台北Computex

まあ、この時期になると行われるのが台北Computex。
台湾で開かれる、PC系展示会です。

特に台湾メーカーはComputexにターゲットをあわせて新製品の発表などを行うため、割と一般向けPCユーザーにはもっとも近い位置、そして影響を与えやすい展示会じゃないでしょうか。

各ニュースサイトにもComputexのレポートがあがり始めていますし、すこし見ていってみましょうか。


まずはやはりゲーマーには気になるVGAの話題から。
nVidiaからデュアルVGAのSLIテクノロジーが展開されてからもうだいぶたちます。いまではかなり安定したイメージはありますが、VGAを二枚使う、PCI-Express前提、という敷居の高さもあってかなかなか手は出しにくいですね。

ATIもCrossFireという技術で打って出ます
こちらはまだ規格サンプル程度で、実出荷にはもう少しかかりそうですが。
CrossFireは完全並列、という感じではなく、一枚をSlaveとして利用するのかな? まだちょっと理解しきっていませんが。

一方のSLI陣営からは、最近の流行として一枚のカード上に二つのVGAチップを載せてしまい、一枚でSLIを実現するカードが次第次第に増え始めています。
そんな中、ASUStekから6800 Ultrax2を実装するSLIカードが発表されているようです。
現状トップクラスのVGAチップでのSLI単一カードは初、じゃないかな。6600系は結構あるんですけどね。

単一カードのSLIパフォーマンスの結果が待たれるところですね。

また、MXMモジュールも多数展示されているようです。主にノート用のVGA提供に向いている規格なのですが、非常に小さなVGAモジュールです。
ノートの一部などにはすでに採用されています。省スペースベアボーンなどのLowProfileサイズも確保しにくいようなデザインのものにも向いているかもしれません。MXMモジュールのVGA自体、発熱を抑えたものでしょうし、静音方面からも注目かもしれませんね。
#タワーなら笊つけとけ、ってハナシもあるがw

ノートPCといえばVGAの換装が出来ない、ということでゲームには向かない風潮もありましたが、ここへ来てVGAだけでのアップグレードも次第に可能になってきた感じです。
MXMモジュールとしてはGeForce GO 6800~6200までがラインナップ。

XGIから新Volariも出てくるようですし、XGIが息を吹き返すのか、それとも二台巨頭に挟まれてMatroxと同じ道を歩いてしまうのか。

詳しくはこちらへ。


PCとしては、キューブPCが多数展示。すでに落ち着いて浸透してきた感じがあります。
あわせて、MacMini踏襲デザインのベアボーンなども展示されているようです。

その中でも特に注目はこちら
デザインはまあ、言わないで。

注目すべきはそのスペック。かつてのZMAXdpの正当後継、ZMAXd2です。
キューブサイズにDualProcessor対応を組み込むという新たな方向性を打ち出したZMAXが、正当進化して帰ってきました。
今回も、もちろんOpteron Dual構成対応。もちろん、新発売のDual Core Opteronに対応です。
さらに、nForce Proffesional 2200をチップセットに用い、nVidia SLIをサポート。
このクソ狭いキューブの中に、PCI-Expressx16を2レーン積み込んでいます。
#ただし、複数ブラケットを専有するカードは使えないので、必然的に1ブラケットのカードになりますが。

発売は2005年第3四半期ということで、秋から冬にかけての発売となりそうですが、その頃にはCPUの価格もこなれてきていそうです。ベアボーンとしての予価も、デュアルシステムとしてはかなり安い価格を予定してきていますし。

大掛かりなデュアルCPUシステムを組むのはちょっと、って方にはいいかもしれません。

詳細はこちらへどうぞ。

さぁ、PCI-Expressもこなれてきた頃。ここらでひとつ、超快適マシンを目指してみるのも、一興かもしれませんね。

0 thoughts on “台北Computex

  1. あーあー。チミら。
    サーバ向けマザーとそこらのマザー一緒にされちゃ困るぞ。
    SuperMicroとかみたいに、PCIカード一枚でも付けたら下手すりゃ起動しなくなる可能性もあるわけで。
    まあ、Thunderだからそんなことは無いんだけど、もともとAGPはAMD-8111のブリッジだから結構挙動が不安定なのよ。
    TigerのAGPx8はかなり安定しているらしいんだけどね。うちのマザーはx8はまったく安定しない。
    で、けっこうVGAのアップデートは命がけなんよ、前からwww
    いまはWindows根こそぎ入れなおしてCatalyst5.5で動いてるけど、ぶっちゃけ前にも似たようなことやって、5.2->5.3はアウト、で5.2でずっとやってたわけだ。
    リング1レベルのドライバでドライバの不整合なりなんなり発生させたらぶっちゃけもうマトモに直すよりOS入れ替えた方が圧倒的に速いのよ。
    つことで私は、基本的には「回復にある一定以上の時間がかかる作業」と判断した時点でOSクリーン環境の作成に切り替える人。
    ぶっちゃけバックアップ書き戻すほうがよっぽど楽じゃw

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