ったカワハギではやらないでください。まあたいてい内臓ははずしてあると思いますが。

スーパーのカワハギなら刺身じゃなくてフライなどにするのがよろしいかと。刺身にするならやはり肝が欲しいですからね。肝や白子、卵巣は煮付けてよし。肝を煮て裏ごせば肝醤油、そのまま刻んで刺身にあわせてもよし! 大変おいしい魚です。刺身のときは薄造りで。

カワハギはなんだかんだ言って高たんぱく低カロリーなヘルシーなお魚で、脂も少なく、淡白な味わいですが歯ごたえがよく、味は美味。その上基本大変お安い。といいことずくめです。スーパーならたいてい皮は剥いでありますが、カワハギの楽しみはこの皮を剥ぐときです。ずるっと剥けて白い身が現れるときのカタルシスはなかなかのもので、ぜひ一度体験して見て欲しいものです。

堤防で釣ってる人によってはハギだらけで困ってる人も居たりしますので、声をかけたらくれるかもしれません。くれなかったといって沙耶を恨まないでください、自分で釣れwwww

なお、塩焼きだとかもおいしいんですが、皮を剥いでしまう見た目上、基本お勧めしにくい絵面になってしまうのです。素直にフライかてんぷらか刺身か煮付けにしときなさいwwww
あの見た目の塩焼きはいろいろなヤバさがあるわwwwwwww

身は夏に大きいですが、肝が大きくなるのは寒くなってきてからなので、秋から冬にかけて。この時期のハギはいいですよ~。

まあこれからの季節、家族で堤防釣りに、なんて機会もあるかと思いますが、毒魚の見分け方くらいは身につけていくか、そうじゃなきゃそのへんの釣り基地っぽいおっさんに声をかけてみてもらいましょう。
家族連れに聞くのはやめとけwwwwww日参してて詳しいのも居るけど、そうじゃない人も決して少なくないので。

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