さて、ポーランドである。のっけから絶望的で悪いが、一応中堅国家ではある。
もっともリトアニアなんかよりはずっと待遇はいいんだが、悪いことにドイツとの戦争になることは疑いようもない。
ついでに、36年とかの早期段階でドイツにケンカ売るのもなし。
かならず39年のダンツィヒ要求を待つ。それを蹴り飛ばし、そして蹂躙してこそドイツにポーランドここにあり、と示せるというものではないか。
経済復興の真っ最中でベルサイユに縛られたドイツを叩いたって面白くも何ともないのである。
勝つだけならそれでもいいが、それでは軍国主義と帝国主義と何も変わらない。
ポーランドはポーランドの理念を持ってして、自衛権と国家主権を堂々と行使する。
それこそが、ポーランドの理念と言うべきものであろう。
スタートは極東MODシナリオの35年7月。36年より半年早く動けるのは大きい。
さて、最初はもうとりあえず定番のパターンだ。
基礎ICは37、あと3で研究ライン3本となる。研究機関はそれなりに揃っており、神クラスや準神クラスはいないものの、全般にそれほど漏れはない。
なにせ核技術者までちゃんといるのだ。作れるかどうかは別にして。
スキルは高いもので7、6あたり。主だったものは4~5あたりで、青写真がないとそれなりに時間はかかってしまいそうである。
開発済みの項目は非常に少なく、そういう意味ではかなり不遇だが、ドイツとかアメリカとかイギリスのみすぎであろう。小国にとってみればなんだその開発レベル!といったところ。
基本的に空、海軍系はほとんどやってない。ついでに陸軍系もほとんどやってないがw
陸軍ドクトリンは大規模戦術系。ここからどれでも選んでOKな感じ。当然日本式である浸透襲撃系が無難か。これを選ぶ以上、ここから先の生産は歩兵+砲兵が前提。機甲は主要ではあるまい。
工業系も軒並み研究は手つかず。溜息が出てくる。どうすんだよこれ。国勢調査表すらないってほんとに近代国家かお前は。
次に軍事面。
陸軍がいっぱいいる。歩兵だけで40個師団、司令部もあり、山岳が少しとあと騎兵が少し。騎兵は要らないので旅団を解除して解散。山岳は南部の防衛に使うのでそのまま。旅団の再配備をおこない、山岳に工兵、あとは適当に歩兵にバラまく。
機甲師団はないので、ドイツの突破力をどう食い止めるか、どれだけのタワーでしのぐかってのが大切な気がするが、何となく一気にワルシャワまで持ってかれそうな気がしないでもない。
ドイツ陸軍の強さはついこないだまでやってたから身にしみている。あれ卑怯だろ。
さて。歩兵は軒並み全員18年式で36年式は開発済みだが、1ユニットもいない。アップグレードだけで数百ICを要求されている。見なかったことにする。
さらに半分くらいの師団が充足率半分で補充を要求している。
これもみなかったことにする。
急いで回復しても使うのはどーせ39年だ。
海軍はなんかおまけみたいなのがちょろっとあるだけなので全部着底させた。いらん。海には出ん。
空軍はなんかおまけみたいなのがちょろっとあるがそもそもドクトリンが全く手つかずなので制空以外できるとも思わない。まあ防衛エリアの制空に飛ばすことがあるかもしれないのでとっておく。
全部隊はいったんワルシャワに集めて兵站管理持ちに持たせておく。正直IC少なすぎなので細かい節約が必要だ。
36年には閣僚変更ができるので、それまでに研究と資金蓄積をして一気に連合加盟へ突っ走ろう。
というわけでスライダー。
軒並みど真ん中。死ねよ。馬鹿か。
比較的統制経済が近いが、これが罠である。イギリスフランスによる政治干渉が異常に多く行われるため、ひっきりなしに自由経済、解放社会、常備軍化へのスライダー介入が発生する。ぶっちゃけ介入だけで2年でスライダーがほとんど左端になるくらいまで介入してくる。ふざけんな。二年かけて統制経済のIC+15%ゲットした瞬間に自由経済に戻されたテストプレイでは正直イギリスを滅ぼしたくなった。
そこで、基本的にもう動くがままに任せることにした。どっちかに極端に振れてくれるならそれはそれで構わないというわけだ。というわけで、介入で動きにくい介入主義とタカ派へのスライドを中心におく。
初年度は介入へ。政治干渉が必要なので交渉費用の削減は必要だ。
ワルシャワ周辺に工場をみっつ並行生産。あとはひとまず資金生産に回して交渉費用を稼いでいく。
資源は軒並みそれなりに出るので、貿易はレアメタルとオイルを中心に集めて来る。特に石炭はヨーロッパではロシアに次ぐ埋蔵量を誇る国なのだ。
あとはもう研究に邁進。国勢調査と生産系を中心に。とにかくICをかさあげしないとドイツに踏みつぶされてしまう。
35年は何事もなく終わる。
中国共産党がエチオピアよりも早く世界から姿を消した以外は。
36年に閣僚変更可能になると同時に、IC+10%に。
3月にラインラント進駐が起こるがどうでもよい。基本ICとにらめっこ&連合への干渉と同盟打診。
イギリス様はなぜかやたらポーランドの加盟を嫌がる。初期状態でも40%くらいは可能性があるのだが、これで加盟成功したためしがない。
干渉で80%近くまで上げて初めて成功した。70%で2回も断られた時は連合を心底憎んだ。
36年中に無事加盟したが、ドイツの刺激を避けるためか連合は”一切青写真をくださらない”。ほしけりゃ買えということか。幸い、フランス様はそこそこ安く売ってくれるので買いあさる。
イギリス様は船とか飛行機とか益体にもならんもんばっか研究しててあまり役に立たない。
工業系はいただけるのだが、正直ロケットだとかレーダーだとか核なんて開発する余裕はないので、生産機械系と石油精製しか要らない。
できればドクトリンがほしいがカエル野郎はあまりあてになりそうもない。
37年
工場建設は第二期へ。4ラインを並べる。余ったのは資金生産と物資生産に回して青写真交渉を途切れず行えるように。あとスパイ対策も。
38年、地道な開発競争。歩兵+砲兵しか考えてないので、3ラインとは言えなんとか回っている。
工場建設三期目。工場を2ラインに落とし、残ったICでアップグレード。
38年内にはすべてアップグレードした。
ちょっと色気を出して機甲も研究しておいた。ドイツ様で最速研究したときには39/9でIII型までたどり着く。
同レベルの機甲師団があればなんとかしのげるとこもあるかもしれない。スライダーは相変わらず英仏の干渉ラッシュで動きまくっている。暇なのでアルバニアに独立保障を掛けておく。エチオピアにかけておくのは間に合わなかった。
英で39年式の開発が終わったのでかっぱらってきて開発する。同時に初期型の中戦車の開発にも入る。38年中盤から歩兵生産を連続ではじめ、タワーにして積み上げていくつもり。そして、少数の機甲師団も作成して投入する予定だ。常備軍化してるので少々古い型でもアップグレードで何とかできそうな気がしないでもないが。
ドイツの軍拡は相変わらず。現在38年前半。
ポーランドの軍備は間に合うのだろうか。ちなみに要塞線は全く作ってない。あんなもんつくるくらいなら歩兵を積み上げた方がマシだ。たぶん。